競技シーンやランクで頻繁に見られるヘイブンAロビーにスモークを展開しエリアを広く取る動きですが、CS:GOやVALORANTのキャスターとして活動するddkがその理由を解説しています。
補足:ddkはサイファーのサイバーケージを例に解説していますが、アストラの回収やジェットのクラウドバーストなど、他エージェントのスモークアビリティでも代用可能です。
アタッカーのラウンド開始時、ヘイブンのAロビーにサイファーのサイバーケージを展開するプロが多いのはなぜでしょうか?100クレジットとお得なサイバーケージですが、マップの性質上、非常に強力なアビリティです。その理由を探ってみましょう。
もし敵チームがAロビーをコントロールしていない場合、以下の理由でサイバーケージは役立ちます。
- Aロビーに侵入した情報を敵から遮断する
- セットアップできる状態に整える
- Aでラークができる、もしくは敵を翻弄できる
- 敵の詰めを確認できる
- サイトをローテーションする状態を整える
- 敵をAサイトに閉じ込めることができる、またはAロングから敵を遠ざけることができる
- Aロングから高速なセットアップが可能になる
まずは「情報の遮断」から解説しましょう。Aロビーにサイバーケージを展開することで、敵チームは何人がAショートに渡ったかロングから確認できなくなります。もし敵がAを1人で守っていた場合、ショート詰めに対処する必要があるので、サイトまで引かなければいけません。
敵を強制的にサイトまで後退させることで、マップを広く取れ、エリアコントロールが容易になります。
仮に毎ラウンドサイバーケージを設置し、頻繁にAショートをチームメイトとエリア取りしていたとします。この場合、敵はAサイトを警戒する必要があるので、Aに2人配置し、他のサイトを崩すことが簡単になるかもしれません。
次に「ラーク」を説明しましょう。自分でスモークを展開し、Aショートの深いポジションを取ることができた場合、チームメイトがBサイト、Cサイトへ圧を掛ければ、ラウンドの中盤から後半にかけラークが可能になります。もしくは、あなた自身がソーヴァのドローンのように敵チームの重要な情報を得ることができるかもしれません。
また、サイバーケージを利用して、Aロングの隙間に入ることも効果的です。更にはケージを介してフラッシュを投げ入れ、複数人でAロングを制圧するシーンもよく見かけます。もし敵がアルティメットオーブを回収していた場合、綺麗にエントリーキルを奪えると思います。
このサイバーケージの最も強力なポイントは、敵チームが「Aショートを詰めているかもしれない、誰も来ていないかもしれない、ケージの中からフラッシュが飛び出てくるかもしれない、Aロングの隙間に入っているかもしれない」と様々なことを考える点です。
敵チームにとってこの不安を解消するためには、ほとんどのケースでアビリティを使いAロビーの中を確認する必要があります。
つまり、100クレジットのアビリティが1つあれば、ラウンド中に多くの選択肢が得られるということです。様々な作戦に展開できるため、このマップコントールを正しく使ってくる敵は本当に怖いですよね。
Why do we see pros use Cypher's cage at A Lobby as attackers on Haven at the start of the round?
— Daniel Kapadia (@ddkesports) February 15, 2022
A bargain at just 100 credits, this cage is powerful due to its characteristics and the nature of this map. Let's explore why! 🧵 pic.twitter.com/rGQpoQoMQL
この人のデフォルトの説明ツイートも良かった
返信削除アストラの回収モクなら0クレジットなんだよね
返信削除アストラの回収モクでやる場合はタイミングずらしてふたつ使うと安全に渡れます(makiba氏のアストラ講座より
返信削除講座どこかで見られる?
削除コメントを投稿
公序良俗に反するコメント、特定の団体や個人を誹謗中傷するコメント、スパムや記事内容と関係のないコメントは書き込まないようお願いいたします。