ZETA DIVISION「トップ層と比べて目立つ粗い点をオフシーズンで改善する」、来年度への意気込み、今後の改善点をインタビューで語る

現在、トルコ・イスタンブールでは世界大会「VALORANT Champions 2022」が進行中。日本代表として出場した「ZETA DIVISION」はグループステージ敗者側トーナメント決勝でLOUDに敗れ、惜しくも敗退となりました。

試合後、メディア向けに行われた行われた記者会見では2022年度シーズンを通して学んだこと、そして来年度への意気込みを語りました。

2022年はZETA DIVISIONにとって大きな年になりました。チーム、そして日本の競技シーンにとって、どのような意味を持つ1年になりましたか？

Laz：そうですね、Championsで負けてしまった後で、あまり良い感想は出てきませんが、Masters 1はかなり良いところまでいきましたが、Stage 2では負けてしまい、Championsもグループ敗退で良くは無い結果でした。これからまた頑張ろうという段階です。

今年、ファンの期待がZETA DIVISIONの活躍を押し上げたように思えますが、来年に向けVALORANTのシーンにどのような成長を期待していますか？

XQQ：今までと同じように、国際大会に挑戦するチャンスが有るという点が最低条件必要だと思っています。日本のシーンでは、NORTHEPTIONの活躍だったり、僕らのMasters 1での活躍を含めて、まだまだ伸びてくるチームは多いので、来年以降、今までよりも日本のシーンのレベルが上がればいいのかなと思っています。

Laz選手に質問です。今回のChampions含めて、2回の世界との戦いを経て、この1年で通じたと感じた部分とまだ差があると感じた点はどこでしょうか。

Laz：Championsは通用しないまま終わったばかりですので、Masters 1の経験から言うと、実力や連携、スピード、戦略など自分たちの持っているものを短期間で修正して、成長するという点は他のチームよりも優れていたと思います。

XQQコーチに質問です。先ほどの配信インタビューでもマップのBAN&PICKに触れられている場面がありましたが、今回LOUDとの再戦において、BAN&PICKにどういった狙いがあったのでしょうか。また、LOUD側のBAN&PICKで難しかった部分などあれば教えて下さい。

XQQ：まず一番印象的だったのは、LOUDが初戦で勝利したフラクチャーをBANしてきて、OpTic戦で見せたパールもBANしてきことで、再戦を凄く意識したBAN&PICKだったと思います。その結果、僕たちは勝負したかったパールやフラクチャーを消されてしまったので、情報が少ないバインドやヘイブンをプレイせざるを得なかったというのがありました。

crow選手に質問です。LOUD戦はリベンジマッチということで、対戦に向け準備したこと、また実際に戦ってみての感想などをいただければと思います。

crow：情報が少ないマップの対策に関しては、前大会や予選を見てかなり研究して試合に挑みました。アセントは前回の試合を研究してピックを変えたりしたのですが、LOUDのアセントが強かったという印象です。

今年1年の経験を通して、今後どういった点を伸ばしていきたい、またどういった課題を改善していきたいなど明確に見えた点はありますでしょうか？

XQQ：改善していきたい点としては、本当のトップ層の試合と比べると粗い点が目立つので、そういった点をこれからのオフシーズンで改善していきたいと思います。

今回のChampionsは、大会のために特別変えた部分もあったので、かなり粗い点があったと思いますが、Masters 1やStage 2、今大会からの学びだとすると、そのタイミングでの強い構成や戦い方をしっかり吸収できると今後良いのかなと思っています。

XQQコーチにお伺いします。LOUDのアセント戦はにおいて、どのような点が強いと感じましたか？

XQQ：一言でいうなら、熟練度の違いかなと僕は思います。彼らはこの構成で長い間アセントを戦ってきているので、相手がどうであれ、どういう時に何をすべきなのかというのがかなり早く出てきて、それが共通認識として共有されているからこそ、安定した戦い方ができるのかなと思います。

今回のChampionsを振り返ってみての感想、そしてファンの皆さんに一言お願いします。

Dep：自分的に今大会は最悪の状態かつ最悪のグループという感じでどうなるのかなと思っていたのですが、自分たちが用意してきたものが全然通用していて、来年が本当に楽しみだなと感じました。 

負けてはしまったのですが、グループステージではやれることはやって負けたと思いますので、また来年楽しみにしていただけたらなと思います。