先日、Tier 2シーンへの懸念を理由にVALORANT部門の活動休止を発表したMiTHですが、同チームのCEOを務めるMatthias Meti Beyer氏がFacebookでその理由を語りました。

今日は非常に悲しい日です。私たちはMade in Thailand(MiTH)のVALORANT部門の活動を一時休止することを決断しました。この決断は簡単なものではありません。長い間このチームを応援し、信じてきた私たちにとって非常に辛いものです。しかし、現在の競技シーンの環境は本来あるべき姿とは異なっています。

理由は以下の通りです。

  • ゲーム会社による市場への投資が不足しています。チームを維持するための資金が足りません。さらに、小規模な配信プラットフォームとの独占契約により、コミュニティが成長するどころか縮小してしまいました。その結果、スポンサーの関心が薄れています。収益共有が一切ない現状では、チームがすべての負担を背負わなければなりません。
  • タイ国内の他チームも多くが既にVALORANT部門を解散したり、もしくは給与を大幅に削減している現状にあります。今や対戦相手は大規模なeスポーツチームではなく、趣味で活動しているアマチュアチームがメインとなっています。

私たちはゲーム会社が同じくらいの情熱を持って取り組んでいる場合、eスポーツへ投資すべきだと考えています。しかし、現状ではその関係は一方的な状況にあります。将来的にはこの姿勢が変わり、ともにこの分野を成長できる関係になることを心から願っています。

そして、選手の皆さんのこれまでの努力に感謝します。皆さんの直近の成績は多くの感動をもたらし、タイ国内の最高のチームとして、世界の舞台でも戦うことができることを証明してくれました。VALORANT部門自体は休止となりますが、今後もMiTHの活動は続きます。今後の展開については後日発表予定です。

これまで東南アジアのチャレンジャーズリーグはタイ・インドネシア・フィリピンなど各国で独立した大会が行われていましたが、今年度から東南アジア大会に統合。それにより活動の場を失ったチームが増加したことや、公式配信プラットフォームとしてSOOPと契約したことで、昨年度のSplit 3では視聴者数が減少する事態に陥っていました。

VALORANTの競技シーンには2020年に参入し、Patiphan、PTC、Kntz、wannafly、CGRS、Lazなど多数のタイ出身の選手を要し、VCTのタイや東南アジア大会では2度の優勝、5回の準優勝を獲得するなど、アジアのトップシーンを駆け抜けてきたMiTH。昨年度好成績を収めたことで、今月16日に開幕するVCL 2024 SEA Split 1の出場権を保有していましたが、今回の休止に伴い、その権利は放棄する結果となりました。

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