FURIAからtuyzが退団、フリーエージェントを表明

ブラジルを拠点に活動するeスポーツチームのFURIAからtuyzが脱退したことを発表しました。先月には全地域を対象にLFTを表明していましたが、今後は移籍金の発生しないフリーエージェントとして新たな所属先を模索します。

Officially F/A, open to ALL opportunities! https://t.co/0gMaL6Sk4X

— tuyz (@tuyzvlr) October 27, 2025

現在22歳のtuyzは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。同年7月に加入したINGAMING Esportsからキャリアをスタートし、その後はImperial、TBK Esportsなどブラジルの中堅チームでデュエリストとして経験を積みました。2022年10月にはアメリカリーグ参戦が決定したLOUDに移籍し、コントローラーにシフト。VCT 2023 LOCK//INでは準優勝、VCT AMERICAS 2023では優勝、VALORANT Champions 2023では3位入賞とリーグ1年目で輝かしい結果を収めました。

2024年はVCT AMERICAS 2024 KICK-OFFで準優勝、VCT 2024 Masters Madridで4位など好調なスタートを切りましたが、Mastersの終了後にビザ問題でアメリカに20日以上渡航できない事態が発生。チームメンバーと練習ができない期間が続き、VCT AMERICAS 2024 Stage 1では6位、Stage 2では9位で敗退となりました。

2024年6月にはLOUDにpANcadaが復帰したことに伴い、tuyzはコントローラーからLOUD加入以前に担当していたデュエリストや、センチネル、イニシエーターなどをプレイ。幅広いエージェントに対応する柔軟性を見せましたが、パフォーマンス低迷が続きました。今年5月にはFURIAに移籍しますが、VCT AMERICAS 2025 Stage 2ではグループステージ0勝5敗で敗退となり、今回正式に契約が終了する運びとなりました。

tuyzが脱退したFURIAのロスターは以下になります。これまでブラジル人選手を主体に活動してきたFURIAでしたが、先日にはMIBRからartzin、Natus Vincereからkoalanoob、QoR Gamingからnerveの移籍が報じられており、ブラジル人ロスターから多国籍ロスターに移行すると見られています。

•  Luiz "basic" Tessaro
•  Lucas "lukzera" Soares（ヘッドコーチ）
•  Lucas "Kamino" Kamino（アシスタントコーチ）
•  Júlia "zaz" Medeiros（パフォーマンスコーチ）
•  Khalil "Khalil" Schmidt（LFT）
•  Victor "Urango" Rodrigues（LFT）
•  Davi "Palla" Alcides（LFT）