2週に1度のペースで新スキンが登場するVALORANTですが、その中で「エフェクトが無いスキンを開発する理由」を開発者が明らかにしました。

発端は100 Thievesのオーナーを務めるNadeShotが投稿したツイート。来週にリリース予定の新スキン「エンデヴァー」がエフェクト、カラーバリエーションが存在しないことに対して、「チョークで書かれたようなもの」と不満を示すツイートを投稿しました。

Riot Gamesと開発チームには失礼承知の上ですが、スキンにカラーバリエーションやエフェクトが無い場合、そのスキンはただのチョークで描かれたようなものです。エンンデヴァーは非常に多くの可能性を秘めていると思います。

上記ツイートには7,000以上のいいねに加え、コミュニティ、開発者から様々な意見が寄せられている中、実際にVALORANTのスキン制作に携わるSean Marino氏がTwitterで反応。スキン開発の裏に秘められた苦悩と葛藤を語りました。

この場を借りて、スキンの開発過程を少し紹介したいと思います。私たちスキン開発チームは非常に情熱溢れるメンバーで構成されており、最上級のスキンであろうとなかろうと、全てのスキンに対して真摯に開発に取り組んでいます。

私たち開発チームは、ユーザーの皆さんがエフェクトが無い、カラーバリエーションが無いなど、スキンに物足りなさを感じている様子を目の当たりにしてきました。実際、全てのスキンにエフェクトを導入するなど、より良い改善に向け開発は行えるのです。

しかし、時には代償も必要です。G.U.N.コレクションにUFOに乗った宇宙人がエージェントを誘拐するフィニッシャーをつけたり、ティグリスに炎のエフェクトをつけたり、エルダーフレイムのフレンジーをペットのように動かすなど、皆さんもそのようなアイデアを考えたことがあるでしょう。しかし、ただ想像するだで、業界を全く知らないと感じています。

私たち開発チームは素晴らしいアイデアを常に考えており、実際に開発する技術はあります。しかし、全てのスキンに150%の力を注いだとしましょう。開発チームは1つのスキンを開発するたびに燃え尽き、スキンのリリース頻度もかなり遅れ、価格自体も非常に高価になるでしょう。

そのような世界は誰も得をしません。私たちは、皆さんにとって最も有意義だと思うよう考え、開発を進めています。

実際「ガイアズ・ヴェンジェンス」は、エフェクト、オーディオ、カラーバリエーションを追加するため、1年遅れでリリースされました。更に改良を進めるため延期を繰り返した結果、チーム内では「このスキンが発売されることはないだろう」と噂にもなっていました。

また「プロトコル 781-A」も本来は2021年内にリリースされる予定でした。しかし、スキンに新しい機能を追加することは予想以上に難しいことだと分かり、リリースが遅れる結果になりました。

また、スキンの中には、開発がある程度進んできたら、自分たちの力不足に気づき、やり直しが余儀なくされることもあります。私たちは卓越性が求められますが、"小さなチーム"です。もちろん、人員を増やせば良いのですが、それだけで問題が解決するとは限りません。

私たちのスキン開発に正解はありません。なぜなら、スキン開発は銃に色を付けて終わりではありません。VALORANTというゲームは、最高のスキンコンテンツを提供することで、他の業界と一線を画していると信じていると思います。

また、Sean Marino氏同様に同じくスキン開発に携わるPreeti氏も反応。開発チーム自体が大きくないことに加え、全ユーザーを対象に喜んでもらえるようスキン開発に尽力していると語っています。

私たちスキン開発チームは、それほど大きなチームではありません(2020年時に比べると大きくなりましたが、他のゲームタイトルと比べると非常に小さいです) 。そのため、できるだけ多くのユーザーに向けたカッコイイスキンを作ろうと尽力しています。

ゴージャスのように見えながら実際は主張の少ないスキン「エンデヴァー」ですが、セレクトエディションのスキンを求めるユーザーにとって、嬉しいスキンになることを願っています。

VALORANTの開発チームはコミュニティに密接に寄り添うことで知られますが、特にスキン開発チームはReddit、Twitter上で頻繁に顔を出すなど、コミュニティの意見をより取り入れている印象が伺えます。特に昨年11月に実施していたスキンに関するAMAでは、ユニーク溢れる回答を多く残しているため、気になった方は是非ご覧ください。

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