100 ThievesのVALORANT部門に所属するHikoが、CS:GOのプロよりVALORANTのプロとして活動する方が楽である理由を自身の配信で語っています。
Counter Strikeで10年以上のキャリアを誇り、昨年5月にCS:GOからVALORANTへの移行を発表したHikoですが、多忙なスケジュールのCS:GOと異なり、オンラインでの試合が基本なVALORANTの方が選手活動の負担が少ないとコメントしています。以下、配信より引用した文章を抜粋。
Spencer "Hiko" Martinのコメント
「Counter Strikeは文字通り、1年のうち7~8ヵ月は世界を飛び回っているような状態です。私が若かった頃、2013年にはよく世界を回っていました。ヨーロッパに飛んだり、ヨーロッパでブートキャンプをしていたりと、本当に大変なスケジュールでした。
もしVALORANTがLeague of Legendsのように、旅行の機会が少なく、家にいることが多く、オンラインでの試合が多くあった場合、オフライン大会はより重要で影響力のあるものになります。
そして、家族や友人、恋人を持っている選手にとっての負担も少なくなるでしょう。CS:GOの全盛期のようにフライトが少ない競技シーンの方が、みんなのためにもなると思います。」
Hikoが語っているように、CS:GOの競技シーンのスケジュールは非常に多忙で、コロナ禍に入る前は、1ヵ月に2~3回ほどのペースで大規模オフライン大会が全世界で開催されていました。
もちろん、トップチームはその殆どに参加しますが、フライト続きでチーム練習をする時間も少ない、大会で思うような結果を残せない、ホームシックなどを理由に、競技シーンの最前線で戦いながらも燃え尽き症候群、多忙なスケジュールで休養を取る選手が現れ、シーンで問題となっていました。
それらを改善する為、CS:GOのプロ選手連盟が発足され、各大会主催者が協力し、大会が開催されないオフシーズンを設けるなどの取り組みが行われていますが、現状でも完全に改善されている訳ではありません。
2018年、当時のCS:GOシーン最強チームだったAstralisは、招待された大会を辞退し「出場する大会を選んでいる。」とコミュニティでプチ炎上するようなこともありましたが(当時の炎上理由はBLASTの関係性などもありますが割愛)、現在では北欧のトップチーム共にスケジュール次第では大会を欠席することも増え、まさにその出来事は今の普通を作ったような気もします。
また、Hikoは配信で、VALORANTの競技シーンは地域性を重視しているため、活動する選手たちにとってもよりシンプルで分かりやすい構造になっていると説明しており、VALORANTの競技シーンの構造を評価しています。
またまた余談ですが、CS:GOの競技シーンのメインストリームは世界大会で、地域大会はそこまで注目されません。そのため、アマチュアから大成するには非常に道のりが険しく、アマチュアチーム、セミプロのチームは世界大会へ出場するために数少ない予選枠を勝ち取る必要があります。(CS:GOの世界大会は招待制が多い)
しかしオープン予選からなると、数百以上のチームが参加するほか、強豪チームも多く出場しているため、プロを目指す前に挫折して解散するチームも多数存在します。
道のりが険しいと言え、365日世界のどこかで大会、予選が開催されているため、本気で世界を目指すチームはフルタイムで取り組み、連日のように練習、大会、スクリムなどをこなす必要がありますが、その一例がアジアのCS:GOシーンで活動していたAbsoluteです。当サイトで何度も同じことを言っていますが、2019年当時、チームに所属せず大会の賞金だけで生活をしていたAbsoluteのメンバーは本当にプロフェッショナルなチームだと今でも痛感します。
地域重視にすることでB-Tierのチームが存在しやすくなるならそれはシーンの発展にも繋がるし新人も出やすくなるから良いと思う。
返信削除でも大会が少なすぎると今度はプロゲーミングチームが選手持たなくなったりしちゃいそうだしそれは怖いなぁ
Stage3終わったこれから半年間、Last Chanceに行けなかったチームはなにするんだろうね
削除お、オーバーウォッチ…
削除毎回、余談の記事ほんとおもしろいです
返信削除CSGOの良いところはサードパーティ大会に任されてるから自由な大会プラットフォーム組めるとこだね
返信削除当然Hikoの指摘するデメリットも出てくるけど2000年くらいから20年以上それで回ってるので成熟していることも多い
昔のDreamHackとかみたいに割と有名なチームも有象無象のアマチュアチームの予選から勝ち上がってくるみたいなシステムも面白いんだけどね
たまに負けたりしてビビった記憶がある
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