韓国のeスポーツチーム「BearClaw Gaming」は2月14日、VALORANT部門から全選手が脱退したことを発表しました。大会賞金、給与未払いが原因とチームのマネージャーから明らかになっています。

同チームでゼネラルマネージャーを務めたSteven Kimは同日、自身のTwitterで「BearClaw Gamingの親会社であるPlyniusより、賃金の滞納と度重なる嘘で深刻な被害を受けています」と投稿。2021年1月からスタッフ、選手含め全員が給与が支払われておらず、契約内容であった宿泊施設、設備など、チーム運営に必要な支援を受けていないことを明らかにしました。

今回の件を受け、BearClaw Gaming VALORANT部門のメンバー、スタッフは脱退を表明。今後は、アマチュアチームとしてVALORANT Champions Tourへ挑戦する意向を明らかにしています。

今年1月に結成したBearClaw Gamingは、T1、Cloud9、Crazy Raccoonの元メンバーを獲得し、韓国の競技シーンに参戦。DouYu Bie Zhuang Cup Winterで準優勝、VALORANT Champions Tour 2021 Korea Challenger 1でBEST4を収めていることから、今後に注目が集まるチームの1つでしたが、アマチュアとしての再出発となります。

また、BearClaw GamingはチームのメインスポンサーであるPlyniusと契約を終了したことを発表しており、将来的に韓国のVALORANTシーンへの再参入を明かしていますが、一度問題を起こした今、新たにチームを獲得できるか懸念の声が広がっています。

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