先日ドイツで開催されたVCT EMEA 2025 Stage 1の決勝でTeam Hereticsを破り、約1年ぶりにヨーロッパリーグで優勝を果たしたFNATICですが、キャプテンのBoasterが勝利の感想をHotspawnのインタビューで語りました。

決勝のkaajakのパフォーマンスはどうでしたか?KICK-OFF後に彼のパフォーマンスに疑問を抱いていた人もいるかと思いますが、その疑いも晴れたと思います。

本当にすごかったです。最初ピストルラウンド、相手がBに戻ってきて、私はフラッシュを食らって何も見えなかったんですが、視界が戻った瞬間にはkaajakが4人倒していて、「ああ、このラウンド取ったな」と思いました。kaajakのキルの嗅覚は本当に一味違います。私のIGLとしての仕事は、彼が最大限のパフォーマンスを出せるようにサポートすることです。

crashies選手がついにリージョンタイトルを獲得しました。どう思いますか?

数日前にその話をしていて、彼は「絶対に勝ちたい」と話していました。彼が「Alfajer、君はもうトロフィー持ってるけどさ」と言っていましたが、Alfajerは「いや、俺は別に…」みたいな返しでした(笑)。それに対して、crashiesは「俺はまだリージョンタイトルを獲ったことがないんだよ。どうしても獲りたいんだ」と言い返していました。

短い期間でTeam Hereticsと何度も対戦してみてどうでしたか?同じ相手と連戦すると、ある種の「メタ」のようなものが生まれるのでしょうか?

彼らのプレイスタイルはなんとなく把握しています。もちろん、彼らは素晴らしいチームで、最初は「まじか、次はHereticsか…。彼ら強いんだよな」といった感じだったのですが、前回負けたときに「絶対にリベンジしてやる」と、モチベーションが上がりました。

2-0で勝てたとき、自分の中で何かがカチッとハマった感覚があり、「もし自分たちが全力を注いで、自信を持って、チームを信じてプレイすれば、きっと良い結果が出せる」と思ったのです。あまり複雑に考えず、相手の読みながら、ただ正確に撃ち合うことを意識しました。フラクチャーでは少しヒヤッとしましたし、アイスボックスでもそういう場面がありましたが、最終的にはアイスボックスの攻めでフェイクを入れて読み勝ちし、最後の2ラウンドを取り切れてよかったです。

視聴者目線では、アイスボックスで6~7ラウンドをリードした時点でTeam Hereticsは心が折れたようにも見えましたが、そこから盛り返しましたよね。動揺はありましたか?

アイスボックスでは隙を見せなければいいと思っていたので、心配はしていなかったです。あるラウンドで相手がソーヴァとゲッコーのアルティメットを使ってきて、私たちとしてはまだ武器を購入できるお金もありましたし、次のラウンドを有利に戦えると思ってありがたかったです。こちらには使えるアルティメットが残っていましたし、しっかりと動きを読み、展開を把握すれば良かっただけですので、焦りはありませんでした。

フラクチャーでは彼らは構成を変えてきましたが、彼らはAメインのリテイクに苦戦していたので、Aメインを早めに取ることで対応しました。「Aメインを取って、そのままAに行く」みたいな、私たちの動きは少し単調でしたので、もう少しマップを広く使っても良かったかなと思います。ただ、Team Hereticsはローテーションが早かったため、振り返るとあまり効果的ではなかったかもしれません。

FNS選手の引退以降、VALORANT史上最高のIGLは誰かという議論が盛んです。ご自身のことだと思う瞬間もありますか?

いや、自分がそうだとは思っていません。Tier1には優れたIGLがたくさんいます。特にvalyn選手ですね。彼はGOAT(最高)とは言えないかもしれませんが、本当に素晴らしいIGLですし、IGLをしながらスコアも高いです。まだ国際大会でトロフィーを獲っていませんが、すぐ目の前のところまで行っていて、次は彼らの番かもしれません。

自分自身のことをGOATだと思っていませんが、私の目標はVALORANT史上最高のリーダーになることです。ただ、本当に難しい挑戦のため、それを目指して日々努力を積み重ねています。1日1%成長するような気持ちです。優勝したばかりで、もうすぐ30歳になりますが、それでも成長し続けられるということは、同世代や年上の方々に希望を与えられるんじゃないかなと思っています。アイスボックスでは結構良いパフォーマンスを見せることができたため、自分を褒めてあげたいです。

Team Hereticsの「決勝戦の呪い」がまた続いてしまいました。この記録について、どう思いますか?

上海前の大会(VCT EMEA 2024 Stage 1)では、彼らが私たちに勝つチャンスが十分にありました。ただ、その日はLeoの体調不良もあり、テクニカルポーズも多く、彼らも燃料切れのような状態になっていたと思います。正直なところ、はっきりとした理由は分かりません。

彼らの中には、パニックになりそうな場面でも冷静さを保てる支柱的な存在がいないのかもしれません。私自身もストレスを感じることはありますし、自分がそういう役割を担っているとは思っていませんが、できる限りポジティブに保ち、ラウンドやマップを落とした後にはリセットするよう努めています。

とにかく、私たちが彼らと対戦するときは情熱とエネルギーにあふれています。彼らにはそれが足りなかったのかもしれません。実際のところは、試合を見返して、彼らが叫んでいたのかどうかを見ないと分かりません。ただ、誰かが「Hereticsが負け始めると、ボイスチャットが急に静かになる。まるで一番静かなチームみたいだ」と言っていたのです。真偽のほどはわかりませんが、どこかでそんな話を聞きました。

15 コメント

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  1. あと10年は定期的に優勝してくれ

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  2. 最後の質問良くないな
    そんなこと聞かれても困るだろ

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  3. 今年入ってから撃ち合い強い場面増えたしマジ向上心の塊だ

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  4. 優勝してFNSの脳を破壊してくれ

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  5. 理想のリーダー crashiesが馴染めてパフォーマンスが発揮できてるのもボースターの影響がかなりあると思う

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    1. 理想のリーダー crashies
      って続けて書くなせめて句読点打て

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    2. 句読点の代わりにスペース使うやつたまにいるけどなんなんだろうね

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  6. ぼっさんあなたは光だ。
    存在してくれてありがとう。

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  7. ボースターはエイムラボをガチっているからな
    フィジカルが進化し続けるのも頷ける
    彼と同じタスクをやっている者として彼の活躍は誇らしい気分だよ

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  8. ちゃんと毎年少しずつエイム改善されてるのすごいよ

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  9. ぼっさんはlazに背中が痛くならない方法を教えてくれ

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  10. まじでぼっさん尊敬できるわ

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  11. もう30になるんだ
    わけえな

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  12. なんかイケオジになってないか

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  13. マジでかっこいい いちばん尊敬する選手

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