北米を拠点とするeスポーツチームTSMのVALORANT部門に所属するWARDELLのインタビューが、Esports.ggより公開されています

インタビューでは、CS:GOを挫折しVALORANTへ移行した理由、League of Legendsをプレイしていた経歴、自身の配信における価値観、今後の目標について答えています。以下、インタビューより一部抜粋した文章を引用しています。

この1年、あなたにとって本当にブレイクした1年だったと思います。あなたにとって、この1年の成功がどのようなものだったか教えてください。

本当に楽しい1年でした。配信を始め、初めてサブスクライブしてもらえたことを昨日のことのように覚えてます。Twitchのフォロワー数を振り返ると、これまでは1年で数人増える程度でしたが、いまでは2日で数人増えます。良い機会にVALORANTに移行でき、とても感謝しています。

CS:GOより引退した当初、VALORANTのプロへの移行を決心したことについて教えてください。配信、YouTubeに焦点を当てる可能性はありましたか?

コロナウイルスが流行している期間中、チームの資金難によりCS:GOの選手を探しているチームがあまりなかったので、自分がやりたい配信、動画投稿をやっていました。

そこで、eスポーツに注力するRiot GamesがVALORANTをリリースされると聞き、このゲームで自分の真価を発揮しなければいけないと感じました。

FLASHPOINT(2020年4月開催のCS:GO大会)の大会に出場した時、VALORANTに移行することを決断したのを覚えています。正直なところ、私はこのゲームの将来性にかなり信頼を寄せています。

Riot Gamesと言えば、League of Legendsも以前よりプレイしていましたよね?

はい。以前のLeague of LegendsのランクはダイヤモンドⅢで、初めはLeague of Legendsでプロになりたいと思っていました。しかし、League of LegendsはFPSのように1人で試合展開をコントロールすることが出来ないことに気づき、考えが変わりました。

例え自分のレーンで勝っていても、他のレーンが負けていると、チームとして負ける可能性があることに苛立ちを覚えました。そして、もっとチーム全体を1人で背負えるゲームをしたいと思いました。それが可能なゲームが、Counter Strikeだったのです。

FPSではなく、初めにLeague of Legendsに触れた経緯を教えてください。

当時、Counter Strikeにプロの競技シーンがあることを知りませんでした。当時の私には、eスポーツといえば「League of Legends」、「TSM」の2つしか浮かびませんでした。

しかし、League of Legendsをプレイした後、徐々にCS:GOへ力を入れていき、時間が経つにつれ、上達していき、気付けば上達のためにありとあらゆることをしていました。少しでも上達させるために貯金してモニターを買ったことは良い思い出です。

CS:GOの黎明期について教えてください。プロになるという夢を追う中で、どのような困難に直面しましたか?

それはとても厳しい道でした。プロになるためには、下から上へとランクを上げていかなければなりません。私の場合、ようやくプレミアリーグへの出場権を得た後、徐々にプレイも改善され、一番下のランクから、一番上のランクまで駆け上がりました。

そこからESL Pro Leagueへの出場権を手にし、更にはESCへの出場権を獲得しました。そして、私は何か素晴らしい能力を持っていると確信しました。

(注釈:WARDELLは2016~年2017年にアマチュアチームBee's Money Crewとして活動しており、ESL Pro League 北米リーグへの出場を獲得したタイミングでGhost Gamingに拾われている。)

しかし不思議なことに、大規模大会へ出場した途端、負け続けたのです。トップチームが参加する大会へ出場したときの興奮は、負け続ける度に失われていきました。北米のCS:GOシーンは、プロとアマチュアに大きなギャップがあるため、私たちのような新参者は狩られ続けるのです。

CS:GOのプロとして活動した初めの2年間は、試合を重ねるごとにトップ選手に負け続ける日々が続きました。負ける度に学び続けましたが、CS:GOはプレイ方法を学ぶことに非常に長い時間がかかります。

奇妙に聞こえるかもしれませんが、CS:GOには皆さんが考えている以上にたくさんの深い要素があることに気づきました。

CS:GOのプロとして活動している間、eスポーツ業界より離れることを考えたことはありますか?

