フランスを拠点に活動するeスポーツチーム「Team Vitality」は6月10日、Twitterで人種差別的発言を行ったVALORANT部門ヘッドコーチのTanizhqをベンチに移動したことを発表しました。
Vitalityは発表内で「昨日、VALORANT部門のヘッドコーチを務めるTanizhqのTwitter上での発言を考慮し、ヘッドコーチから降格させることを決定しました。」と述べ、「私たちは不適切で過度な発言は容認することができないとはっきりと申し上げます。eスポーツが尊敬される環境にすることは私たちの目標であり、今回の件を真剣に受け止めています。」とコメントを残しています。
VALORANT ROSTER UPDATE pic.twitter.com/fCSELLDmlL
— Team Vitality (@TeamVitality) June 10, 2022
問題となるツイートは6月9日にTanizhqが投稿したツイート。Karmine Corpのアシスタントコーチを務めるZE1SHに対し「この人種差別的なゴキブリ野郎は私の会話に入らないでくれ。インド人に対する憎しみを煽ったことは、Karmine Corpの恥になるでしょう。」とメッセージを送っています(スクリーンショット)。
現在該当ツイートは削除され、TanizhqのTwitterは非公開となっているため、その背景や経緯は不明となっていますが、Vitalityの発表によると、Riot GamesやFreaks 4U Gaming(フランスナショナルリーグの運営元)と調査を行い、究明を深めていくと明らかにしています。
現在のVitalityのラインナップは以下になります。また、Tanizhqのベンチ入りに伴いアナリストのGorillaがヘッドコーチに昇格しています。
- Jokūbas "ceNder" Labutis
- Santeri "BONECOLD" Sassi
- Nathan "nataNk" Bocqueho
- Kamil "baddyG" Graniczka
- Joona "H1BER" Parviainen
- Harry "Gorilla" Mepham(ヘッドコーチ)
- Tanishq "Tanizhq" Sabharwal(ベンチ)
コメントを投稿
公序良俗に反するコメント、特定の団体や個人を誹謗中傷するコメント、スパムや記事内容と関係のないコメントは書き込まないようお願いいたします。