ストリーマーとして活躍するTenZは5月8日、所属するSentinelsから退団したことを発表しました。選手時代の2021年3月から所属していた同チームですが、約5年の関係に終止符を打ちます。

「もうご存じの方も多いと思いますが、私はSentinelsを離れます。素晴らしい時間を過ごすことができ、何ものにも代えがたい経験でした。選手やスタッフたちは、本当の意味で家族のような存在でした。少し寂しさもありますが、新しい章の始まりにワクワクしています。これまで私のキャリアを通じて応援してくれたファンの皆さんには心から感謝していますし、私がいなくなっても引き続きチームを応援してもらえたら嬉しいです。良いことにも終わりはあるものです。さようなら、Sen City。本当に楽しかったです!」

現在24歳のTenZは、2016年にCS:GOの競技シーンに参入。若くして頭角を現し、配信や動画投稿などを通じて人気を獲得しますが、所属したCloud9やATKなどで結果を残せない日々が続きました。そして、2020年にVALORANTへの移行を表明。同年4月にCloud9に加入し、黎明期から選手およびストリーマーとしてVALORANTの競技シーンを盛り上げてきました。

2021年3月にはSentinelsへのレンタル移籍を発表。2021年に開幕したVCT 2021では北米大会三連覇、VALORANT初の国際大会であるVCT 2021 Masters Reykjavíkで優勝など輝かしい戦績を収め、2021年6月頃にCloud9からの正式移籍が発表。移籍金は125万ドル(約1億4,000万円)と報じられており、VALORANTの競技シーン初の巨額契約となりました。

2022年シーズンはVCTのオープン予選敗退など成績は低迷しますが、過去の結果が評価され、翌年にインターナショナルリーグに参入。2023年は感染性関節炎新型コロナウイルスを併発しロスターから3週間離脱するなど不調に陥りましたが、VCT AMERICAS 2023 LCQではデュエリストやフレックスとして活躍し、急遽のロスター変更など苦しい状況の中でも最後までシーズンを走り抜けました。

2024年はJohnQT、Zellsisと新たな仲間と合流し、VCT AMERICAS 2024 KICK-OFFでは優勝と好調なスタートを切り、約2年ぶりに出場した国際大会のVCT 2024 Masters Madridでは見事優勝を収めました。Stage 1、Stage 2では上位入賞に届きませんでしたが、チャンピオンシップポイントランキング1位で出場したVALORANT Champions 2024では4位といった結果を残した後、2024年9月に競技シーンから引退を発表しました。

現在はTwitchのフォロワー数は435万人、YouTubeのチャンネル登録者数は248万人と、人気コンテンツクリエイターとして活動しており、WootingとPulsarと個人スポンサー契約を結ぶなど活躍の幅を広げていました。また、直近ではZETA DIVISIONのオフィスから配信を行ったり、VCT PACIFIC 2025の配信に登場するなど、日本と韓国への旅行の様子もSNSに投稿していました。

3 コメント

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  1. zeta tenz になってくれてもええんやで

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  2. お疲れさまでした

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  3. SEN公式が「今後スポンサー契約関連でいざこざが起きないようにする為なだけで、TenZは一生ファミリーだよ」って言っている。SENはTeam RazerだけどTenZはPulsarとマウス作ったりしてるしね

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