先日、VCT PACIFIC 2025から除名が発表されたシンガポールのBleed Esportsですが、CS2部門のヘッドコーチを務めるkassadが給与未払いを告発しました。4ヵ月以上の給与の未払いが発生していることに加え、他チームから加入した選手の移籍金やブートキャンプ費用が未払いであることを明らかにしました。
直近のニュースとBleed Esportsの内部状況を受け、私たちはこの情報を公に発表することを決意しました。数ヵ月間、内部問題を裏で解決しようと尽力してきましたが、皆さんに状況を共有しなければいけないと感じました。Bleed Esportsの上層部は私たちの懸念を一貫して無視し続けており、公にする以外の選択肢がありませんでした。そして、私たちはチームとの関係を断つことを決断しました。
チームに加入した当初から、私たちは給与の支払い遅れ(最大4ヵ月)、移籍金、ブートキャンプ費用、その他の支払いに苦しんできました。参考までに、所属するほとんどの選手が昨年12月に契約を結んだにもかかわらず、初めて給与を受け取ったのは翌年の4月でした。メジャー大会予選の前にブートキャンプを実施しましたが、費用は私が半分、選手たちがもう半分を負担しました。
他のチームからも数名の選手に関して移籍金が未払いであることが確認されており、未だに支払われていない現状です。取引先のチームには支払われない場合は法的措置を取ると脅されており、公表される可能性もありました。また、大会賞金の約60%が現在も支払われていません。
過去4~5ヵ月、チームは数週間にわたり公式試合や練習をキャンセルし、一部の支払いが行われるまで待つ必要がありました。Dota 2、VALORANT、R6S部門の選手たちも同様の懸念を私たちに共有しており、従業員が契約違反や給料の遅延を上層部に定期的に報告していました。チームの評判は悪化する一方で、この問題を知っている選手はチームへの加入を拒否するほどでした。私たちと上層部の関係は完全に破綻し、全員ができるだけ早く脱退したいと考えているようになっていました。
これらの財務的不安は、大会への準備、モチベーション、パフォーマンスに大きな影響を与えました。2024年になってもトップクラスのeスポーツチームが基本的な義務に苦しむことは強調すべきだと思います。Bleed Esportsの上層部からのコミュニケーションの欠如には驚愕するばかりです。彼らは支払いについて嘘をつき、空約束をし、状況が良くなることを私たちに期待させ続けました。しかし、私たちからの意見は完全に無視され、何の反応もありませんでした。
現在、法務チームと相談して今後の対応を検討しています。チームを効果的に運営するために必要な安定性を提供できる新しい所属先を探す予定です。さらに、チームのCEOは失踪し、誰もどこにいるのかも分かりません。出場予定のRES Regional ChampionsとThunderpick World Championship 2024には「UNPAID(未払い)」というチーム名で出場する予定です。
With no other options left, we are forced to do this.
— Aleksandar Trifunovic (@kassad) October 11, 2024
Sad , but had to be done. pic.twitter.com/qOEkdh1Bsf
VALORANT部門がインターナショナルリーグから除名された際、Riot Gamesは「重大な報告義務およびその他重要な責務の遵守を怠ったため」と説明していましたが、CS2部門に対して未払いがあったり、コミュニケーションを密に取っていなかったことを考慮すると、VALORANT部門に対して、そして大会運営に対しても同様の問題が発生していたのかもしれません。
また、VALORANT部門のコーチを務めるLEGIJAは「以前まではこのようなチームではありませんでした。加入した最初の数年間は非常に丁寧に選手たちに接していました。しかし、VCTに出場することが決定した時から状況は変わっていきました。正直、関係者全員に申し訳ない気持ちでいっぱいです。もっと可能性を秘めたチームだったはずでした」と述べ、VCT 2024への参戦が決定した後にチーム内で問題が発生したことを明らかにしました。
Days have not always been like this personally from me. First years we have been take very very good care of. Things eventually changed after we have qualified for vct. Feel sorry for everyone involved tbh. It had potential https://t.co/nTyhMLoawo
— Nikola Ninic (@LEGIJAcs) October 11, 2024
続けて「そのような状況下で働いている自分を想像してみてください。2年間頑張ってきてようやくの思い出手に入れたVCTの出場権を失った時、どのような気持ちになるのでしょうか。1年間家を離れ、異国の地や大陸で給与を支払われるのを待ちながらプレイする必要があったのです」と、チーム内でプレイしている海外選手に給与未払いがあったことを述べました。
Bleed Esportsは2021年に設立されたシンガポールのeスポーツチーム。当時5,080万ドル(当時のレートで約65億円)の資金調達に成功したことがニュースとなり、その豊富な資金でVALORANT部門にはドイツでプレイしたLEGIJAをコーチとして招集し、元G2のPythなどを獲得したことで話題を集めました。なお、crazyguyは先日「給与未払いは一度も発生したことがない」と話していたものの、他選手の状況は不明。実際に除名処分が下されたことから、VALORANT部門の他選手やコーチには未払いがあったのかもしれません。

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