アイスランド・レイキャビクで開催中の「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 1 Masters Reykjavík」プレイオフの敗者側トーナメント1回戦で、「ZETA DIVISION」が「DRX」に2-1で勝利し、日本勢初となるVALORANTの世界大会ベスト4の快挙を達成しました。

ZETA DIVISION vs DRX

  •  ZETA DIVISION [2-1]  DRX
    •  ZETA DIVISION [13-11]  DRX (Icebox)
    •  ZETA DIVISION [10-13]  DRX (Ascent)
    •  ZETA DIVISION [13-04]  DRX (Split)

1マップ目は、ZETA DIVISIONが選択したアイスボックス。開幕2ラウンドはDRXが取得しますが、ZETA DIVISIONは大敗を喫した先日の試合のミスを修正するように、SugarZ3roとcrowのアビリティでスパイクの設置妨害、セージの壁を軸に人数をかけてスパイク解除を積極的に行う防衛を見せます。crowの4キル、Depの4キルなど、フィジカル面でも劣らない防衛で、前半ラウンドは8-4とリードを広げ、後半ラウンドに移動します。

前半ラウンドでDRXに2回タイムアウトを使わせるなど、かなり有利に展開した前半ラウンドと打って変わって、後半ラウンドはDRXがZETA DIVISIONのスパイク設置を許しません。Aサイト、Bサイトへの侵入に苦戦するZETA DIVISIONは6ラウンドを連取され、ラウンド差は8-10まで返されます。

しかし、ZETA DIVISIONはミッドに活路を見出し、Lazがキッチンを搔き乱す動きが功を奏します。DRXは常にミッドを警戒する必要性が出てくるので、従来の防衛ができず、ZETA DIVISIONはマップコントロールを掌握。5ラウンドを取り返し、最終スコア13-11でアイスボックスを取得しました。

2マップ目は、DRXが選択したアセント。ZETA DIVISIONが国内予選から初手でBANし続けたマップで、2022年度で初めて公式戦でプレイします。そんなZETA DIVISIONのエージェント構成は、ジェット、ソーヴァ、アストラ、キルジョイ、チェンバーの2センチネル。

やや重そうに見えるZETA DIVISIONのエージェント構成ですが、Lazはチェンバーで積極的にファーストキルを取りに行くデュエリスト運用のような動きを見せ、トレードマークは深めに設置し、DRXのシフトに素早く対応できる防衛を見せます。TENNNのクラッチなど高プレイも繰り出しますが、DRXの対応力が僅かに上回り、前半ラウンドは5-7とDRXにリードを許します。

後半ラウンド、SugarZ3roのクラッチなどZETA DIVISIONは開幕から好調な滑り出しを見せ5ラウンドを取得しますが、BuZzは前半ラウンドのLazを彷彿させる積極的なファーストキルでエリアを広く取得。更にサイト内への侵入をも許さず、最終スコア13-10でDRXがアセントを取得しました。

3マップ目は、Liquid戦で勝利を見せたスプリット。ZETA DIVISIONはミッドにセージの壁、ヴァイパーのスモークで時間を使わせる動きでミッドを掌握。更に要所要所のアビリティが非常に熟練されていることに加え、TENNNのフィジカルがDRXを圧倒します。前半ラウンドは10-2と、ZETA DIVISIONが大幅にラウンドを広げ後半ラウンドに移動します。

後半ラウンド、Lazのクラッチでピストルラウンドを取得しますが、DRXは限られたクレジットで購入したシェリフ、スティンガーで粘り強くラウンドを取得。しかし、DRXの逆転は2ラウンドで終了します。ZETA DIVISIONは時間を十分に使い、Aサイト、Bサイト、ミッドと3つの入り口をコントロールし、的確に、そして堅実にスパイク設置まで展開する攻めを見せ、2ラウンドを連取。最終スコア13-4と圧倒的ラウンド差でスプリットを制し、マップスコア2-1で勝利を収めました。

FNATIC、NiP、Liquid、DRXと世界の強豪チームを下し破竹の勢いで勝ち進めるZETA DIVISION。敗者側トーナメント3回戦に進出するZETA DIVISIONの次戦は4月23日(土曜日)午前5時、G2 Esports、Paper Rexの勝者側チームと対戦予定です。

試合後インタビュー (日本語配信

Dep選手、試合を終えての感想を教えてください。

Dep:本当に、まさか勝てるとは思っていなかったので、どこまで行っちゃうんですかね、見たい感じです。

XQQコーチ、試合を終えていかがでしょうか。

XQQ:僕は勝てると思ってここにきているので、最初から勝つ気でいました。最高です。

初戦では大敗を喫したDRX戦ですが、どのように対策を行ったのでしょうか。

XQQ:死ぬほど研究して、昨日、寝る時間が遅くなるまで動画を見ていて、僕ら今日もチーム全体で共有して、その結果がコレなのかなと思います。

アセントピックについて教えてください。ヘイブンよりかは、という感じでしょうか?

XQQ:そうですね。でも、僕らは割とどこでもできると思っているので、はい。

今日のチームメンバーの表情はいかがでしたか。

Dep:最高に良い表情でしたね。

次の対戦相手は、G2 Eposrts、Paper Rexの勝者チームですが、相手チームの印象を教えてください。

Dep:G2は一回負けているので、再戦になったら絶対に勝ちます。PRXは、APACの頃からゴリゴリのイメージが強くて、それにビビっちゃんですけど、それにビビらずに行けば勝てると思うので。

XQQ:(G2 Esportsに対して、)一度負けた相手には勝たなきゃいけないと思っているので、間が空くと思うんですが、その間にしっかりと準備して対戦に挑みたいと思います。

Paper Rexに関しては、DRXと同じですが、アジアにいる頃から練習を重ねてきて、お互いをしっかりと高め合ってきたチームですので、ここはしっかりと勝ちたいと思います。

応援してくれるファンにメッセージを頂いてもよろしいでしょうか。

Dep:いつも応援ありがとうございます。本当にいつも力になっています。この後もまだまだ試合は続くので、もっと強い自分たちを見せれば、と思います。

試合後インタビュー (本配信)

まずはおめでとうございます。初戦では5ラウンドしか取得できなかったDRX戦ですが、今回はベスト4に入る見事な勝利を収めました。この期間で何があったのでしょうか?何が違ったのでしょうか?

Laz:まずはありがとうございます。DRXの初戦は、相手が本当に上手くて手も足も出ず、ボコボコにされてしまったのですが、しっかりと試合を見直して、何が悪くて、何が良かったのかをしっかりと修正して、自分たちの戦い方、戦略もそうですし、細かいところ、大会特有の緊張感、焦りから生まれるミスをしっかりと直し、それが今回、DRX戦の勝利に繋がったのかなと思います。

そしてDRXは、本当に昔から長い間、アジアのシーンを一番に引っ張ってきたチームで、自分たちもとんでもない量の練習を通して、自分たちが成長するキッカケを作ってくれた師匠のようなチームだったので、大きな舞台で彼らに少し近づくことができて凄く嬉しいと思っています。DRXに一番大きな感謝を送りたいです。

この大会に来た時、まずは1勝と仰っていましたが、今ではトップ4、そして優勝に近づいています。Laz選手は優勝できると思いますか?

Laz:正直、自分が理解できる以上の順位に来てしまっているので、勝利してもフワフワしているのはあるんですが、自分たちの戦いだけではなく、FNATIC、NiP、Liquid、そしてDRXときて、彼らの分まで勝つしかない、勝利だけを見て進んでいきます。

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