eスポーツ大会の視聴者数や視聴時間など配信データの統計を取得するEsports Chartsは、VCT 2023のスポンサー数や業種を分析した記事を公開しました。以下、記事を抄訳した文章を掲載しています。
----
eスポーツ業界にスポンサー企業は必要不可欠です。どのチームも、小さなスタートアップ企業から世界的に有名企業まで、複数の企業を契約を結んでいます。そこで当記事では、VCT 2023のインターナショナルリーグに参戦するチームのスポンサーを分析し、最も人気のあるスポンサー企業や業種を調査しました。
VCT 2023のインターナショナルリーグには計30チームが参加し、アメリカ、ヨーロッパ、パシフィックにそれぞれ10チームずつ出場しています。そして各地域には業種ごとに特徴があることが判明しました。
例えば、パソコンパーツやゲーミングデバイスが人気のある地域もあれば、食品や飲料メーカーが人気の地域もあります。各チームのユニフォームに描かれるロゴを見ると分かるように、eスポーツ業界のスポンサーは多岐に渡ります。中には子供向けおもちゃを専門に開発する企業、高級自動車ブランドもありました。
本記事執筆時点では、インターナショナルリーグには20つの異なる業種のスポンサー企業が存在し、合計214社存在しました。そして最もスポンサー企業が多いチームがPACIFICで98社、続いてEMEAが64社、AMERICASが52社でした。
なお、Riot Gamesはギャンブルサイトや仮想通期取引所といった業種のスポンサードを禁止しているため、該当企業のスポンサー企業は除外していることに留意してください。
スポンサー数ランキング
最もスポンサーやパートナー企業が多いチームは、VCT PACIFIC 2023のDetonatioN FocusMeでした。その数は25社で、これは2位のチームと比較し、約2倍の数字となります。
DetonatioN FocusMeのスポンサー企業は、世界的ブランドであるChampion、Intel、そして日本の大手家電メーカーであるSHARPなど多岐に渡ります。また電子機器メーカー3社、PC周辺機器メーカー5社と契約を結んでおり、全体的にPCやデバイス関連のメーカーが多い傾向がありました。
続いてVCT EMEA 2023で最も多くスポンサー企業を持つチームは、オランダのTeam Liquidです。全体ランキングは3位で、VALORANT部門には計12社のスポンサー企業が存在しました。Alienware、モンスターエナジー、HyperX、HONDAなど大手企業と契約を結んでいます。
そしてVCT AMERICAS 2023で最もスポンサー企業が多いチームは、アメリカのNRGでした。衣料品メーカーのLevi's、電子機器メーカーのASUSなど幅広い業種の企業と契約を結んでおり、スポンサー数は7社で、それぞれが異なる業種でした。なお、アメリカのチームはヨーロッパやアジアと比較し、スポンサー数が少ない傾向がありました。
多数のチームと契約を結ぶスポンサー企業
全体で最も多くのチームと契約を結ぶ企業は、ゲーミングチェアブランドのSecretlab、そしてエナジードリンクブランドのRed Bullの2社でした。これらの企業はCloud9、T1など3つのリーグ合わせ計7チームと契約を結んでいます。
デバイス関連で最も多くのチームの企業と契約を結ぶチームは、Logitech(日本国内ではLogicool)でした。Karmine Corp、Team Hereticsなど5つのチームと契約を結んでいます。またアパレル業界ではPUMAが1位でした。Gen.G、Natus Vincereなど計4チームと契約を結んでいます。
複数チームと契約を結ぶ企業は、一般的に1リーグごとに1チームと契約を結ぶ例がほとんどですが、一部例外も存在しました。スペインで誕生した棒付きキャンディー"チュッパチャプス"は、VCT EMEA 2023の3チームと契約を結んでいました。
業種別で見るスポンサー企業
業種別で見た最も割合が大きい業種は、家電やPCパーツ、ゲーミングデバイス、周辺機器を製造する電機メーカーでした。その割合は全体の15.5%でした。
Alienware、AMD、ASUS、HP OMEN、HyperX、LG、Lenovo、Razer、Logitec、SteelSeriesなど大手企業が含まれており、基本的には殆どのチームがPC関連企業と契約を結んでいました。中にはDetonatioN FocusMeのように、複数のPC企業と契約を結ぶ企業も存在します。
続いて2位は、食品やサプリメントを製造するメーカーで、全体の10.1%を占めていました。興味深いことに、各企業は1度に複数のチームと契約を結ぶことはなく、各企業それぞれ1チームと契約を結んでいました。なお唯一の例外として、チュッパチャプスのみ3チームと契約を結んでいます。
またヨーロッパとアジアには食品関連のスポンサーが多い傾向にありましたが、アメリカでは食品関連企業の契約はごく僅かでした。
そして3位は、飲料メーカー、衣料品・宝飾品メーカーで、両業種ともに全体の7.19%を占めていました。飲料メーカーはRed Bull、モンスターエナジー、衣料品・宝飾品メーカーはPUMA、Nikeといった企業が先導しました。
