ドイツで開催されたVCT EMEA 2026 KICK-OFFにて、3位通過でVCT 2026 Masters Santiagoへの出場権を手にしたTeam Liquidですが、キャプテンのnAtsが今大会の感想をHotspawnのインタビューで語りました。
FNATIC戦勝利おめでとうございます。Mastersへの進出を決めて、今の気分はどうですか?
2つあります。まず、1年おきに地域リーグを通過したり落ちたりするというジンクスをついに破れたことです(2023年・2025年はすべての国際大会に出場したが、2024年は年間を通して地域リーグを通過することができなかった)。
2つ目は、オフラインでの自分たちのプレイに満足していることです。これまでのキャリアで、こんな感覚は一度もありませんでした。この先の結果がどうなろうと関係ないくらいです。ミニマップを見ていて、ラウンド開始から10秒で敵のリスポーン地点にいるなんて、あんなプレイをステージでできるなんて思ってもみませんでした。正直、自分でも笑っちゃうくらいです。
MiniBoo選手が、相手がエリアを出る前にリスポーン地点にまで押し寄せるプレイは印象的でした。
相手にする側の気持ちは想像もしたくないですね。やりすぎだと思います(笑)。
FNATICの選手たちは、Gentle Mates戦の後の疲労感について言及していました。カロードでの試合があまりに一方的でしたので、このまま簡単に勝てるのではないかとも見えましたが、その後のマップでFNATICが巻き返してきたことに驚きはありましたか?
特に驚きはありませんでした。別のインタビューで「もしアビスを落としていたら、残りのマップも負けていたと思う?」と聞かれましたが、そうは思いません。kaajakも言っていた通り、連戦はきついです。特に長時間の試合が続くと尚更です。昨日の試合で彼らはエネルギーを使い果たしてしまったんだと思います。
また、それは経験からくる予感というか、確信に近いものでした。彼らがどうこうというより、私はこれまで長くプレイしてきているので、相手がどんな状態にあるか分かります。たとえアビスが違う結果になっていたとしても、彼らをさらに疲れさせるためのアイデアはまだ持っていました。
接戦となったマップでも、FNATICがリードしている場面ですら、Liquidが負けることはあり得ないように見えましたが、nAts選手も同じように感じていましたか?
正直、同じ感覚でした。負けるパターンもいくつかあったとは思いますが、自信に満ち溢れていました。あと、FNATICが私たちに対して見せた対策の戦術も良かったと思います。Team HereticsやTeam Vitalityは有効な対策を打てていない印象でしたが、FNATICは違うアプローチを仕掛けてきました。Masters Santiagoに向けて良い経験になりました。
カロードの前に配信で、nAts選手がBoaster選手をターゲットにするようなコメントをチームメイトに話している姿が映っていました。また、ラウンド間には、Boaster選手が立ち上がってあなたに言葉を投げかけている場面もありました。あのライバル関係はどこから来ているのですか?
お互いにリスペクトし合っている結果だと思います。私は対戦するすべての選手を尊敬していますし、努力している人は誰であれリスペクトします。彼は本当に努力家です。ただ、彼が私たちの構成を相手にしているとき、解決策を見つけられずに困っているのを見るのは、時々ちょっと面白いです。しかし、本当に個人的な恨みとかはありません。あくまで試合です。
正直に言うと、スピーチの内容は覚えていません。準備もしていませんし、考えて話しているわけでもありません。その瞬間に信じていること、言うべきだと思ったことを話すだけです。ただ、自分が言ったことは本心ですし、それを悪いことだとも思いません。あの発言も個人的なものではありません。皆さん同意してくれると思いますが、ステージに立って戦っている間は友人ではありません。リスペクトはあっても、相手を叩き潰したい。それだけです。
※試合の配信でnAtsがチームメイトに対して「望むのはただ一つ。昨日の試合ではFNATICが苦戦するたびに、Boasterが苦しんでいる顔をしていた。今日はBoasterがもっと酷い顔をしているところが見たい。彼らを追い詰めた時、Boasterが『なぜVALORANTをプレイしているのか』と考える瞬間が見たい。彼の顔が『なぜ始めたのか分からなくなる』という瞬間が見たい。彼に5年間プレイしてきたことを忘れさせ、この日を刻み込ませるんだ」と話す様子が映っていた。
サンティアゴ行きを決めましたが、手強そうなチームはどこでしょうか?
正直、全地域の試合を見ていますが、どのチームと対戦したいかはまだ分かりません。ただ、各地域の1位通過のチームはどこも興味深いです。サンティアゴで、1位通過チームがどうパフォーマンスするのか気になりますが、今のところ特定の「このチームと戦いたい」という相手はいません。
多くの地域で、新興勢力が1位通過を獲得する一方で、お馴染みの強豪チームがミドルブラケットやローワーブラケットで苦戦するという珍しい光景が見られました。これには何か理由があると思いますか?
いろいろな理由があると思います。例年好成績を収めているチームの多くは、年初はシステムの構築や戦術の幅を広げている最中なので、比較的弱い状態にあります。予選を通過したチームに戦術の幅がないと言っているわけではありませんが、シーズン序盤で判断するのは早すぎます。そして、戦術の深みで劣るチームが勢いで強豪を倒す可能性は常にあります。
そのため、準備の差が大きいのだと思います。KICK-OFFは毎年そうで、予想外のことがたくさん起きます。だからこそ、一部のチームはKICK-OFFをそこまで深刻に捉えず、Stage 1やStage 2への準備期間とエネルギーを確保するために、可能な限り試合をこなす場と考えている節もあります。もちろんKICK-OFFからMastersに行きたいという気持ちは全員持っていますが、経験上、この時期は時に「ランダム性が高すぎる」ことがあるのです。
wayne「シンガポールの無名の若手を獲得することはリスクだったはず。その決断をしてくれたnAtsに心から感謝している。」
MiniBoo「Team Hereticsを叩いたり、『彼らのせいで俺がダメになった』なんて言うのはやめてほしい」Masters進出決定後に古巣への想いを語る



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