ドイツで開催されたVCT EMEA 2025 Stage 2でNatus Vincereに敗れて5-6位に終わったものの、チャンピオンシップポイントでChampionsへの出場を決めたTeam Hereticsですが、benjyfishyがFortniteからVALORANTに移行した当時のことをSheep Esportsのインタビューで振り返りました。
BBL戦お疲れさまでした。EMEAで再びトップに立ち、国際戦で結果を残すためには何が必要でしょうか?
試合直後に分析するのは難しいですが、正直負けるのは久しぶりでした。直近3回負けた試合はいずれも2-0で、試合展開はシンプルでした。しかし、今回の試合ではBBLが本当に良いプレイをしていて、私たちは「本当に難しい試合をどう戦うか」を少し忘れていたように感じました。プレイオフで簡単な試合なんて一つもなく、どのチームも強いということを思い知らされました。
必要なことは、試合そのものだけでなく、メンタル面でも何がうまくいかなかったのかを突き止めることです。良い点は、私たちはこれまで素早く適応できてきたことです。ローワーブラケットからも勝ち上がってきましたので、大丈夫だと思っています。ただ、何が問題だったのかを正確に見極める必要があるだけです。※本インタビューはBBL戦後で、その後NAVIに敗れて敗退
少し話題を変えさせていただきます。Fortniteの天才少年からVALORANTのプロへと歩んできましたが、振り返ってみてどうですか?
Fortniteは今でも私の心の中に大きな存在です。Fortniteがなければ、今の自分はなかったと思います。Fortniteでプロになった経験が、「プロになるために必要なもの」を教えてくれました。プロになるためには、どれだけの時間と献身が求められるかをそこで知ることができました。その経験がなければVALORANTの舞台に立つことはできなかったと思います。
努力がどれだけ必要かをすでに理解していたので、全力でVALORANTに打ち込みました。その結果、今ここにいます。フライトや大会、好きなゲームをプレイするなど、すべての経験に感謝しています。正直なところ、Fortniteはやりすぎて嫌いになってしまいました。ゲーム自体は好きですが、同時に嫌いでもあるような感覚です。まさに「愛憎入り混じる関係」です。だから今は触りたくないですね。
FortniteをやめてVALORANTに転向するきっかけを教えてください。
シンプルにFortniteを楽しめなくなったからです。子供の頃の夢はプロゲーマーになることでした。ただ職業としてではなく、「自分のやっていることを心から楽しみたい」という理由でした。Fortniteが楽しくなくなったと気づいたとき、Fortniteの選手をずっと続けられたとしても、変わるべきだと思いました。
当時、空いた時間でVALORANTをとても楽しんでいて、Fortniteで選手を続けながらレディアントに到達しました。そのとき、「もしすべての時間をVALORANTに注げば、本当に結果を残せるかもしれない」と感じました。成功するか、見てもらえるかどうかも分からないまま、リスクを取りました。人生最大の賭けでしたが、それが報われました。
Fortniteの経験が活きたスキル、またはVALORANTで一から作り直さなければならなかったスキルはありましたか?
良い質問です。Fortniteから持ち込めたのは、「プレッシャー下での経験」です。15歳でFortnite World Cupに出場しましたし、キャリアを通して大舞台や大きな試合を経験してきました。その経験がなければ、VALORANTで大会に出場する際にプレッシャーに押しつぶされていたと思います。
逆に、一から作り直さなければならなかったのはVALORANTそのものの理解です。FortniteとVALORANTはまったく違う世界です。Fortniteではコーチなんていませんでした。自分ひとりですべてやっていたんです。今ははるかにプロフェッショナルで、コーチが2人、アナリスト、そしてサポート体制が整っています。これは自分にとってまったく新しい経験でした。もちろん、バトルロイヤルとは違うFPSの基礎を学ぶのも大きな挑戦でした。
Fortniteと比べて、VALORANTの戦術的スタイルに適応するうえで最も難しかった部分を教えてください。
VALORANTのマクロ面、つまりトップレベルでの戦略の奥深さだと思います。それを理解するために、試合を見てトッププレイヤーが状況にどう対応するかを学び、彼らのアプローチを真似しました。例えば、nAtsからは多くを学びました。時間はかかりましたし、今も学び続けていますが、それが最も難しかった部分です。
先ほどFortniteにはコーチがいなかったと話していました。ソロでプレイするゲームから、チームゲームの世界に入り、コーチと共にプレイするうえでマインドの変化はありましたか?
Fortniteにはコーチはいませんでしたが、デュオやスクワッド、トリオではチームメイトがいたので、当時から良いチームメイトである必要はありました。ここで学んだのは、「チームの雰囲気がいかに重要か」ということです。チームの空気が悪ければ、すべてが壊れてしまいます。
1日に10時間くらいチームメイトと一緒に過ごすので、仲良くし、共にいる時間を楽しむことが大事です。そうでなければ、Fortniteで楽しめなくなったときのようにモチベーションを失ってしまいます。そのため、自分はポジティブな存在でいるよう努め、人を怒らせないようにし、士気を高めるようにしています。これはVALORANTで特に意識していることです。
Fortniteでのプレイと比べて、チームの役割としてどのようにアプローチしていますか?
一つの役割を定義するのは難しいですが、自分の一番大きな役割は「チームにエネルギーを与えること、仲間を盛り上げること、そして聞き上手でいること」です。FortniteではIGLを務めたことはなく、常にIGLの指示を聞いていました。そのスキルは今も活きています。ただ、VALORANTではとくにプレッシャーが高い場面で、もっと努力が必要になります。だから、自分の役割は「仲間の声を聞き、必要なときに鼓舞すること」だと思います。
Team HereticsはEWC前に厳しい敗北を経験しました。どのようにモチベーションを保ち、この旅を信じ続けているのでしょうか?
自分にとって大事なことは、VALORANTを楽しめているかどうかです。もちろん、勝てば最高の気分ですし、負ければ辛いです。しかし、Team Hereticsに加入してからは、勝つことのほうが多いですし、チームメイトと過ごす時間も本当に楽しいです。私の最優先事項は「楽しみながら競技を続けること」です。勝ちへの執着を失ってしまったら、その時はもうこのキャリアは自分に合っていないと分かるでしょう。しかし、当分はそうなる気がしません。
今後を見据えたとき、これまでで最も誇りに思うこと、そしてこれからの目標は何ですか?
これまでの最大の成果は、Esports World Cupで優勝したことです。大きな大会で優勝したのは初めてでした。Fortniteでも一度もありませんでした。eスポーツで約7年間活動してきて、2位ばかりでした。だからやっと勝てたことは本当に特別な経験でした。しかし、EWCはVCTとは違います。最終目標は、リーグで優勝し、国際大会で優勝することです。それが最大の野望であり、そこに到達するまで一歩ずつ努力し続けます。
お前ツヨスンギ
返信削除今年はしなりがちだったけどモチベはあるようだしまだまだ大丈夫そうだな
返信削除本当にすごい男よな
返信削除フォトナ優勝してないのか。13とかで優勝したの誰だっけ?
返信削除ブーガ
削除フォトナエリートでプライドも金もあるだろうに二年くらい結果出なくても、シーズン中でもひたすらランク頑張ってたからな。
返信削除gyenもこうなれ
返信削除日本人で全然ランクせずに来年どうなるか分かりませんがとか抜かしてる奴ら見てるか〜
返信削除結局ランクが正義ってことな
返信削除大会があるからランクできないって言ってる奴らいるけどLazは普通にオンシーズンに1000RRいってたんだよな
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