Riot Gamesは11月23日、来月1日に開幕する世界大会「VALORANT Champions 2021」の公式テーマンソング「Die For You」を公開しました。以下、Upcomerから公開されていたミュージックビデオのストーリー、動画制作チームが語る制作秘話を紹介します。

公式テーマソング「Die For You」

今回公開されたVALORANT Champions Tour 2021の公式テーマソング「Die For You」は、「重要なプレイをするだけではなく、恐怖に打ち勝ち、目の前の試合に勝利するために一歩引くことも大切だ」をテーマにした曲となっており、楽曲はアメリカの音楽プロデューサーGrabbitzが担当しています。

「Die For You」は、ブリムストーン、セージ、フェニックスの3人が、設置されたスパイクに辿り着くために様々な障害を乗り越え、サイトのリテイクを目指すストーリーになっています。リーダーシップを取るブリムストーン、慎重さが足りない行動を取るフェニックス、自分自身の力のコントロールに苦戦するセージなど、各エージェントの恐怖心、葛藤が表現されており、それらをどう乗り越え、チームで協力し勝利を目指すかという構成になっています。

また、動画には「クラッチがいかに重要であるか」という意味も込められています。1回のクラッチは、試合に勝利するか、敗北するかを決定する重要な分かれ目となっており、そのプレッシャーに押し潰されるか、プレッシャーを跳ね返し試合の流れを変えるか、VALORANTにおけるクラッチの重要性を説いています。

制作陣が語る開発秘話

ミュージックビデオの制作は、2020年10月まで遡ります。VALORANTのグローバル・コミュニケーション・リードを務めるAnton Ferraro氏は、「League of Legendsのような歴史、有名選手が存在しない状態で、ミュージックビデオの制作を始めました。」と語ります。

League of Legendsは、「Awaken」、「Warriors」、「Burn it All Down」など、様々な名曲が世界大会で公開されてきましたが、VALORANTの競技シーンはまだ1年目です。Sentinels、Gambit Esportsなど、世界中で注目を集めるチームは存在しますが、「Faker」のような存在はまだVALORANTに存在しません。そのため、開発陣は「Die For You」は選手、チームにフォーカスを当てるのではなく、ゲーム全体を表現すべきだと考えました。

楽曲を担当するGrabbitzは、EDMシーンで著名な音楽プロデューサーです。過去にPegboard Nerds、Savoy、Deadmau5を手掛けた人物で、One Republicとコラボした経歴も持ちます。Anton Ferraro氏は「彼の曲が動画の意味に最もマッチしていると感じた。」と語り、様々なアーティストから選ぶ中、Grabbitzの楽曲が一番適していたとコメントしています。

賞金総額100万ドル(約1.1億円)の「VALORANT Champions 2021」は、12月1日から12日にかけドイツ・ベルリンで開催されます。全世界から各地域を勝ち抜いた16チームが参加し、日本代表として「Crazy Raccoon」が出場し、「Gambit Esports」「Team Vikings」「Team Secret」とグループCで対戦予定です。

2 コメント

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  1. valoで全盛期SKTみたいな実績を残すのは相当難しそうな気がする

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  2. Tenzは絶対Fakerみたいな神にはなれないと思う。

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