APAC Challengersへの出場をかけた「VALORANT Champions Tour 2022 Thailand Stage 1 Challengers」にて、X10 CRITのコーチが試合中に選手とコミュニケーションを取ったとして大会失格処分となったことが発表されています。

今大会を運営するESL Thailandより出された声明によると、プレイオフ1回戦の第1試合でX10 CRITでコーチを務める0biがグローバル競技ポリシーの7.2.11項「試合中は、同じチームの他のプレイヤー以外とのコミュニケーションは禁止されます。」に反したとして、同チームの大会失格処分を発表。対戦相手は奇しくも過去にX10 CRITのVALORANT部門に在籍していたメンバーで構成されたXERXIAでした。

また、X10 CRITも本件に関する声明を公開。ファンや選手、コミュニティへの謝罪と共に、コーチを務める0biに活動休止処分を下したことを発表しています。

ファンの皆様、対戦相手、Riot Games、そしてVALORANTのコミュニティの皆様。

この度、VCT Challengers Stage 1 Thailandのプレイオフ準々決勝第1試合のXERXIA戦においてVALORANT部門のコーチを務める0biが容認できない行動をとってしまったことをお詫びいたします。

試合中、テクニカルポーズ、タクティカルポーズ以外で、コーチが選手へコミュニケーションを取る規則違反が確認されています。その結果、私たちは大会から失格処分となりした。

今回の処分は、私たちの組織で容認も促進もできない行為です。今夜の出来事が私たちのファンやコミュニティに失望と動揺を与えた恐れがあることを理解しています。私たちは、心から反省しています。

そして、直ちに0biの活動を全面的に休止させることを決定しました。私たちは組織内の文化と誠実さを修正することに取り組みます。

また、コミュニティの皆様にお願いしたいのは、所属選手へやスタッフのプライバシーを尊重し、彼らを傷つけるような発言を控えていただきたいということです。私たちは失敗から学び、成長し、更に良い形で次の戦いに戻ってくるでしょう。タイの全てのチームへ今後の試合での成功を祈っています。

今月10日に開幕したVALORANT Champions Tour 2022 Thailand Stage 1 Challengersは、XERXIA、FULL SENSE、Attack All Around、MiTH、Team NKTなど、タイの強豪チームが参戦しており、上位3チームがMastersへ繋がるAPAC Challengersへの出場権を手にします。

また、今回のX10 CRITの大会失格処分によりプレイオフ1回戦第1試合はXERXIAの勝利となり、XERXIAは2回戦でFULL SENES、Sharper Esportの勝者チームと対戦します。

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