Riot Gamesは5月7日、コミュニティより寄せられた質問にVALORANTの開発スタッフが答える「ASK VALORANT」を公開しています。
今回のASK VALORANTでは、前回のACT終了時にも話題になったコンペティティブが「一方的」に感じる理由に加え、今後のスマーフ対策、リプレイシステムの実装について答えています。以下、リリース文より引用した文章を掲載します。
Q. VALORANTの試合は、たまに運試しのように感じることがあります。自分のランク帯にはそぐわない格上の対戦相手とよく遭遇するような気がするのですが、スマーフ(メインアカウントよりもランクの低い別アカウントでプレイすること)が横行しているのでしょうか?
A. 比較的少数とはいえ、スマーフが存在することは事実であり、対戦相手に大きなフラストレーションを与えています。そこで私たちは、様々なルートを通じてフィードバックを収集し、VALORANT内で行われているスマーフの現状について調査を行うことにしました。
現在も調査の真っ最中ですので、具体的な内容をお伝えすることはできませんが、私たちは以下のようなテーマのもとに、スマーフへの対策を進めています。
- どのようにスマーフを検知するか、またプレイヤーはどのくらいの頻度でスマーフに遭遇するのか?
- なぜプレイヤーはスマーフを行うのか?
- プレイヤーから要望への対応不足がスマーフを招いていないか?
- スマーフ対策として、どのような変更を加えるべきか?
スマーフの被害にあっている方たちにとっては、すぐにでも解決してほしい問題だと思います。ですが、こうした複雑な問題には、時間をかけてでも確実な方法で対処していかなくてはなりません。もちろん、他のシステムに悪影響を及ぼすことなくです。そのためにも、プレイヤーが何を望んでいるのか、また全プレイヤーにとって満足のいく対処法はどんなものか、正確に把握したいと考えているのです。
例えば、スマーフの大半は悪意によるものではなく、ランクの離れたフレンドとランク戦をプレイしようとしているのだということが分かっています。一方で、少数とはいえ悪意を持ってスマーフを行うプレイヤーがいることも確かです。
スマーフ対策のカギは、単にペナルティーを与えるのではなく、悪意のないプレイヤーがスマーフをしなくても済むように、VALORANTのプレイ環境を整えることだと考えています。まずは、こうした悪意のないスマーフに対する解決策や緩和措置を講じたうえで、残りの「悪意のあるプレイヤー」に対し、VALORANTからの追放も視野に入れた厳しい処分を科していくつもりです。
スマーフ対策は、現在コンペティティブチームにとって最優先課題の一つです。調査はまだ完了しておらず、その結果に基づいた変更を導入するまでには時間を要しますが、この重要課題に適切に対処できるよう、皆さんの声に耳を傾け、大量のリソースを投入していることをどうかご理解ください。
今回、せっかくの機会ですので、もう一つお知らせしておこうと思います。「異様に強い」プレイヤーと対戦するのは確かにストレスですが、私たちの調査によると、スマーフはコミュニティーの一部で信じられているほど蔓延しているわけではないことが分かっています。たまたま調子が良いプレイヤーと一緒の試合に入ったということも、往々にしてあり得るのです。もちろん、スマーフが重大な問題であることを否定したり、この問題自体を軽視したりするつもりは一切なく、解決に向けて尽力すべきだと考えています。ただ、もし今度妙に強いプレイヤーに遭遇することがあったら、たまたま相手の調子が良い可能性もあるということを、思い出していただければと思います。
—Jon Walke(コンペティティブデザイナー)、Sara Dadafshar(プロデューサー)
Q. リプレイシステムについて、最新情報はありますか?
A. VALORANTのリプレイシステムについては社内の複数チームが関心を持っており、話し合いが行われています。現時点で共有できる最新情報はありませんが、初期段階とはいえ本格的に議論が進められていますので、近いうちに最新情報をお伝えできると思います。
—Brandon Wang(ソフトウェアエンジニア)
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