X10 EsportsやXERXIA、Bleed Esportsでの活躍で知られるsScaryは1月9日、VALORANTの競技シーンから引退することを自身の配信で発表しました。昨年10月にBleed Esportsが事実上の解散となった後、新たな所属先を求めLFTを表明していましたが、5年の選手生活に終止符を打ちます。

引退理由について、配信ではこれまで長期間家族と離れていたことによるストレス、慢性化していた肩の怪我を挙げ、肩に関しては医師による治療や理学療法を受けても完治せず、練習のたびに痛みが再発し、パフォーマンスを維持することが難しくなっていたことを話し、今後はeスポーツ業界には復帰せず、プライベートを優先することを語りました。

また、配信ではインターナショナルリーグやチャレンジャーズリーグのチームから多数のオファーがあったものの、それらすべてを辞退して引退を決断したと言及。続けて、タイの競技シーンはすでにピークを過ぎ、現在は衰退しつつあるとし、選手活動を引退するにはちょうど良いタイミングだと考えていることを話しました。

現在25歳のsScaryは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。同年10月に加入したOvertime Esportsからキャリアをスタートしました。そして同年12月に移籍したX10 EsportsではCrws、foxz、sushiboys、Patiphanなどタイの実力派選手らと合流し、翌年にはVCT 2021 SA Mastersでは優勝を達成。また、東南アジア代表として、VCT 2021 Masters Reykjavík、VALORANT Champions 2021への出場を経験しました。

2022年にはX10のメンバーとともにXERXIAへ移籍し、VCT 2022 Masters Reykjavík、Masters Copenhagen、VALORANT Champions 2022へ出場するなど世界やアジアトップシーンで活躍しますが、2022年10月にBleed Esportsへ移籍を電撃発表。XERXIAのチームメイトはインターナショナルリーグへ参入したTalon Esportsへ移籍しましたが、sScaryのみチャレンジャーズでの活動を継続しました。

当時移籍を決断した理由についてインタビューでは「私と家族が一生生活に困らない十分な金額でした」と答え、金銭的な理由を挙げていましたが、Bleed Esportsではシンガポールのチャレンジャーズリーグで見事2連覇を達成。自身初となる英語をコミュニケーション言語とするチームながら、アセンショントーナメントでも優勝を果たし、2024年度のインターナショナルリーグ昇格を達成しました。

しかし、VCT PACIFIC 2024ではKICK-OFF、Stage 1、Stage 2ではいずれも最下位で敗退。さらに今日、Riot Gamesは「Bleed Esportsはチーム参加契約(TPA)により定められている重大な報告義務およびその他重要な責務の遵守を怠ったため、契約が解除されます」と発表し、Bleed Esportsをインターナショナルリーグから除名することを発表し、所属選手たちには新たな所属先を模索する機会が与えられました。

sScaryはコントローラーを得意とすることで知られ、キャリアを通してコントローラーでは400試合近くプレイする中、オーメンのK/Dは1.16、アストラは1.24、ヴァイパーは1.23、ブリムストーンは1.15と驚異的なパフォーマンスを発揮。その高いフィジカルと安定したパフォーマンスでX10 Esports、XERXIA、Bleed Esportsを牽引し続けました。

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