「世間で言われているほどランクは酷いものではない」、コミュニティによるランクへの不満を受けVALORANT開発者が語る

Shroud、Hiko、TenZなど、北米のプロを中心に不満が寄せられるVALORANTのコンペティティブですが、海外掲示板RedditよりVALORANT開発者の興味深いコメントを発見したため紹介します。

エピソード1 ACT3より、ランクから内部レートがマッチングの指標となったVALORANTですが、不満が多く寄せられるコンペティティブについて、VALORANTのランクシステムを担当するEvrMoarは以下の様に答えています。

「シーズンXの方が良かったにの、なぜ変更したのか」、「コンペティティブは前シーズンの方が良かった」という意見をよく目にします。

私たちはVALORANTのリリース以降、内部レートの決定方法やマッチメイキングは変更していません。ただ、内部レートの高いユーザー（当時リーダーボードのトップ50に入った居たユーザー）がより早くマッチを見つけられるように1つの調整を行っただけです。とはいえ、エピソード1の時と異なるシステムになっているわけではありません。6ヵ月以上前の環境と同レベルの試合をすることができるでしょう。

私たちは、どれくらいの頻度で試合がスマーフ、チーターに壊されているか、チーム間でのスキル差がどれだけあるか、個人のスキルの違い（調子が良いと悪い日）など、その他の多くの指標から「ランクの健康状態」を測定しようと努めています。

あなたが不満に感じていることも分かりますが、VALORANTでは私が取り上げた他に多くの改善すべき点があります。今後のアップデートでもっと良くなると思いますが、全体的に見ず、誤ったアイデアを皆さんが出してしまうこともあると思います。皆さんのフィードバック、プレイして感じたことを嘘だと言っているわけではありませんが、ランクシステムが完璧であるといったわけでもありません。

私が言いたいことは、勝てない言い訳を探しているために、間違ったアイデアが広まってしまうということです。ランクシステムは、常にネガティブな意見があるでしょう。それは、「自分はもっと高いランクにいるべきと感じているのに上がらない」、これがゲームに不満を感じてしまう理由です。

私たちはフィードバックを受け止め、どうすれば良くなるかを考えなければいけません。完璧なシステムは存在しませんが、世間で言われているほどランクシステムは酷いものではありません。正直なところ、何度も寄せられるアイデアもありますが、調査しても結局は嘘だったということもあるため、存在しない問題を解決することはできません。不満の原因と思われる問題は、コミュニティが雪だるま方式で大きな問題へと発展してしまうのです。

しかし、私たちは全てのフィードバック、アンケート、データに常に目を配り、問題点を把握し、それが実際の問題であるかどうか、改善する必要があるか、調査していきます。より良い体験を皆さんにしてただくために、いくつかの問題の修正を計画しています。また、どうすれば皆さんにより良い体験をして頂けるか、コミュニティの皆さんとも議論を続けていきます。 - Reddit