YaBoiDreがPUBGからVALORANTへの移行、eスポーツにおけるPUBGとVALORNATの違いをインタビューで語る

Luminosity GamingのVALORANT部門に所属するYaBoiDreが、PUBGからVALORNATへの移行、eスポーツシーンにおけるPUBGとVALORNATの違いをEsports.ggのインタビューで答えています。

Tempo Storm PUBG部門に所属し、National PUBG Leagueで2期連続優勝など、輝かしい経歴を持つYaBoiDreですが、昨年4月にVALORANTへの移行を発表。100 Thieves、beastcoastを経て、現在はLuminosity Gamingでプレイしています。

Esports.ggより公開されたインタビューでは、Luminosity Gamingの現状、PUBGからVALORANTへの移行、eスポーツ選手として活動する難しさ、100 Thievesより放出された当時の心境について答えています。以下、インタビュー一部抜粋した文章を引用しています。

Luminosity Gamingの現在の状況について教えてください。

チームに加入した当初は、何の構造もないチームでした。何の練習をするにも理由が無いように感じ、自分たちの才能、AIMに頼って勝つことだけを考えていました。

しかし今では、チーム内に構造があり、練習の生産性が向上しています。自分たちが何をしようとしているのか、方向性が見えてきたと思います。今はまだ結果が出ていないかもしれませんが、それが私たちの助けになっていると思います。

PUBGからVALORANTへの移行について教えてください。移行に伴う課題など、何かありましたか？

最初にVALORANTへ移行した際、できるだけプレイ時間を増やそうと考えていました。最初の5ヵ月間はできるかぎりプレイし、ゲームの大まかな流れ、ゲームの達成目標を理解しましたが、競技シーン参入の準備が怖かった側面があります。そのため、学習曲線はそれほど大きくなく、最初は良い選手ではありませんでした。

当時は、ただプレイしていただけなんです。そして、ただ努力を重ね、上達していきました。

eスポーツシーンにおけるPUBGとVALORNATの違いを教えてください。

正直、VALORANTはeスポーツとして優れたタイトルで、より流動的で、競争の機会も多いと感じています。ファンの数も圧倒的に多いことに加え、既に競技シーンも構築されているし、eスポーツシーンへの資金投入も莫大です。

VALORANTのプロ選手は、PUBGより遥かに長期的に活動できると感じています。このゲームには、長期的なチャンスがあるので、プロとしてのモチベーションが高まります。

どちらのゲームのプロ選手もたくさん練習していますが、上記の理由が私のVALORANTのモチベーションを高めてくれます。現在の最終的な目標は、VALORANTのトップ選手になり、ただ勝ちたい。それだけです。

あなたから見たeスポーツ業界の難しさを教えてください。

eスポーツにおける最大の課題は、ファンの獲得と職の安定です。もし良いプレイを出さなければ、たった1度の不調でチームから追い出されてしまう例もあります。

SNS上では常に罵声が飛び交っていますが、それを対処するには、良いプレイを出す以外方法はありません。しかし、精神的なスランプに陥っているとき、スイッチを切り替えることは非常に難しく、自分のベストを常に尽くすこともeスポーツ選手における最大の課題の1つと思います。

VALORANTに移籍する以前は、Tempo Storm PUBG部門のスター選手として活躍していましたが、VALORANTに移行して加入した100 Thievesでは結果を残せず放出される結果となりました。当時について、教えてください。

正直なところ、当時は最悪な気分でした。PUBGでは世界の頂点に立っているような気分だった一方で、何もなくなったような気分になりました。

Tempo Stormでは、PUBGシーンの中でも良い給料をもらっていましたが、100 Theives脱退後は自分の存在価値が無いように感じました。その落ち込みから、復帰するまでに時間がかかりましたが、その気持ちのままではいけないと感じました。そのおかげで、自分を奮い立たせ、選手としての活動を続けようと思いました。私はVALORANTが本当に好きなので、まだ選手として活躍したいと思っています。