昨年にeスポーツからの撤退など様々な報道が流れたEvil Geniusesですが、CEOを務めるChris DeAppolonio氏が昨年の振り返りや今シーズンの目標をESIのインタビューで語りました。以下、記事から一部抜粋したコメントを引用しています。

昨年のEvil Geniusesはまさにジェットコースターのような1年だった。VALORANT Champions 2023で世界王者に輝いた一方、VALORANTを除く全部門を解散した。さらには2024年にeスポーツから完全撤退などの報道も流れた。

現在、Evil GeniusesのCEOを務めるChris DeAppolonioは2020年にCIO(最高情報責任者)として入社した。そして昨年8月に前CEOが退職したことに伴い、CEOに就任した。彼に与えられた使命は設立25年を迎える節目である今年、昨年の不評を忘れさせるようにチームの軌道を戻すことだ。

Evil Geniuses(以下EG)は現在19人のスタッフが在籍している。彼がCIOとして在籍していたころより、はるかに少ないメンバーだ。現在保有するのは1部門のみのため、スタッフ全員が一丸となり、VALORANTに注力している。

「現在は5人の選手、2人のコーチ、そしてマネージャー、マーケティング、営業など様々なスタッフがいます。今年の目標は、世界大会チャンピオンの称号を防衛することです。」

しかし、昨年はeスポーツ業界全体に蔓延していた不況からチームを守ることはできなかった。彼は財政難の中、選手と大会運営の間で圧迫されていたと話す。

「基本的にパートナーシップ収益を上げる方法はありません。そして、私たちは大量のグッズを販売しているわけではありません。野球やアメフトのように、会場の駐車料金、ポップコーン代、ビール台といった収益もありません。」

VALORANTはEGが注力すべきタイトルだった。EGがかつて参戦していたLoLの北米公式リーグLCSもフランチャイズリーグだが、VALORANTのリーグはそれを上回る人気だった。誰でも参加可能なオープン形式の大会より、フランチャイズリーグは優れたビジネスモデルだと彼は話す。

「VALORANTは最も急成長しているeスポーツです。アメリカでは最も視聴されているタイトルといっても過言ではないでしょう。昨年のVALORANTに関するSNSの統計だけ見ても、過去25年以上の中でトップクラスの数字でした。」

「オープン形式の大会はチームにとって将来の予測が難しいといったデメリットがあります。必ずしも成功が保証されているわけではありません。莫大な費用をかけようが、少額で済ませようが、勝つかもしれないし、負けるかもしれません。」

昨年末、EGは2024年に向け奔走していたかもしれない。しかし、給与の減俸、契約という名の監獄に選手を閉じ込めているといった報道が多く流れたことから、コミュニティでは心配の声があった。VCT 2024に出場するかどうかも不透明だった。

「VALORANT Champions 2023を終えた後、選手たちにはチームに大きな変化が必要になることを伝えました。正しい選択かもしれないし、間違っている選択かもしれないと。そして、選手たちは自分が加入したいチームに移籍することができました。それを実現できて本当に良かったです。」

「オフシーズン中、私たちはすべての選手にしっかりと給与を支払いました。増額分も支払いました。減俸せず、報酬を支払わなかったわけではありません。契約内容を尊重し、すべての約束を守りました。」

結果、Demon1、EthanがNRG、Boostioが100 Thieves、C0MがLeviatánに移籍した。昨シーズンのロスターから残ったメンバーはJawgemo、potterのみだった。また既存の選手含め新たに加入した選手の契約は2024年までと、必要最低限の契約をしたと批判されていたが、それは真実からかけ離れたものだと話す。

「私たちはVALORANTを信じています。必要最低限ではありません。私たちはこのリーグの一部でありたいと願っています。私たちにはpotterという非常に優れたリーダーがいます。彼女は才能を引き寄せます。昨年当初に『EGは世界大会優勝のポテンシャルはありますか?』と尋ねられた場合、『はい』と答える人はいなかったでしょう。」

また、DeAppolonioは前CEOが退職してから約半年、耳をふさぎたくなるような時期が続いたと話す。

「この半年間が暗黒時代だったことは理解しています。コミュニティの皆さんはチーム内で何が発生しているか分からず、多くの質問がチーム側に届きました。そして、私たちも多くは答えませんでした。願わくば、今回のインタビューがより透明性を高め、ファンや業界とのコミュニケーションを深めるきっかけになればと思います。」

DeAppolonioは、20年以上にわたってeスポーツの世界に身を置くベテランだ。当初は大乱闘スマッシュブラザーズのプロ選手として業界に足を踏み入れた。2018年にはOWLのHouston Outlawsの代表を務めるなど様々な職を歴任してきた。彼は新生EGには長い道のりが待ち受けているが、この組織が25年目の節目を最高の状態で迎えることができると考える。

「リーダーとして私が重視していることは、信頼と透明性を重んじることと、職場全体でポジティブなカルチャーを作り出すことです。私の下で働いたり、一緒に働いた人たちは、私の部署で過ごした時間を楽しんでくれていたと自負しています。私はこの組織を再び成功させることに執念を燃やしています。」

「2025年になったら、ゆっくりと今年を振り返りこう話すでしょう。『すべてが私たちにとって不利な状況だった。人々は私たちを信じなかったが、私たちは25周年、そして未来の成功を祝い、前進し続けていた。これからさらにチームは発展していくでしょう』と。このチームの歴史は何事にもかえがたいものです。次はEGの50周年を祝うことができることを望んでいます。」

9 コメント

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  1. 経営者として当たり前だろ 給料の高騰はチームを壊す

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  2. 尻拭いはきちいな

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  3. CEO飛んでたんか…可哀想に…

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    1. 別に飛んではないだろw

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  4. ポッターえっど

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  5. 契約内容が劣悪だったことは否定してない。契約通りに、約束通り守りました、とかよくもヌケヌケと。移籍に関してもそうだ

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  6. 前CEOはいっちゃんだるいところだけ押し付けて逃げたのか

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  7. 出たばかりのタイトルでいきなりCSプレイヤーレベルの給料要求されたら財政状況が著しく良いチームじゃない限りほぼ赤字になるわな

    一回でも夢見させてくれたんだから良い類ではあるが

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  8. どんな劣悪な契約でも法的に問題ない限りはサインした方の負けだもんな
    どうとでもとれる曖昧なこと書いてあったりしたら注記足させるとかで自己防衛するしかない

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