イギリスを拠点に活動するeスポーツチームのFNATICは11月7日、VALORANT部門に所属するBoasterと契約を終了したことを発表しました。2021年2月のVALORANT部門設立に伴い加入して以降、長らくキャプテンとして牽引してきましたが、約5年半の在籍に終止符を打ちます。今回の発表について、Boasterは自身のXで「一つの時代の終わり」と題し、声明を公開しました。

「私を信じ、信頼してくれた素晴らしいチームメイトやスタッフ、そして良い時も苦しい時も応援してくれたファンの皆さんと、これまでの年月を共に過ごすことができたことを心から恵まれていたと感じています。無名で夢を追っていただけのIGLに加わることを決めてくれたSUMN FCのオリジナルメンバー、いつも支えてくれ、もし失敗しても必ず味方でいてくれた私の家族、そして何より、私を鍛え上げ、規律を教え込み、プロ契約を結ぶまで家賃まで支払って信じ続けてくれたYinsuには感謝しかありません(本当にすごいプレッシャーでした!)。」

「FNATICで過ごしたこの数年間を決して忘れることはありませんし、皆さんも忘れないでいてほしいと願っています。私はずっとeスポーツの歴史に名を残したいと思ってきましたが、ここまで来て気付いたのは、愛する人たちや肩を並べて戦った仲間たちと思い出を作ることのほうがずっと大切だということです。ああ、また涙が出てきてしまいました。」

「いずれにせよ、これまでの人生で出会い、様々なことを教えてくれた皆さんなしには、成し遂げることはできませんでした。私の旅はまだ終わりを迎えていませんが、FNATICで過ごす時間はこれで終わりとなります。ひとつのポストにすべてを書き切ることはできないので、近いうちに動画を投稿し、さらに詳しい思いをお話しする予定です。このような機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。心から寂しく思っています。」

現在31歳のBoasterは、2015年にCS:GOの競技シーンに参入。複数のイギリスのチームで5年間プレイした後、2020年にVALORANTへ転向を表明し、翌年2月にFNATICへ加入しました。以降5年にわたり、IGLとしてチームを牽引し、VCT 2023 LOCK//IN、VCT 2023 Masters Tokyoで優勝、VCT 2021 Masters Reykjavik、VCT 2025 Masters Toronto、VALORANT Champions 2025で準優勝など数々の結果を残しました。

2026年はVCT EMEA 2026 KICK-OFFで4位と上々の成績でシーズンをスタートしましたが、主力メンバーの離脱やVeqajの健康問題などが重なり、Stage 1では5-6位、Stage 2では11-12位で敗退。個人成績も低迷したほか、特にチームとして初めてChampionsへの出場を逃す結果となり、苦しい1年間となりましたが、モチベーターとしてチームを支えてきました。

今回、Boasterの脱退が発表されたFNATICのロスターは以下になります。FNATICにはmarteen、Minny、valyn、ANGE1ヘッドコーチの加入が報じられており、来季に向けた立て直しが進められています。一方、AlfajerとBoasterはGentle Mates、crashiesはT1への加入が伝えられており、それぞれの道を歩む見込みです。
  •  Kajetan "kaajak" Haremski
  •  Kirill "Cloud" Nekhozhin

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