TSM VALORANT部門でコーチを務めるTailoredが、日本出身のエージェント"ヨル"についてコメントしたインタビューがDexertoより公開されています。

エピソード2の開幕と共に追加されたヨルは、フラッシュ、テレポート、デコイを操る万能型のエージェントの1人ですが、競技シーンのピック率は非常に低く、先日のVALORANT Champions Tourの北米大会でのピック率は2%(VLR.GG)、コンペティティブのピック率は3.1%(Blitz.gg)と他のエージェントと比較して、大幅に低い傾向にあります。

「現環境のメタになるのでは」と話題になった一方で、依然としてピック率の低いヨルについて、TSM VALORANT部門でコーチを務めるTailored、FaZe VALORANT部門に所属するCoreyはDexertoのインタビューで以下の様に答えています。

Tailored - 2週間、あるマップを除いた全てのマップでヨルを練習しており、非常に効果的であることに気づきました。Subrozaがヨルを使用し、スクリムでの戦績は非常に好調です。

しかし、ヨルは非常に使い勝手の悪いエージェントで、彼の長所を全て活かそうとすると、それが欠点にもなります。このゲームはシンプルに動けば動くほど、コミュニケーションや連携に集中しやすくなるので、そこが欠点です。

Droneが使用するフェニックスを見てみると、非常にシンプルなアビリティで、必要な時にキルを取りに行くことができます。深く考えなくてもその状況から切り出すことができます。また、レイナ、フェニックスもヨルには無い回復能力を持っています。

Corey - ヨルが使い勝手の悪いエージェントかは判断できませんが、ユニークさが少し欠けていると思います。

ヨルのフェイクアウトは、キルジョイのユーティリティ(アラームボット)を壊したり、レイズのブームボットを止めたりする以外には、あまり価値が無いと考えています。そして、個人的には、ヨルのフラッシュは避けやすいため、純粋に弱いと思います。

先日リリースされたパッチ2.03のアップデートで、ヨルの微調整が実施されていますが、記事内では「ヨルの核となるテーマを実現するために全体的な変更を検討中」と記載されています。今後のアップデートで強化が予想されるヨルですが、今後のアップデートに注目が集まります。

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