Gen.Gコーチ「HSKがMeteorに『センチネルをやってほしい』と説得した。当初は嫌々だったが、今では立派なセンチネルとなった。」

韓国・ソウルで開催されたVCT PACIFIC 2024 KICK-OFFの決勝でPaper Rexを下し見事優勝を果たしたGen.Gですが、試合後に行われた記者会見でメンバーそれぞれが今大会を振り返りました。

優勝した感想を教えてください。

solo：非常に満足いく大会でした。決勝では選手それぞれの実力が発揮され、良い試合をすることができたと思います。

4月にはVCT PACIFIC 2024 Stage 1が開幕しますが、警戒すべきチームを教えてください。

solo：Team Secret、Rex Regum Qeonは注目でしょう。今大会プレイオフに進出したDRX、T1、PRXを除くと、この2チームは要警戒だと思います。

1マップ目のアセントでは素晴らしいパフォーマンスを披露されました。PRXの攻撃を完全に防いでいましたが、何か準備されたのでしょうか？

Munchkin：すべてのチームに対して特に作戦を準備したわけではありません。私たちの強みを活かすことができるスタイルを確立させ、相手のプレイに応じて試合内で適応していく練習を行っていました。

Meteor選手はデュエリストからセンチネルに役割を変更しました。その理由を教えてください。

solo：t3xture、Meteorの2人はともにトップレベルのデュエリストですが、私が加入する以前からHSKコーチがMeteorに「センチネルをやってほしい」と説得していました。当初は彼も嫌々でしたが、デュエリスト時代からの素晴らしいエイムを活かし、今では立派なセンチネルとなりました。

Meteor選手自身はセンチネルを任されたことについてどう感じていましたか？

Meteor：センチネルはランクでもあまり使わない役割だったため、最初は慣れることに苦労しました。しかし、チームメイトやコーチ陣の皆さんがサポートしてくれました。まだまだ未熟ですが、皆さんが褒めてくれるため感謝しています。

バインドはPRXのピックマップでしたが、素晴らしいパフォーマンスを披露されました。13-4と圧勝されましたが、「勝ったな」と確信した瞬間はありましたか？

t3xture：最初から負ける気はありませんでした。PRXは撃ち合いが非常に強いチームですが、私たちチームもフィジカルが強い選手が揃っています。バインドでは前半ラウンドが終了した時点で勝ったような気がしました。

PRXには昨シーズン共にプレイしたMonyetが加入しました。対戦してみていかがでしたか？

t3xture：100%のパフォーマンスを出すことはできていなかったと思いますが、チームに合わせて上手く戦っていると思います。彼はこれからもっと成長すると思います。ポテンシャルが非常に高い選手で、彼にとって初の国際大会であるMastersへの出場が決まったことで少し緊張していたようです。

2マップ目のスプリットでは4-13と大差で敗北しましたが、3マップ目、4マップ目と敵に流れを許すことなく高いパフォーマンスを披露しました。2マップ目を終えた後、どのようなことを話しましたか？

Karon：次のマップに向けた作戦を考えていましたが、とりあえず激しい撃ち合いの中で人数有利で負けてしまった場合も混乱せずに戦おうといった話をしました。

Lakia：試合序盤で解決策を見つけることができなかったことが敗因だと感じました。次のマップでは自分たちの流れを乱さず、相手に振り回されないようにしようといった話をしました。

Karon選手は試合前日にSNSで「誠実な練習がMasters Madridに繋がった」と投稿されていました。今大会を振り返ってみていかがですか。また今後目指す選手像を教えてください。

Karon：大会序盤は私たちが準備してきたことを上手く発揮できず、紆余曲折を経てプレイオフまで上がってきました。しかし、大会中盤に自分たちが練習したことをそのままやろうと話しあったことで、自分たちの流れを掴むことができたと思います。

今後についてですが、他のチームメイト同様に「強い選手」になりたいです。優勝こそしましたが、私自身まだ足りない部分が多くあるため、それを修正しながらチームとともに世界最高の選手を目指したいです。

t3xture選手は韓国シーン、そして昨年とたくさんの苦労をしてきたと思います。今回の優勝で多くのファンから祝福のメッセ―ジが届いていますが、ファンに一言お願いいたします。

t3xture：いつも応援ありがとうございます。優勝した後、様々なことが頭を巡りましたが、特にこれまで応援して下さったファンの顔が一番頭に浮かびました。

私がこれまでどれだけ大変だったか、どれだけ練習してきたかを知って下さることが多いことに感謝しています。これからもっとがんばり、世界最高の選手になれるよう頑張ります。

Masters Madridへどのような準備をするでしょうか？まだ意気込みを教えてください。

solo：今大会では7試合、20マップもプレイしてしまったため、多くの情報が他チームに渡ったと思います。そのため作戦を改善していきながら、まだ未熟なマップを磨いていきたいと思います。Madridではもちろん優勝を目指すため、一生懸命頑張りたいと思います。