「VCT PACIFIC 2023」で1時間以上の遅延が発生、配信画面や選手名にも影響、Riot Gamesは「チケットの返金対応を行う」と謝罪

韓国では現在、VCT 2023 Masters Tokyo出場をかけたVCT PACIFIC 2023が開催中。昨日5月12日はWEEK8 DAY1が行われましたが、試合開始前に1時間以上の遅延が発生し、Riot Gamesが「チケットの返金対応を行う」と謝罪を行いました。

昨日はPaper Rex vs Gen.G、T1 vs ZETA DIVISIONの2試合が行われましたが、Paper Rex vs Gen.Gの試合開始前に1時間以上の遅延が発生。日本時間午後5時ごろに開始予定の試合でしたが、約1時間半押した6時45分ごろに試合が行われました。

VCT PACIFIC 2023の公式Twitterでは遅延について「技術的な問題の発生」と説明しており、英語配信のキャスター陣はVALORANTのゲーム内クライアントに生じた問題とコメントしました。

We would like to apologize for the delays. We are currently experiencing technical difficulties. Our team is hard at work to resolve the issue as soon as possible. #VCTPacific

— VALORANT Champions Tour Pacific (@vctpacific) May 12, 2023

しかし、問題の発生は続きます。本来、公式大会の配信ではキルやデス数、クレジット状況、アビリティ、所持武器などを視覚的に示す独自のインターフェースが導入されていますが、1マップ目のスプリットに限り、通常のカスタムやコンペティティブと同様のUIで配信が開始。

また、選手の顔を映し出すフェイスカムも非表示となり、Paper Rex所属のJingggのプレイヤー名は"VCTKRextra002"に変更されるなど様々な問題が発生しました。なおキャスター陣によると、Riot Gamesはインターフェースの問題を解決するより、試合の早期開始を優先したことから、観戦画面上に様々な問題が生じたと説明しています。

そして試合終了後、VALORANT Champions Tour Pacificの公式Twitterにて「チケットの返金対応を行う」と謝罪。「遅延により、特にアリーナに応援に下さったファンの皆様にはご迷惑をお掛けしました。そのため、5月12日のチケットはすべて返金対応をさせていただきます。返金の手続きは来週から行う予定です」とコメントしました。