ENGH「FNC、SEN、LOUDなど世界トップチームへの準備はそれほど難しくない、求められるものは適応力だ」

スペイン・マドリードでは現在、VALORANTの世界大会VCT 2024 Masters Madridが開催中。昨日行われたSentinels戦では0-2で敗れたKarmine Corpですが、ヘッドコーチを務めるENGHが記者会見で試合を振り返りました。

Gambit Esportsのコーチ時代に世界大会優勝経験を持つENGHは、昨年12月にKarmine Corpのヘッドコーチに就任。昨年はリーグ最下位チームだったKarmine Corpを立て直し、VCT 2024 EMEA KICK-OFFでは見事優勝を果たしました。

世界各地のトップチームと対戦した経験を持つENGHですが、Sentinels戦後のインタビューでFNATIC、Sentinels、LOUDなど世界トップチームへの準備はそこまで難しくないと語る一方で、求められるものは適応力だと指摘しました。

「正直なところ、FNATIC、Sentinels、LOUDのような世界トップレベルのチームに対しては、準備はそれほど難しくありません。アジアや中国のチームより、戦略的に対策することは簡単でしょう。彼らは一般的なプランでゲームを進めていきますが、唯一の違いは攻撃側の動きです。相手の作戦に適応することが求められる重要な要素なのです。」

「KICK-OFFが終了した直後から、私たちのパフォーマンスはかなり悪化しました。現在のパフォーマンスは以前ほど良くないと思います。対策の問題ではなく、私たちの問題です。優勝したいのであれば、相手を対策し試合の臨むのではなく、自分たちのゲームをプレイしなければいけません。自分たちのペースに巻き込む必要があるのです。個人としてもチームとしても、改善する必要があります。」

VCT 2024 Masters Madridの初戦ではFunPlus Phoenixに勝利を収めるも、昨日はSentinelsに敗れたKarmine Corpは次戦、シンガポールのPaper Rexと対戦予定。プレイオフ進出と敗退を左右する重要な一戦ですが、どちらが勝利を収めるでしょうか。今後の試合に注目が集まります。