Riot Gamesは本日、サイファーの強化やフェイドの弱体化含むPBEパッチ5.10を公開しましたが、TenZやvalynなど複数のプロがサイファーの調整内容に苦言。現環境で高いピック率を誇るセンチネル「チェンバーの足元にも及ばない」とTwitterでコメントしました。

本日発表されたパッチ5.10では、サイファーのトラップワイヤーの最大長が1.5倍に増加、アルティメットのニューラルセフトが2回検出、死体への使用可能時間が撤廃など、全体的な強化が実施。開発者は「トラップワイヤーの最大長を伸ばすことで、新たなセットアップを開拓してほしい」とコメントしています。

SNS上では調整内容に賛否両論が寄せられる中、Sentinelsに所属するTenZが反応。自身のTwitterで「サイファーの実用性が以前より高まったことは事実ですが、チェンバーという名の圧倒的エージェントの足元にも及びません。彼の別名は『どんなアビリティが飛んできてもテレポートで逃げ切れる』です。」とコメントし、今回の変更でサイファーが強化されてもなお、テレポート可能なチェンバーに軍配が上がると指摘しました。

続けて「他のセンチネルをぶっ壊れ性能にすることなく、チェンバーに勝る強化を行うことは現実的に難しいと思います。センチネルを使う方々がアイデンティティを見失わないよう、スーツを着た彼を調整する必要があります。センチネルメインは彼に長い間、苦しめられてきました。」とコメントしています。

また、The Guardに所属するvalynもサイファーの調整内容に反応。「サイファーの変更は正直平凡で、彼の本質的な問題は解決できていないと思います。個人的には彼のトラップを破壊する難易度を上げる必要があると思います。現在のトラップワイヤーはブームボットやサッチェル、プラウラー、ショックダーツ、そして交戦中の流れ弾でも破壊されてしまい、価値ある情報を得ることは難しいと感じています。」と言及。

続けて「トリップワイヤーの最大長を伸ばすことで少し改善はできますが、結局はエントリーのアビリティにすべて破壊されてしまいます。」とコメントし、トラップワイヤー破壊の容易さがサイファー本来の弱さであることを指摘しています。

現環境で圧倒的なピック率を誇るチェンバーですが、その本質は敵の索敵や足止めなどセンチネル的な強さではなく、瞬時に逃げることが可能なテレポートやアルティメットのオペレーターなど、1ピックを取ることが可能かつオペレーターを持つことができる数少ないエージェントであることが問題視されています。

今年9月に開催された世界大会VALORANT Champions 2022では当時OpTic Gamingに所属したyay、ZETA DIVISION所属のLaz、DRX所属のBuZzがチェンバーを操り圧倒的存在感を発していましたが、Lazは試合後インタビューで「ランデブーの範囲は狭くはなったが、従来同様に使おうとしたら意外と使えた」、「弱体化はされたが、オペレーターを使う場合はまだ強いと感じた」と回答していました。

大会終了後、開発者は「チェンバーがセンチネルの役割を独占」していることを認識しつつ、「ランデヴーに対抗できるカウンタープレイの選択肢を作り出すことに集中していく」とチェンバーの弱体化を予定していることを明らかにしていましたが、現時点で詳細な調整内容は不明。来年以降の競技シーンではセンチネルのピック率が均等化され、より多様な戦術が見られることに期待されますが、今後のアップデートに注目が集まります。

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