先日行われたVCT PACIFIC 2023の決勝でDRXを破り見事優勝を果たしたPaper Rexですが、同チームを牽引した「something」が自身の名前の由来、そしてコンペティテイブのランクを上げる秘訣をONE Esportsのインタビューで語りました。

以下、インタビュー記事から抄訳した文章を掲載しています。

VCT PACIFIC 2023の決勝MVPは、Paper Rexのデュエリストを務める「something」選手でした。

韓国の強豪チームDRXとの5マップに渡る戦いで、ブリーチ、レイナ、ジェットのエージェントを使用し、94キル64デス25アシスト、ACSは241と驚異的なスコアを叩き出しました。

優勝を決めた5マップ目の「バインド」では、レイナをピックし、22キル12デス3アシスト、そしてASCSは292と圧巻のパフォーマンスを披露し、チームを優勝に導きました。

そんな彼は3ヵ月前、日本のeスポーツチームSengoku Gamingでプレイしていました。公式大会「VALORANT Challengers Japan 2023 Split 1(通称:VCJ)」のプレイオフでは、IGZIST戦で120キル、FENNEL戦で136キルを記録し、競技シーンの歴史に名を刻みました。

このような舞台での大記録は、VALORANTのコンペティティブを何時間もプレイし積み重ねてきた努力の結晶です。彼は今回のインタビューで、ランクを上げる秘訣を明らかにしてくれました。

somethingはVALORANTをプレイする前、2つのゲームをプレイしてきました。最初にプレイしたDota 2では5000MMRを達成し、ゲーム内で最も高いランクであるImmortalの1つ下のランクである、Divineに到達した過去を持ちます。

また彼の選手名である「something」は当時名付けられました。彼は自身の名前についてこう語ります。

「正直に話すと、この名前はウクライナのあるDotaプレイヤーからパクりました。彼はスマーフアカウントでプレイしており、英語に翻訳すると『something』でした。」

「今思い返すと、なんでこの名前にしたのか分かりません。適当に付けたと思います。ただ彼の名前を本当に気に入っていたので、盗んでしまいました。」

そして彼は、MOBAからゲームを切り替え、CS:GOをスタートしました。CS:GOでプロになることはありませんでしたが、FACEIT(CS:GOの大会やパブをプレイできるプラットフォーム)の大会に出場し、好成績を収め続けました。当時から高いマウス感度でプレイしており、それは今も同じです。

これらのタイトルとVALORANTを合わせると、彼は12年間のゲーム歴を持つことになります。VALORANTではリーダーボードランキング1位を達成した経験を持つ「something」ですが、インタビューで以下のように語りました。

「VALORANTは3年間、毎日10時間プレイしてきたので、ランク1位に到達することはそれほど難しいことではありません。私は2度、1位を達成した経験を持ちます。別に難しいことではありません。ただプレイし続ければ、いずれは到達できます。」

彼は自分のプレイを見直しながら、ランクをプレイします。例えば、あるアングルで撃ち負けてしまった場合、同じ戦い方は絶対にしません。その代わり、より多くの選択肢を出し、新たな戦い方を考案します。

彼は、なぜそうなってしまったのか、なぜ倒されてしまったのかを意識しており、「何が問題なのかを分析する」ことを欠かしません。

彼はランクを上げることに疲れを感じることがあっても、それは稀なことだと話します。なぜなら「勝ちたい」からです。彼は「VALORANTをプレイすること自体が最高に楽しい」と話します。

「私のランクを上げる方法に、隠し事や秘密は存在しません。ただプレイし、ただ突き詰めていく。それだけでいいのです。たくさんの時間を費やせば費やすだけ、いつかは成長し、きっとランクは上がるでしょう。」

彼は現在、VALORANTの競技シーンにおける「ジェット」の代名詞として知られています。

彼が大記録を樹立したエージェントのジェットですが、VALORANTのベータ版時には、全く違うエージェントをプレイしていました。当時彼は、ヴァイパーをメインピックにしていました。そしてレイナ、次にジェットと移り変わり、現在のスタイルが確立されたのです。彼はインタビューの最後で以下のように語りました。

「正直な所、他のジェットを使う選手のプレイを見たことがありません。他のプレイヤーから何かを盗むのではなく、ただ目の前の自分の試合をプレイするだけです。」

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