Heretics Mixwell「サポートに徹し、若い世代に主役の座を譲る」、Hereticsの感触、G2 Esportsでの苦悩をインタビューで語る

今年10月、G2 EsoprtsからHereticsに移籍したMixwellのインタビューがInven Globalで公開されています。インタビューではG2 Esportsでの苦悩、Hereticsの強み、チーム内でのポジションについて語りました。

Hereticsに合流し2ヵ月が経過しますが、感触はいかがでしょうか？

とても良い感じです。楽しいです。3人のチームメンバーとよくプレイしていますが、本当に相性が良いと感じています。毎日の練習も楽しみながらプレイできますし、一緒にインドの大会にも出場しました。共に過ごす全ての瞬間を楽しんでいます。

Hereticsには以前共にプレイしたメンバーが在籍していますが、役割やポジションなど変化はありますか？

私はチームのサポート役に徹することにしました。若い世代に主役の座を譲ったことが大きな変化です。

私はチームプレイを意識した選手になることを目指しており、以前より連携が必要とされるプレイが多くなると思っています。そして、自分自身の選手経験を活かし、チーム全体を強化したいです。

約2年間、G2 Esportsに在籍していましたが、そこで学んだ最大の教訓を教えてください。

G2 Esportsで学んだ最大の教訓は、チームには優れたIGLが必要だということです。G2 Esportsではチームを牽引するリーダーシップが欠けていました。例え最高の選手がいたとしても、役割を上手く振り分けることができなければ、結果は残せません。

また自分の役割を守ることも大事だと感じました。私はチームのためにいろいろな役割やポジションを諦めてきましたが、自分が気持ちよく、快適にプレイすることができなければ、結局はチーム全体に影響を及ぼすと感じました。

「いろいろな役割やポジションを諦めてきた」ということですが、どのようなことを諦めてきたのでしょうか？

誰もIGLをやりたがらず、良いIGLも見つからなかったため、私がIGLを引き受けたことが一番の諦めでしょうか。良くないと分かっていましたが、結局は説得されてしまい、IGLを引き受けた結果、大会後にはベンチ入りする残念な結末となってしまいました。それが1つです。

2つ目は、準備不足です。毎日毎日役割を変えており、十分な準備もできないまま大会に出場した結果、最終的にはプレイオフに進むことができなくなってしまいました。やりたくないと思ったのに引き受けてしまったことがその他にいくつかあります。

HereticsのIGLは誰が引き受けるのでしょうか？

IGLはBooが引き受ける予定です。彼はOG LDN UTDでIGLをプレイしてきた非常に経験豊富な選手です。彼はG2 Esports時代に足りなかった1つのピースのように感じます。

先程少しお話しされていましたが、Hereticsはインドで行われたValorant India Invitationalに出場し、素晴らしい結果を残されました。Mixwell選手は6名のエージェントを使いこなす幅広いエージェントプールを披露しましたが、今後も多様なエージェントを操るポジションを担うのでしょうか？

チームが必要とする役割は何でもプレイすることが私の役目だと感じています。インドの大会では6名のエージェントをプレイする必要がありましたが、特に問題はありませんでした。好きなエージェントもいれば、苦手なエージェントもいますが、最終的には試合に勝てればいいと思っています。

Valorant India Invitationalでは準優勝を果たしましたが、優勝を逃した最大の要因は何だったのでしょうか？

マップごとの準備にもっと時間を割いていれば、勝つことができたと思います。時間がなく、複数マップでは十分な準備ができていませんでした。またもう少し規律を守りプレイする必要があると感じました。有利に展開していたに関わらず、有利を活かすことができなかった場面が多々ありました。しかし、優勝したPaper Rexは素晴らしいチームです。彼らを非難したいわけではありません。

Hereticsの強みを教えてください。

優秀なスタッフ陣、大きな可能性を秘めた選手、そして賢い選手が揃っていることが強みです。またチームメンバーの相性も非常に良く、より強いチームになるための努力を厭いません。チームによってはその逆のようなチームもありますからね。

Hereticsのコーチ陣について、詳しくお聞かせください。

neilzinhoはコーチとして非常に成長しています。彼は以前、G2 Esportsにも所属していましたが、当時が有名チームで初めてのコーチング経験でした。G2 Esportsで経験を積み、DarkZero Esportsに移籍しましたが、そこでさらに成長したと考えています。彼は世界トップクラスのコーチだと思っているので、彼がチームにいることで非常に心強いです。

また、元プロ選手のweberがアシスタントコーチとして在籍していることも強みです。2人のサポートには本当に感謝しています。

先日、Twitterで「VALORANTのワールドカップが見たい」と投稿されていました。もしスペイン代表を作るとしたら、誰を選びますか？

IGLにkoldamenta、デュエリストにFit1nho、そして私です。またKiles、loWel、Yuriiが良いでしょうか。かなり迷いますが、6人体制でマップごとに選手を変えることが一番良いと思います（笑）。

WE NEED A VALORANT WORLD CUP.

— Heretics m1xwell (@Mixwell) December 6, 2022

Mixwell選手が選んだスペイン代表はどこまで通用すると思いますか？

正直な所、高く評価されないような気もしますが、どの選手も本当に優秀で、かつ相性もいいと思います。冗談抜きで優勝できるかもしれませんね。

インタビューありがとうございました。ファンに向けて一言お願いいたします。

いつも応援してくれて、本当にありがとうございます。YouTubeでは毎日動画を更新しているので、チェックしてくれると嬉しいです。また、Hereticsのコミュニケーション言語は英語です。スペイン語を分からなくても、英語が分かる方はチェックしてみてください。