アルゼンチンを拠点に活動するeスポーツチーム「KRÜ Esports」に所属するkeznitが、差別的発言や不適切行為を理由に、Riot Gamesから1試合の出場停止、6ヵ月の保護観察処分が下されています。

昨月、keznitがGamelanders所属のdgzinに対して発した差別的発言がブラジルコミュニティで炎上し、スクリムサーバーから追放される事態に発展した本件ですが、今回の騒動に対し、Riot Gamesが発表した内容は以下になります。

KRÜ EsportsとGamelandersの練習試合中、Keznitはグローバル競技ポリシーの7.1.2に違反しました。この規則は、選手は常に誠実さとスポーツマンシップの最高水準を持つ必要があると定めています。

この規則に反したとして、KeznitはVALORANT Champions Tour 2022 LATAM Challengersの1試合を出場停止とし、更に6ヵ月の保護観察期間が課せられます。また、Keznitはプロとしての振る舞いを学ぶプロフェッショナリズムコースを受講し修了する必要があります。

経緯

2022年2月、KRÜ EsportsとGamelandersの練習試合中、両チームの選手間で不適切な発言を含むチャットでの騒動が発生しました。その中で、Keznitはdgzin (Gamelanders所属) に対して、プロ選手として不適切な発言をしました。

罰則

差別的発言は、VALORANT Champions Tourに出場する全選手に求められる基準に直接的に違反します。それらを受けRiot Gamesは、KeznitへVALORANT Champions Tour 2022 LATAM Challengers Stage 1の次戦において、出場停止処分を決定しました。

また、Keznitに6ヵ月の保護観察期間を設け、彼の所有するアカウントに不適切な言動が無いかを定期的に調査します。保護観察期間中にポリシーに反した場合、大会出場停止、賞金の没収、サーキットポイントの没収など、更に重い罰則が追加されます。

保護観察期間中、Keznitは、Riot Gamesのプロフェッショナリズムコースを受講することが義務づけられます。このコースは、プロとしての振る舞い、個人が自律的に成長できる体系学習を提供します。

出場停止、保護観察など重い処罰が下されたkeznitですが、同選手が所属するKRÜ EsportsはRiot Gamesの発表に対し、不服を唱える声明を公開。騒動に関与したKRÜ Esports、Gamelandersの全選手に対してグローバル競技ポリシー7.1.2に則った処分を下すべきと主張しており、「私たちの選手が脅迫、差別を受け、メディアによる誹謗中傷の対象になっている」とコメントしています。

また、keznit自身もTwitterで反論。「今回の件は本当に悲しく、腹立たしいことです。常々口にしているよう、私は人種差別主義者ではありません。」とTwitterに投稿しています。

KRÜ Esportsは先日、VALORANT部門の6人目の選手としてwaitの獲得を発表していますが、keznitが抜けた穴を埋める形でラインナップへ参加すると予想されます。KRÜ Esportsは明日3月13日(日曜日)、ラテンアメリカのプレイオフ進出をかけVALORANT Champions Tour 2022 LATAM ChallengersでLeviatánと対戦予定です。

4 コメント

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  1. 前の記事のコメントで人種差別ごとき問題じゃない言ってるなかでこの記事は草

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    1. まぁ人種差別軽視してんのその人くらいだろうししゃーない

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    2. そのコメントしたやつじゃないけど実際処分甘くねえかこれ
      た〇〇なおばさんに比べたらお仕置きにもなってねえぞ

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    3. 被害訴えてる側も煽ってたみたいだしそれ考慮してるんじゃないかな

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