正直なところ、CS:GOは何度もやめて復帰してを繰り返しています。プロとして活動を始めた初期の頃、私はTwistzzのような選手が有名になる前からプレイしていましたが、彼らはどんどん良いチームに拾われていきます。

他の選手は上のチームに行っているのに、自分はこの現状から動くことができないことに苛立ちを感じていました。その結果、CS:GOを辞め、大学へ進学しました。しかし、進学後、フルタイムでなくてもCS:GOに戻りたい気持ちがありました。

CS:GOでeスポーツを仕事にするブレイクスルーを見つけたと感じたときについて教えてください。また、CS:GOより引退した後、数ヶ月で復帰しましたが、そのきっかけも教えてください。

大学に通っていた際、「普通の幸せとは」について深く考えていました。大学では、自分にとっての人生とは何か、何をしたいのかを考えており、当時は2つの道で悩んでいました。

1つは大学を卒業し、より安定した生活を送る道。給料も良く、安定しており、道が既に作られています。そしてもう1つの道であるゲームの道は、険しい道であれ、僅かな幸せのチャンスがあります。

大学では、体育教師になるため運動学を勉強していました。そして、体育教師になるための資格を見て、どれだけ学ぶ必要があるかを知りました。4年間の学部課程と、教師になるための2年の追加過程です。私は深く考え、人生の6年間は二度と取り戻せないと考えました。聞く側にとってはあまりいい話ではありませんね。

そして、ゲームはどうだろうと考えました。ゲームには大きなリスクがありますが、それが自分の人生と考えると、純粋に幸せだなと感じます。毎日が幸せという夢のような職業。それが、大学を中退するきっかけとなりました。

配信を見ていると、積極的なように見えますが、実際にはより控えめな性格のように思えます。eスポーツを通して、安らぎを得ているように見えます。

一日の大半をパソコンに向かっているような人を家から連れ出すと、そんな感じに見えると思います。私の場合、ほとんどを家で過ごしているので、パソコンに向かう自分が本当の自信のある姿なのです。

Twitchでは自分らしく堂々としていますが、実際には人と話すことはあまり好きではありません。人と目を合わせると少し落ち着かなくなります。しかし、Twitchではただキーボード、マウスを操作しているだけです。誰かの顔を見る必要はありません。

配信でも稀にきまづいと思うシーンもありますが、自分ではない誰かを演じたいとは思いません。私が配信で見せる姿は、その時の自分の気持ちを100%表現しています。本当の姿を見てもらいたいし、間違った印象を与えたくありません。

TSMのメンバーはゲームの内外で友人として親しいように見えますが、それはチームでの活動において重要でしょうか?

はい、もちろんです。家族のような関係があるからこそ、毎日のチーム活動が楽しいのです。チームメイトは家族のような存在で、スクリムの日の朝はワクワクしながら起きています。

家族のようなものですから、スクリムを組むときはワクワクしますし、もっと頑張りたいと思えるようになります。

この1年間、殆ど不調に終わっていましたが、Stage 3ではようやくプレイオフへ出場できました。その時の心情について、教えてください。

コミュニティから期待されていただけに、正直なところ安堵感がありました。勝利しても極端に満足することはなく、自分が決めた高いハードルのせいもあり、ほっとした感じを覚えるだけです。

今後について教えてください。

左手の練習をしてみようかなと考えています。私は左手が利き手なので、左手でマウスを上手く使いたいと考えています。左利きのプロはほとんどいませんが、左利きのプロたちは素晴らしいAIMを持っています。私は右腕の力が弱いので、AIMが甘いと思っています。

将来的には、両利きを使いこなせるようになることを目標としています。そのため、配信では利き手を分からないようにし、いつでも利き手を切り替えることができるようにしています。

4 コメント

  1. 意外と謙虚なんだ。好感度高い

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  2. 謙虚だしいい奴そう。筋トレ配信見ようかな

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  3. csgo時代のエピソードを盛って話す人が多いけど赤裸々に話しててええやん

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  4. こいつがEUより遥か格下のNAでこれってどんだけ層厚いんだよcs

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