アメリカで開催中のVCT AMERICAS 2026 Stage 1のグループステージ最終週のNRG vs Sentinelsの試合において、NRG所属のEthanのテクニカルポーズ中の行動を巡り、コミュニティで議論が勃発しています。プレイオフ進出を懸けた重要な試合で発生した事象に対し、Ethan本人や対戦相手のJonahPがSNSで言及する事態へと発展しました。
発端は最終マップのロータスの4-4の同点で迎えた場面で、SentinelsのcorteziaのPCに不具合が発生し、Sentinels側がテクニカルポーズを要請しました。ポーズが入り、選手たちがマウスとキーボードから手を放して待機する中、NRGのEthanはスパイクを持ったままAサイトからCサイトへと進行し、ジャンプしながらクリアリングを行う様子が配信映像に映し出されました。その後、Ethanを追いかけたjohnqtがキルする場面も確認されています。
しかし、VCTの公式大会においてテクニカルポーズ中の移動は明確なルール違反であると指摘する声がコミュニティで相次ぎ、Ethanの行動に批判が集まりました。SNSでは「Sentinelsの防衛セットアップの情報を得るために走り回っていたのではないか」「スポーツマンシップに反する」といった厳しい意見が寄せられました。
この事態を受け、Ethanが自身のXで「ラウンド中、これがテクニカルポーズなのか審判に何度も確認しました。しかし、ラウンドの残り時間の間、審判からは返答も指示もなかったため、私はそのまま動き続けました」と説明し、2マップ目でも同様に発生したブリーズでのテクニカルポーズでSentinels側が動いていた問題も指摘しました。
「昨日のSentinels戦において、ブリーズとロータスで発生したテクニカルポーズを巡り、かなりの騒動に発展しています。試合中にどのようなやり取りが行われていたのか、一般の方々には見えたり聞こえたりしていないと思うので、事実関係を明らかにしておきたいと思います。」
「まず、第2マップのブリーズのポーズについて、ラウンド開始から10秒後にmadaのPCがクラッシュしたため、私たちは即座に審判にポーズを要請しました。また、問題が発生してプレイできないことをSentinelsに直接伝えるため、チャットにも打ち込みました。その数秒後、Sentinelsの選手たちに次々とキルされました。あのような光景は今まで見たことがなかったので、ポーズ中になぜ彼らが動いているのか、審判に説明を求めました。その理由としては、『タイマーがまだ動いており、ポーズがまだ有効になっていなかったから』というものでした。」
「第3マップのロータスのポーズについて、ラウンド開始から約10秒後に、Sentinels側のPCがクラッシュしました。Sentinelsの選手がチャットでクラッシュしたと打ち込みました。私はラウンド中、これがテックポーズなのかどうか審判に何度も確認しましたが、ラウンドの残り時間(1分40秒)の間、審判からは何の返答も指示もなかったため、私はそのまま動き続けました。これで事情が皆さんにはっきり伝われば幸いです。」
During yesterday’s match vs Sentinels, there seems to be quite a bit of drama surrounding the tech pauses that occurred during Breeze and Lotus.
— NRG Ethan (@ethanarnold) May 11, 2026
Just wanted to give some clarification since the public probably can’t see/hear what’s being said during the match.
Breeze (2nd Map)…
この声明に対しても「Sentinelsの選手たちはポーズだと分かった瞬間に即座に動きを止めていた」「情報を得るためにマップを動いていたことを『動き続けた』と表現するのはごまかしだ」と、一部からは厳しい視線が向けられている中、SentinelsのJonahPが反応し、「Ethanが動き回ろうが、何もせずに立っていようが、試合の結果は変わらなかったはずです。もうこの件は終わりにしましょう」と過度な非難をやめるようファンに呼びかけました。
「Ethanが非難される筋合いはありません。彼が言っていることは事実です。ブリーズでは、私たちはAFKのソーヴァとKAY/Oをキルしたことでラウンドが有効ではないことに気づきましたが、審判から何も知らされていませんでした。指示もなかったため、ロールバックされることを見越してそのままプレイしました。ロータスでもEthanが動き回ろうが、何もせずに立っていようが、試合の結果は変わらなかったはずです。この件は終わりにしましょう。今後このような事態を防ぐためには、審判からのより的確な指示と、今後に向けた説明が必要です。」
Ethan doesn't deserve any hate for what happened and what hes saying is true, on breeze we found out the round wasn't live because we killed sova/kayo afk and we weren't told anything, we weren't told not to move so we played the round out expecting the roll back. Ethan moving… https://t.co/CoVgIWl06H
— SEN JonahP (@JonahP_) May 11, 2026
2026年のVCT公式ルールブックの第6.2.3条によれば、「テクニカルポーズ中は、ヘッドセットを着用したままでなければならず、プレイヤーがエージェントを操作することは禁止されています。タイムアウト中に移動したり、アビリティを使用したりすることはできません」と記載されており、両チームともに違反に該当する可能性がありますが、配信ではタイマーが停止しておらず、ポーズが完全に適用されていなかった可能性も浮上していることから、ペナルティはないのではといった声も寄せられています。

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