something「友人と日本サーバーでランクをしていたら大会に誘われたんだ。それがプロになったきっかけだ。」

先日スペイン・マドリードで開催されたVCT 2024 Masters Madridで3位入賞を果たしたPaper Rexですが、プロになった経緯から現在に至るまでをEsports Drivenのインタビューで振り返りました。

プロ選手になった経緯を教えてください。

突然の出来事でした。プライベートで友達と日本サーバーでランクをしていたら、日本のチャレンジャーズ予選に出場しないかと誘われたんです。それが約2年前のことです。それが私にとって初めてのチームでしたが、意外にも良い結果を収めました。

なんと1マップで2回のエース、そして500を超えるACSを獲得したのです。そして私はeスポーツに足を踏み入れました。私がプロ選手を目指したきっかけです。VALROANTが初の競技タイトルでした。

そして昨年、Paper Rexに加入しました。加入前と加入後で何か変わりましたか？

選手としては大きな変化はありませんでした。Tier 2からTier 1に飛び級したわけですが、カルチャーやサーバー外での働き方、チームビルディング、そして英語を学ぶことの重要性に気付かされました。

世界トップクラスのエイムを持つことで知られていますが、日々の練習はどのように行っているのでしょうか？

今日は朝9時に起きシャワーを浴び、Kovaak’sを1時間プレイしてから、デスマッチ、射撃場でのBOT撃ちをしました。そして再びKovaak’s、デスマッチを繰り返し行っていました。

昼食を取った後は再びKovaak’s、デスマッチを繰り返し、夜眠りに入りました。振り返ってみれば、ひたすらエイムトレーニングをやっていました。

Paper RexはIGLなしでプレイしていることで知られていますが、実際にプレイしてみてどのように感じますか？

状況にもよりますが、大抵は私がラウンドの動き方を提案しています。そしてチームメイトがその中から最適な動き方を選ぶか、もしくは誰かが主導権を取り、作戦を提案するかのどちらかです。

しかし、IGLなしでプレイすることは私たちが対戦相手のチームに対してどれだけ自信を持ってプレイできるかにかなり依存すると思います。

VCT PACIFIC 2024 Stage 1への期待を教えてください。

特に期待していることはありません。ただ、Masters Shanghai、VALORANT Champions 2024への出場権を得ることができればいいなと思っています。

VALORANTのプロ選手としてプレイしていて一番の思い出を教えてください。

日本の大会でFENNELにBO5の試合で敗れたことです。136キルと競技シーン最多キルの世界記録を更新したにもかかわらず、負けてしまいました。

ゲーム以外の趣味を教えてください。

実は車を運転することが大好きで、ロシアに戻ったらたくさん運転しようと思います。今は特に趣味はないので、強いて挙げるならVALORANTとエイムトレーナーくらいですかね。

VALORANT Champions 2024の決勝で対戦したいチームはありますか？

あえてGen.Gともう一度対戦したいです。パシフィック初の世界王者になりたいと思っています。

プロを目指す選手たちにアドバイスをお願いします。

重要なことは、規律正しくプレイすることです。そしてたくさん試合をプレイすること、賢くゲームをプレイすることです。