なお、銀行や教育機関、スーパーマーケット、ファストフードチェーン、レストランといった企業と契約を結ぶチームは少ない傾向にあり、最も人気の無い業種は「音楽」で、Giants Gamingとソニー・ミュージックエンタテインメントのみでした。
また興味深い点として、エネルギー業界が挙げられます。Evil Geniuseは世界最大の石油関連企業であるシェブロン(Chevron)、Karmine Corpは再生可能エネルギー企業であるEkwateurと契約を結んでいました。
総括
- VCT 2023の出場チームで最も人気のあった企業は、eスポーツやゲーム、配信業界と密接な関係を持つPCやゲーミングデバイス、ソフトウェアメーカーでした。
- 異業種では、宝飾品メーカーや高級車ブランドが存在しました。100 Thievesはティファニー、レクサス、DRXはポルシェ、LiquidはHONDAと契約を結んでいます。
- Secretlab、Red Bull、Logitech、PUMA、モンスターエナジー、ASUSは、各リーグで計2チーム以上と契約を結んでいます。またこの6企業で、全体の13.5%を占めていました。
- PC、ゲーミングデバイス、銀行などに絞ると、PACIFICは、EMEAとAEMRICASの合計より多くのスポンサー数を擁しています。
- PACIFICでは、PC関連企業と多くスポンサー契約を結ぶ傾向があります。また世界的企業ではなく、地元企業と積極的に提携を行っていました。一方、アメリカはエナジードリンク、ヨーロッパは食品やスナックの企業と積極的に取り組みを行っていました。
- アメリカのチームは、各業種ごとに1企業のみと契約することケースが殆どでした。同じ業種で複数の企業と契約を結ぶことはごく僅かでした(ゲーミングデバイスメーカー2社と契約など)。
- VCT 2023に参加するチームのうち、スポンサーが存在しないチームはインドのGlobal Esportsのみでした(公開していないだけの可能性有)。
PUMAがPUMAとスポンサー契約を結んでる事になってます。
返信削除コメントありがとうございます。修正いたしました。
削除そもそも広告代理店の電通社員が作ったチームだし、電通と癒着してるauがスポンサーだし当然ではある
返信削除偏った考え方だな
返信削除スポンサー数はリーグ最多
返信削除実力はリーグ最弱
wwwww
削除パシフィックで地元企業のスポンサーが多いのは他地域と比べてナショナルチーム的な面も強いからだろうな
返信削除来季はコーチ変えてsyouta取ろう
返信削除syoutaは来年大学があるからプロ続けるかどうかわからないってよ
削除DRXは韓国の銀行がスポンサーなんだっけ
返信削除梅崎さん有能なんだけど、良くも悪くも情に熱いからな
返信削除コーチ陣も選手陣も変えずにまだ我慢しそう
あんだけスポンサーあってコーチがあれか…
返信削除なおLOLでもvaloでも最速帰国…
返信削除LoLでも負けると良いとこ無しになってしまう…
削除もうフォトナくらいしかないな…フォトナ元は違うチームからだし
削除金生かして英語使えるインターナショナルリーグ以外の最強のメンバー!みたいなチーム作って欲しい
返信削除スポンサー多すぎても宣伝効果が分散しちゃって意味無くなってくるけどな
返信削除実際にljlのインタビューでスポンサーロゴ映るけど、多すぎて全部見れないよね
1番少ないのはSENかな?
返信削除どっかのチームにタイトルスポンサーきて欲しい
返信削除fennelホテラバ的な
なんでそんな金あるのにあそこまで弱いんだろうな
返信削除今居るやつ首にしろとは言わんがもうちょっとまともな人雇えばいいのに
ちなみにDFMは金ないぞ、スポンサー多いだけで債務超過するくらいだし
削除一度債務超過しただけでボロクソ言われるDFMも大変だな
削除ベンチャーなら債務超過なんか割とよくあることだぞ
そりゃLOLを中心とした複数タイトルで得たスポンサーだからな
削除他タイトルで得た金を投資としてvaloに流すにしても限度がある
スポンサー多くても単価が低い見栄えだけのチーム
返信削除gamewithの決算見て笑ったよ
謎の半導体メーカーことNvidiaってアジアしかスポンサーやってないの?なんか意外
返信削除そりゃ謎に覆われてる半導体メーカーだからな
削除日本経済新聞は正しい事を言ってたのかもしれん
再評価路線あるな
nvidiaなんかスポンサーしなくてもみんな商品買ってくれる・・・というか選択肢が事実上2つしかないからわざわざeスポーツチームにスポンサーとかいう無駄打ちはいらない。
削除日本経済新聞再評価路線は草
削除コーチ変えてizuとsyoutaとろう
返信削除記事適当すぎない?ChampionやSHARPとは既にスポンサー終わってるし、記事内の「HP OME」ってなに?OMENでしょ…
返信削除取り敢えず縁故採用枠のコーチ変えろ
返信削除スポンサーが多い=資金力があるは大間違い
返信削除1回gamewithの決算説明資料見てみてほしい、マジで面白いから
返信削除https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS71098/4590337a/3e56/4f8e/825c/667aed05d55a/140120230404542831.pdf
削除コメントを投稿
公序良俗に反するコメント、特定の団体や個人を誹謗中傷するコメント、スパムや記事内容と関係のないコメントは書き込まないようお願いいたします。