データアナリストや理学療法士など、多方面から専門的な人材が集まるeスポーツシーン。近年では理学療法士やメンタルコーチを採用するチームも増加し、選手の健康管理を重視する傾向にありますが、Libertyに所属する理学療法士のVitor Kenji氏のインタビューがVALORANT Zoneから公開されています。
理学療法士として13年以上のキャリアを持つKenji氏は、2016年にeスポーツに参入した業界の先駆者。INTZ、CNB eSports、Flamengoなど大手チームを渡り歩き、現在はLibertyに所属。また、VALORANTの競技シーンでは国際大会出場を達成した初の理学療法士となります。
同氏はインタビューで、「腱鞘炎がVALORANTのプロ選手で最も多い症例」と語ります。腱鞘炎は手の使い過ぎにより指や手首の関節に痛みが生じる疾患で、パソコンでの作業、楽器の演奏など、手を酷使する作業で見られます。
「手首や指の腱鞘炎は、VALORANTのプロ選手に頻繁に見られます。VALORANTではマウスのサイドボタンにアビリティを設定する選手が多いので、右手の親指に負担がかかります。また、感度とDPIが低い選手が多いことも関係しています。そしてFPSはプレイする際は、肘や肩に負担がかかるパドリングを行っていることが分かりました。」
※パドリングどは漕ぐ動作のこと。サーフィンで沖に出るときやカヌーでパドルを漕ぐ際に用いられる。
Hoje teve 👀@KenjiFisio 🤝 Meu corpo pic.twitter.com/6IvD4OrlYA
— LOUD Saadhak (@loud_saadhak) May 25, 2022
「また、『高いパフォーマンスを出す』というテーマでは、理学療法士だけでは足りません。選手の健康とパフォーマンスを維持するためには、より専門的なチームが必要です。」
Kenji氏によると、Libertyは現在、医師のRicardo Eid氏、栄養士のFernanda Meus氏、体育教育者のFelipe Moreira、心理学者のAnahy Coutoの計5人で協力していると言います。
「私は、Felipe、Anahyの3人は、認知力、反応速度向上のトレーニングを普段から共に行っています。ブラジルでここまで専門的に行っているチームは、Liberty、FURIAの2チームだけでしょう。」
ヨーロッパ、アメリカ圏では実際のスポーツの専門家を雇うチームも増加しており、現在、日本ではSCARZ、REJECT含む数チームががメンタルコーチを導入しています。今後、シーンがさらに拡大していくにつれ、日本でも同様の流れが広がっていくでしょうか。
疲れにくいからハイセンシの方が長時間やるには良いとはいうが、理学療法の観点から見てもプロみたいな長時間プレイする人はハイセンシの恩恵を受けやすいのかな
返信削除とはいってもプロからしたら腕や肩の負担よりエイムが安定する事の方が重要だろうからしょうがないか
センシというか力の入れ方な気がするけどね
削除valoでいうとsmthみたいなソフトタッチならいくらやっても大丈夫だと思うし
握りつぶすくらい力入れる人はどれだけハイセンシでも指やると思う
ローセンシプレイヤーの場合は肘や肩にパドルを漕ぐ位の負荷がかかるって話だと思ったんだが
削除手や腕や肩の怪我で休んでるfpsプロってあんまり見ない気がする
返信削除休むときはメンタルか腰のイメージ
CSGOでは結構いる、特にベテラン勢が多い
削除マジか勉強になった
削除ありがとう
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