ドイツで開催中のVCT EMEA 2025 Stage 2 グループステージ3勝2敗でプレイオフに進んだKarmine Corpですが、キャプテンのSaadhakがアメリカとヨーロッパのプレイスタイルの違いやドイツでの生活について、Hotspawnのインタビューで語りました。

グループステージで無敗のTeam Liquidを倒し、プレイオフ進出を決めました。その試合に臨む際のチームの心構えは、どのようなものでしたか?

正直に言うと、ただプレイして楽しんで、この1週間準備してきたことを見せたいと思っていました。NAVI戦を終えた後、かなり多くの部分を変えましたが、それが良い方向に働きました。心構えとしては、「とにかくベストを尽くして、自分たちの作戦が機能するか試そう」というものでした。

その変更は大きかったですか?

はい、かなり多くの部分を変えました。短期間で変えるのは簡単ではありませんが、チームの反応はとても良かったと思います。

緊張感のあるオーバータイムの場面でも、その姿勢を維持できましたか?

自分たちが試合をコントロールしている感覚はあったのですが、細かい部分でいくつかラウンドを落としていました。そこでタイムアウトを取って考え、「よし、少し落ち着こう。リセットして、もう一度自分たちの作戦で行こう」と声をかけました。それがうまくいきました。

そのタイムアウトが転換点になったと思いますか?

転換点の1つだったと思います。時には一息ついて、基本を思い出すことが必要です。

2度もオーバータイムにもつれ込む激戦でしたが、疲労感はありましたか?

もちろん疲れました。しかし、だからこそ何時間も練習しています。こういう状況に慣れていないチームもありますが、私たちには耐性があります。こうした場面のために練習しているのです。たとえBO5でも、準備は万端です。

長時間の試合はむしろ歓迎しているという感じでしょうか?

そうですね、私たちはそういう試合を想定していつも練習しています。それも仕事の一部です。

EMEAでの最初の1年はどうですか?

楽しいです。似ている部分や違いがたくさんあり、面白いですね。英語でコールしなければならないので、大変だと思っていましたが、意外と適応することができました。

その適応にチーム環境は役立ちましたか?

KCのおかげです。本当に素晴らしいサポートをしてくれて、ヨーロッパで快適に過ごせています。

プレイスタイルの面で、EMEAとNAはどう違いますか?

ヨーロッパでは本当に多様なプレイスタイルがあり、それが試合をすごく面白くしています。Liquidも、BBLも、FUTも、FNATICも違います。常に新鮮で、常に学びがあります。

NAではどうだったのでしょうか?

NAでは、チーム同士でプレイスタイルを真似する傾向があると感じました。こちらではトップチーム同士の差がよりはっきりしています。

コーチのENGHと一緒にプレイしてみてどうですか?

彼はすごく面白く、とても賢いです。今まで考えなかったような角度で、ゲームを見ています。彼とゲームの話をするだけで、「ああ、そんな考え方はなかった」と新しい気づきを得られます。ここに来ることを決めた理由の1つもこれです。勝っても負けても学びがあると思っていましたが、彼からは本当に多くを学べています。コーラーとしてのスキルを伸ばしてくれただけでなく、個人としても成長させてくれています。

EMEAに来てから最も大事だと思う学びはありますか?

基礎を磨くことの大切さです。ゲームの基本をしっかり固めることの重要性を理解できました。例えば、一緒にピークする方法、エリアをコントロールする方法、ラウンドごとに同じコンディションを維持する方法、そういったゲームの核を理解することです。

これらがトップチームに共通している非常に重要な点だと思います。彼らを見ていると、必ず基礎がしっかりしていて、それがあるからこそ苦しい状況でも打開できます。最初からアドバンテージを持っているからこそ、厳しい状況から抜け出すようなスキルを身に着けることができます。

奥さんと一緒にヨーロッパへ移住しましたが、生活はどうですか?

楽しいです。気候が極端で、夏はすごく暑くて、冬はすごく寒いです。食べ物も慣れるのに時間がかかりましたが、食材のクオリティは素晴らしいです。料理ができれば最高です。テイクアウトは少し不便です。

お気に入りの手料理は何でしょうか?

今はアルゼンチンの伝統料理であるミラネサをよく作っています。パン粉をまぶしたチキンやお肉に、米やマッシュポテト、小さなサラダを添えた料理です。

食習慣は変わりましたか?

かなり良くなりました。LAでは油っこいものばかり食べていましたが、こちらでは普通の食事をするだけで、運動なしでも体重が落ちました。

KCにとってのStage 2はどうでしたか?

チームはまとまりつつありましたが、変化が必要でした。その変化が新しい風をもたらしました。今日はトップチームに勝てる可能性を示せましたし、3回のオーバータイムのうち2回は勝利することができました。

多様なEMEAのプレイスタイルへの対策は何でしょうか?

想像できることはすべてやります。アーカイブを見て、コーチと話し合い、敵の作戦への対策を考えます。相手のプレイスタイルを理解し、自分たちのゲームに適応させ、反応に備えるのです。昔はアセントをプレイすれば、どのチームも同じアセントの作戦をしていましたが、今はチェンバー構成やヨル構成など、まったく違います。常に学び、準備し続けなければいけません。

ウェイレイについてはどう思いますか?強化前のヨルのように、低いピック率が続いています。

アビリティと現在のマッププールの問題だと思います。例えば、カロードは広いスペースがありますので、速いテンポで動けるウェイレイが活躍できる可能性はあります。ただ、アビリティに改善の余地があると思います。今のヨルはテレポートが2つありますよ。その分用途が広く、ヨルを選んだ方が有利だという結論になります。

トロフィー獲得の道で最大のライバルはどこのチームでしょうか?

目の前のチームすべてです。一歩一歩進んで次の準備をする。あまり先のことを考えすぎないようにしています。

好きな食べ物を教えてください。

妻が作ってくれる料理すべてです。

13 コメント

  1. 全部の画像の味が濃いのよ

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  2. Ex6tenZといいENGHといいEMEAのコーチすごいな

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  3. 愛妻家なのいいね

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  4. 腕毛の剃り方特殊すぎる

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    1. タトゥーです

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    2. 横からだけどネタをネタとして楽しむやつ本当に減ったよな

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  5. めっちゃ楽しそうやん

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  6. 一枚だけサムズダウンの写真が混じってるな…

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  7. Enghコーチは、Gambit時代からスクリムの鬼らしいから、OTに持込めれば体力的にKCは有利なのかな?

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  8. チーリキボコッたのナイス👍️

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  9. BBLもたいがいWゲーミングなのにあんまり話題になんないよね

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  10. 写真全部面白いのバグだろ
    写真見る度にインタビューの内容飛んだわw

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