VCT EMEA 2026 Stage 2 Play-InsにてFNATIC、Gentle Matesを下す快進撃を見せるEnterprise Esportsですが、同チームに所属するMagnumが本大会への意気込みをSheep Esportsのインタビューで語りました。本インタビューはGentle Mates戦前、FNATIC戦後のものとなります。
FNATIC戦を終えて、現在の率直な感想をお聞かせください。
最高に嬉しいです。チェコ・プラハで3週間ブートキャンプを行いましたが、スクリムで2回くらいしか勝てず、正直少し怖かったのです。気持ちはどん底で、どうやって立て直せばいいのか分かりませんでした。しかし、ベルリンに到着してからは、まるで息を吹き返したかのようでした。
昨日(8月7日)は初めてスクリムで良い結果が出た日で、チーム全体が「よし、これなら勝てるぞ」という雰囲気になっていました。1マップ目取られた際はすごく怖くなりましたが、その後、しっかり話し合い、全員で立ち直ることができました。そして、勝利することができたので、嬉しいです。
今日の試合全体の印象はいかがですか? 勝利の鍵は何だったのでしょうか?
勝利の鍵は、とにかくこのチームを「活性化」する方法を見つけることでした。PaTiTekには本当に感謝しています。彼が何度も重要な話をしてくれて、特にルーキーたちを活性化してくれました。そして、全員が勢いづきました。Iluriのコールは狂気じみているほど素晴らしかったです。コーチ陣も、私たちを大いに助けてくれたと思います。
FNATICは決して簡単な相手ではないと思います。プレイイン初戦で彼らと対戦することについて、どう感じていましたか?
FNATICは私たちが当たる可能性があった中で最も手強い相手だったと思います。たとえ彼らの調子が悪かったとしても、リーグでトップクラスの選手たちが揃っています。ただ、他に戦いたいと思うチームは特にありませんでした。というのも、もしGIANTXやNAVIのような他のチームを倒していたとしても、「勝てたのはいいけど、これはまぐれだ」と感じてしまっていたと思うからです。
FNATICが相手だと、たとえ彼らが本調子でなかったとしても、勝てた時の達成感は格別です。正直なところ、彼らがロールの変更を行ってから、以前よりずっと強くなったと感じています。crashiesをセンチネルに、Cloudをイニシエーターに変更しました。彼らは自分たちが何をすべきか、しっかりと理解しています。ただ彼らにはもう少し時間が必要なだけであり、まだ這い上がるチャンスは十分にあると思います。
あなたのチームの勝利により、このプレイインではチャレンジャーズ出身の3チームが1回戦を突破しました。他のVCTチームと、Stage 2に進出したチームとの間に大きな差があると感じますか?
プレイインに出場しているすべてのチームに、突破する力があると思います。とはいえ、明確に優勝候補と呼べるチームも当然存在します。トップレベルのパフォーマンスを発揮しているチームとその他のチームの間には、大きな差があります。Team LiquidとKarmine Corpは完全に仕上がっているので、彼らと戦うのは間違いなく厳しいものになるでしょう。
しかし、それ以外のチームとは十分に戦えると思います。その日の自分たちと相手の調子次第で、勝つことは可能です。VCTでは毎年このような状況になっていると思います。なぜなら、チーム作りが下手な運営陣やコーチが多すぎるからです。例えば、NAVIはこの半年ですでに何度もメンバー変更を行っていますし、もしまだ変更できるなら、間違いなくまた行うはずです。私から言わせれば、それはチームの作り方として間違っています。
彼らがTier2のチームに苦戦している理由はそこにあると思います。Tier2のチームのほとんどは8ヶ月、9ヶ月と一緒に活動しているからです。そういったことが、今の彼らに多くの問題を引き起こしているのだと思います。
チャレンジャーズリーグで素晴らしい一年を過ごしたこともあり、多くの人がEnterprise EsportsのVCTデビューを楽しみにしていました。Championsに出場する可能性について、ご自身ではどう評価していますか?
状況次第だと思います。1試合1試合、目の前の試合に集中していくしかありません。先ほども話したように、どの相手とも厳しい戦いになりますが、私たちは良い一歩を踏み出すことができました。勝利からスタートできるということは本当に重要です。ステージ上でプレイする感覚がどのようなものか分かったので、次の試合にはより大きな自信を持って臨むことができるでしょう。
PaTiTekと私には過去に大舞台での経験がありますが、他の3人にはありません。彼らがこの感覚に慣れ、勝つためには何をすべきかを理解できたことは非常に大きいです。しかし、もし私たちがGentle Matesに勝つことができれば、Championsに行ける可能性は80%くらいあると思っています。
チームメイトのkozzy選手は現在16歳で、数ヶ月前にデビューしたばかりですが、今はもうVCTのステージで初試合をプレイしています。今日の彼のプレイを見てどう感じましたか?
彼は時々オートパイロット状態になってしまいます。エイムは落ちないのですが、報告をやめてしまうという問題を抱えています。しかし、彼をその状態から引きずり出し、活性化させることができれば、彼は本当に驚異だと思います。16歳という若さですが、彼の才能は言葉では言い表せないほどです。彼はとにかく常軌を逸した才能を持っていますし、今は自身のパーソナリティと報告に対する取り組みの姿勢に集中する必要があります。
彼と一緒にプレイしていると、本当に圧倒されます。これが彼のVCTの初試合なのに、彼がオンラインや家でプレイしている時と何の違いも感じられないのです。彼はプレイ中もすごくリラックスしていますし、本当にいいヤツで、才能あふれるプレイヤーです。彼について悪いところは一つもありません。
tracking final boss @kozzyvl pic.twitter.com/bi7j3rC54t
— ENTERPRISE ESPORTS (@enterprise_esp) August 7, 2026
昨年リーグを去って以来、あなた自身にとっても初めてのステージでの試合でした。戻ってきてどのようなお気持ちですか?
今のチームでは私が最も経験が豊富ですので、以前とは全く違う感覚です。ストレスも感じていません。昨年のChampionsの予選でもストレスを感じていましたが、今日はプレッシャーを全く感じませんでした。今はチームメイトがプレッシャーを感じているなと思ったら、彼らをサポートしようとしています。これは私にとっても初の経験ですので、もっと上手くできるようにならないといけません。
ステージでプレイするのはやりがいを感じます。1キル1キルが本当に重要になりますし、感覚も全然違います。オンラインと比べると、ステージ上でのインパクトは全くの別物です。オンラインはそこまでやりがいはありませんが、非常に楽でもあります。なぜなら、試合前に6時間ウォームアップをして、ピークの状態に持っていくことができるからです。今日は、1マップ目の前にウォームアップすらできませんでした。セットアップに2分だけもらい、そのまますぐに試合に突入するような感じです。
次の試合はGentle Mates戦で、元チームメイトであるProxh選手との対戦になります。この試合に向けてのお気持ちをお聞かせください。
まず何よりも、Proxhに会えるのが最高に嬉しいです。実は私たち、まだ直接会ったことがないのです。また、彼らはFNATICに非常に似ているチームだと思います。彼らもロールで苦労しています。新しい選手が入ったばかりで、彼と一緒に練習できたのはたった1週間でしょうから、彼らにとっても厳しい状況のはずです。
ただ、スクリムではかなり拮抗した相手でしたし、スクリムの勝率自体は向こうの方が上だったと思いますが、勝機は半々くらいだと思います。どちらがより良いスタートを切り、立て直すことができるかの勝負になるでしょう。彼らとの対戦にはワクワクしています。※試合はEnterprise Esportsが2-0で勝利。

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