昨月末、アイアン帯を連れたアカウントがアジアサーバーでランク1位に到達し国内外のコミュニティを騒がせましたが、それを受け、過去1年間に行った6つのスマーフ対策をVALORANTの開発者が明らかにしました。
今回明らかにしたのは、VALORANTのランクシステムを手掛けるシニアコンペティティブデザイナーのEvrMoar氏。Reddit上に寄せられた先述したスマーフ・ブースティング問題に対し、以下のように答えています。
私たちは、フルパーティーシステムを悪用するアカウントを検知し、適切に対処を行っています。このアカウントとパーティーについては既に認知していました。しかし、誤検知を減らすために直ちに対処を行うのではなく、ランクを操作しているユーザーを確認してから対処を行っています。
確かにリーダーボードを荒らされることは悔しいですが、ランクを不正に操作するアカウントは直ぐに分かりますし、対策も立てることができます。ランク関係無しに5人パーティーでプレイすることができるシステムのメリットでありデメリットであることは理解していますが、スマーフ対策のため相応の効果も得られていると感じています。今後、シーズン開幕の第1週目をお楽しみください。
また、同スレッドに寄せられた「スマーフ問題を解決してください」の意見に対し、EvrMoar氏は「過去1年、スマーフアカウントを大幅に減らすことができた」と回答。過去1年間で行った6つのスマーフ対策を語りました。
過去1年、私たちはスマーフアカウントを大幅に減らすことに成功しました。数で見ると膨大な数字です。ここで、私たちがスマーフ対策のため行った1年間の変更を見ていきましょう。
- ランク制限を緩和し、フレンドと共にプレイしやすいシステムに変更した。
- 5人パーティー制を採用し、フレンド5人でプレイできるよう変更した。
- 購入したアカウントやボットアカウントを削除するため、複雑な検知システムを導入した。
- 新しいアカウントがランクをプレイするための時間を5倍以上増加させた(今年1月、コンペティティブへの参加条件をアンレート10勝からアカウントレベル20以上に変更している)。
- スマーフ検知システムを実装し、スマーフアカウントが本来いるべき内部レートに迅速に移動するよう変更した。
- ランク変動がスマーフにどう影響を与えるかを分析し、何らかの形(モチベーションを意図的に下げるなど)でスマーフを減らす取り組みを行った。
以上のような変更を行ったにも関わらず、スマーフに関する皆さんからの問い合わせは変わりません。スマーフを確実に検知することは非常に難しいため、正確なデータではありませんが、現在は過去一番スマーフが少ない環境です。
ということは、次に考えなければいけないことは、皆さんのスマーフに対する認識をどう変えるかです。なぜなら私たちがどう対策を行っても、皆さんのスマーフに対する思いは変わりません。私たちはスマーフとの戦いを辞めるつもりはありませんが、皆さんのスマーフに対する思いは恐らく以前に比べ大きくなっていると思います。
また、私の勘違いであれば申し訳ございませんが、他のシュータータイトルから来たプレイヤーがVALORANTを始めた際、「常に動き続けるプレイヤー」が多いと感じます。下位ランク帯でスマーフに関するクレームを調査していると、ある試合では30キルをしているのに、次の試合では10キルしかしていないプレイヤーをよく見かけます。
このようなプレイヤーは、常に「Wキー」を押したまま、果敢に攻撃を仕掛けるプレイヤーです。ゲーム理解やセンスではなく、エイムだけでキルを取ろうと考えているからだと思います。そのアグレッシブなプレイスタイルが功を奏するときもありますが、常に詰め続けていると、ゲームに大敗する可能性もあります。つまりスコアが試合によりバラつき、スマーフと勘違いされる理由の1つになっていると考えます。
もちろん、言い訳をするわけではありませんが、スマーフが絶対にいないとは言い切れません。昨年、スマーフに関する大規模な調査とシステム変更を開始して以来、スマーフは大幅に減少しますが、寄せられるクレームの数は変わりません。
30キルしたからとはいえ、その人が「確実にスマーフである」と決めつけるだけでなく、今後は「コンペティティブは公正なシステムである」と皆さんに感じて頂くために、信頼を築くことが必要だと感じています。
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