韓国のNo.1 VALORANTチーム「Vision Strikers」でコーチを務めるtermiのインタビューが、Esportsheavenより公開されています。

昨年6月、韓国のNo.1 CS:GOチームMVP PKのメンバーを中心に設立されたチームVision Strikersは、VALORANTの競技シーン開幕以降、韓国トップチームとして活躍。Riot Gamesが主催する公式大会FIRST STRIKE KOREA、VALORANT Champions Tour 2021 Korea Mastersなど、出場した全ての大会で優勝を収めており、獲得した賞金総額は14万ドル(約1,500万円)を超えます。

Esportsheavenより公開されたインタビューでは、同チームでコーチを務めるtermiが、Vision Strikersの強さの秘訣、韓国のVALORANTシーンが抱える問題、韓国の競技シーンのレベルについて、答えています。以下、インタビューより一部抜粋したコメントを引用します。

Vision Strikersの強さの秘訣

私たちには、この地域で最初にVALORANTへ参入したプロチームであることなど、様々な利点がありました。また、CS:GOから移行したことで、非常に優秀な選手、スタッフが揃い、その全員がこれまでの成功に貢献してくれました。

(チームが強い理由として、経験や才能だけではなく、)一般的なチームよりも遥かに多くの練習を積んでいるでしょう。しかし、これだけの練習をしても、メンバーの全員がまだ誰にも負けないチームだとは思っておらず、それがモチベーションの核になっていると思います。

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韓国のVALORANTシーンが抱える問題

個人的には、VALORANTがリリースされた当初より問題があると思っています。韓国のオンラインゲームが流行ってきたパターン、傾向を比較すると、インターネットカフェ(PCカフェ)からユーザーを呼び込むことができ、初めて成功する傾向が多くあります。

VALORANTがリリースされた当時、VALORANTのアンチチートシステムVanugardにより、インターネットカフェではVALORANTがプレイすることが禁止されており、この問題は現在も解消されていません。もし、Vanguardが無ければ、更に韓国で流行するゲームになっていたと思います。

また、「VALORANTは複数のジャンルのゲームを1つにまとめたゲームのため人気が出ない」といった意見もありますが、あくまでも最大の問題はVanguardが最大の問題です。

インターネットカフェが無くても、韓国では自宅でプレイするユーザーも増えていますし、リーグ大会も順調に進んでいると思います。もう一度言いますが、この問題さえ解決されれば、より人気が出ると思います。


韓国の競技シーンのレベル

Vision Strikersが韓国のトップレベルのチームであることは事実ですが、VALORANT Challengers Koreaを見て、他のチームの実力が上がっていることを実感しました。

私が見た限りでは、この地域は国際的に活躍できる大きな差異の用を秘めていると思います。それを考慮すると、私が期待するチームを1つだけ上げることは難しいです。どのチームとの試合も、私たちにとっては「主戦場」になるでしょう。

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