昨月、カナダ・トロントで開催されたVCT 2025 Masters Torontoでチーム初となる国際大会優勝を果たしたPaper Rexですが、今年3月にチームに加入したPatMenが今大会などについてInquirer Lifestyleのインタビューで語りました。

初めて出場したMastersで優勝した時の気持ちはいかがでしたか?

本当に興奮しました。以前は観ていただけの選手たちと一緒にプレイできたことも含めて、本当に楽しかったです。

Paper Rexにとっては3度目のグランドファイナルでした。長らく手が届かなかったトロフィーをこのチームにもたらしたことは、あなたにとってどんな意味がありましたか?

チームメイトにとって国際大会優勝がどれだけ大切なものかは分かっていましたし、全員が全力を尽くして、このトロフィーにふさわしかった仲間たちのためにそれを掲げられたことを、とても誇りに思っています。

決勝までの道のりで、自分やチームに不安はありましたか?

私は常にチームメイトを信じていて、彼らの献身的な姿勢を尊敬しています。全員が「勝ちたい」という強い思いを持っていました。明確なチームの目標と決意さえあれば、不可能に感じることはありませんでした。不安や雑音をシャットアウトして、集中するだけでした。

Team Liquidとの試合はどうでしたか?

あの試合は、僕にとって一生忘れられない経験になりました。(注釈:Paper Rexは敗退がかかったグループステージローワーブラケットでTeam Liquidと対戦。第三マップでPaper Rexは12-3と大きくリードしていたが、試合はオーバータイムまでもつれ込み、最終的に14-12で勝利した。)

Masters Torontoで優勝以外に印象に残っているシーンを教えてください。

チームで過ごした時間が一番のハイライトかもしれません。みんなで夕食を食べに行ったり、試合以外でも一緒に過ごしたりしたことで、トロントでの時間を本当に楽しむことができました。

Tier2から始まり、わずかな期間でMastersのトロフィーを掲げることができました。このような未来を想像していましたか?

Paper Rexに加入した瞬間から、私たちはすぐにでもトロフィーを掲げられると信じていました。しかし、Tier1の経験が全くないTier2出身の私が、こんなにも早くMastersで優勝するなんて、正直予想していませんでした。

PatMen選手が加入してから、Paper Rexはわずか3試合しか負けていません。成功の秘訣を教えてください。

秘訣ですか(笑)?特別なものはありません。ただ、みんなが本当に一生懸命努力しているだけです。

チームで唯一のフィリピン人として、カルチャーショックはありましたか?どのようにしてうまくチームに溶け込みましたか?

alecksコーチは、私のスポーツ経験が役立っていると話してくれました。人と打ち解けて、チームと足並みを揃える力があると感じてくれているようです。ゲーム外では、みんなの文化を尊重して、不快にさせるようなことはしないように気をつけています。

VCT PACIFIC 2025での韓国滞在、Masters Torontoでのカナダ滞在と、長期間家を離れてきました。適応には時間はかかりましたか?ホームシックになったりはしませんでしたか?

ホームシックはもちろんあります。Tier2の時は、いつでも家に帰ることができました。しかし、この4か月間このチームと一緒に過ごして、新しい友達や家族のような存在に出会えて、「どこにいてもここが家」だと感じられるようになりました。

Paper Rexのアグレッシブな「W Gaming」スタイルの中で、あなたはチームを落ち着かせる存在とも言われています。自分の役割をどう考えていますか?

「W Gaming」として知られるチームに加入するのは、最初は正直大変でした。彼らのプレイスタイルに慣れるのが難しくて、何度も迷子になったような気持ちになりました。しかし、私が彼らに合わせていったというより、チーム全体が心地よくプレイできるようにお互いに調整してくれたのです。

私の役割は、チーム全員の意識をそろえて、良い雰囲気で、楽しみながらプレイできるようにすることです。それができれば、誰もが迷わず全力を出せると思います。

Paper Rexは国内外問わず常に脅威であり続けてきました。今回、優勝を果たして、他のチームに追われる立場となります。ライバルに伝えたいことはありますか?

Masters Torontoで優勝はしましたが、私たちはまだ最高の状態には到達していないと思っています。自分たちの弱点も認識していて、それを日々改善しています。Stage 1は苦しいスタートでしたが、Stage 2ではもっと良いスタートを切れるよう、全力で頑張ります

2 コメント

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  1. 正直テホナーフ無かったらキツかったと思う。逆にrrqとかはテホ居なかったらパシフィック下位だと思うわ

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  2. 頼むからS1monみたいにならないでくれよ

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