カナダ・トロントで開催中のVCT 2025 Masters Torontoのプレイオフ初戦でPaper Rexに敗れるも、ローワーブラケットでXLG Esports、Gen.Gを破りトップ4入りを果たしたG2 Esportsですが、JonahPがGen.G戦の振り返りや今大会にかける思いをSheep Esportsのインタビューで語りました。
Gen.Gに勝利し、3マップ目のアイスボックスでは信じられないような逆転劇を成し遂げました。勝利の感想をお聞かせください。
正直、最高の気分です。自惚れているように聞こえるかもしれませんが、こういう展開は以前にも経験しています。Masters ShanghaiでのTeam Heretics戦や、VCT AMERICASでの数々の試合などです。しかし、11-4までリードを許す形にはなってほしくなかったというのが本音です。
Gen.Gのようにテホを使うチームに対して、ロータスでテホをピックした理由を教えてください。
先日ロータスをプレイしていたときに、ネオン、ソーヴァ、ブリーチ、ヴァイパー、オーメンという構成を思いつき、その構成でPaper Rexと対戦して負けてしまいました。しかし、昨晩、休憩中のvalynが突然新たなアイデアを思いつき、それをチームに提案してくれました。Paper Rex戦では何かしっくりこない感じがあったので、その瞬間、全員が「これだ」と納得したのです。
そして、夜8時ごろに練習部屋に戻り、その構成で明日は行くと決め、すぐに練習を始めました。そこから深夜0時まで、4時間くらいかけて構成について話し合いました。以前に一度使ったことのある構成でしたが、今のメタには合っていません。しかし、理論的な裏付けと工夫のおかげで、成功させることができました。
上海でGen.Gに敗れましたが、今日の勝利はリベンジのように感じました。バンコクでの悔しさも含め、夢の実現に向けて正しい道を歩んでいると感じますか?
夢を叶えるために必要なものは、すべて揃っていると思います。私たちはローワーブラケットで本当に強さを発揮できますし、地元の声援も力になっています。バンコクや上海での経験も、たとえ結果が伴わなかったとしても、そこで得たものはとても大きかったです。今は勝つために必要な要素はすべて整っています。だからこそ、もしここで負けたら、それは完全な失敗だと思います。今は負けることは考えていません。決勝に進むことしか頭にありません。
地元トロントでトロフィーを掲げることは、JonahP選手にとってどのような意味がありますか?
私のすべてを意味します。特に今日は非常に重要な試合でした。なぜなら、私の家族のうち、父以外の全員がペットの猫の世話のためにモントリオールへ戻る必要がありました。もし、今日負けていた場合、彼らは戻ってくることはなかったでしょう。しかし、勝つことができたので、FNATIC戦でまた会うことができます。
今日の勝利とあの逆転劇は本当に特別なものになりました。言葉ではうまく表せませんが、ただただチームメイトたちを誇りに思います。本当にお互いを信じて支え合っていました。ラウンドが4–11のときでも、JoshRTは「俺たちが勝つ」と言っていました。誰もあきらめず、悲観することもありませんでした。
もちろん、スコア的には少し落ち込むのも無理はありません。しかし、アイスボックスはFNATICがLOUD相手に3–11から勝ったことがあります。今度は私たちがGen.G相手に4–11から逆転しました。
家族や大切な人たちが、JonahP選手の最大のモチベーションになっていると思いますか?
毎日そう感じています。今ここには彼女と父が来てくれています。兄弟2人と、もう9年間も家族同然に付き合っている兄の彼女は今回は来ることができませんでしたが、彼らはいつも私の試合を見てくれています。
彼女はとても支えてくれていますし、ゲームについてもすごく理解があります。試合前にはいつも、ちょっとした励ましのメッセージを送ってくれます。私がスマホを見ていると、「相手はこういうプレイをするよ」「怖がらないで」「ナイフは出さないで」みたいな細かいリマインダーをたくさん送ってくれて、それが本当に嬉しくて、大きな力になっています。正直、家族のためでなければ、あのような逆転劇を乗り越えるだけのメンタルは持てなかったと思います。
ヘイヴンは序盤こそコントロールしていたように見えましたが、ラウンド後のエコ判断や慎重すぎる動きが目立ちました。プレッシャーが影響していたと思いますか?
まさにその通りです。私たちはいわゆる最適化しすぎて、少し怖がってプレイしていました。しかも、怖がっていながらも、テンポは速かったのです。速く攻めるなら、アグレッシブでないといけないし、自信を持っていないといけません。なのに、怖がってプレイしていたので、崩れてしまいました。
ヘイヴンは一度流れを失い始めると、まるでレンガの壁にぶつかっているような感覚になるマップです。特にGen.Gの構成相手にはなおさらです。自分たちが流れを掴んでいたマップを落とすのは本当に悔しいです。
Gen.Gは感情に左右されやすいチームだってわかっているので、こっちがもう一度試合の主導権を握れば、彼らはその感情とプレッシャーに飲まれていくように感じています。私たちはその逆で、感情のコントロールに長けていて、落ち着いていられます。それが私たちの強みでもあります。だからこそ、アイスボックスで3ラウンド連取して11–7に追いついた時点で、「これは勝てる」と確信していました。
あの大逆転の最中、特にあの3ラウンド連取の前、チーム内では何が話されていたのでしょうか?
Gen.Gがタイムアウトを取ったのが11–7か11–8くらいのときだったと思います。そのときは、試合中に見えていたことや、これからどう動くかという話をしていました。でも主に話し合っていたことは、「プレッシャーをかけ続けろ」ということでした。こっちが圧をかけ続ければ、絶対に彼らは崩れると分かっていました。
ヘイヴンでもプレッシャーをかけていたのですが、先ほども話したように途中から守りに入ってしまいました。しかし、アイスボックスでは最初から「全開でプレッシャーをかける」という方針でした。
ただ、スパイク設置後は冷静に、マイクロコミュニケーションを意識して、お互いカバーし合って、自分勝手なプレイを控えるという流れです。そこさえ徹底できれば勝てると思っていましたし、実際にそれができたからこそ、勝てたと思います。もし崩れていたら、あそこでもう終わっていたと思います。
今回のようなアグレッシブなアプローチは、Gen.Gがトロントで最近マップを諦める傾向があることを意識した上での判断だったのでしょうか?
いえ、彼らを意識して決めたというよりは、私たち自身の判断でした。私たちはいろんなプレイスタイルを持っていますが、時々その中で迷ってしまうことがあります。本当に必要なのは「決断力」です。
試合に負けたり、マップを落としたり、スコアが4-11で劣勢になったりする原因は、たいてい優柔不断になって、躊躇しているからです。だからこそ、試合の後半は、最後まで集中して戦い抜きました。それさえできれば、きっと上手くいくと思います。
VCT AMERICASの連覇、Masters Bangkokの準優勝、そして今大会も少なくともベスト4が確定しました。現在のG2のメンバーこそが、アメリカの歴史だけでなく、自分自身の歴史も塗り替える存在だと感じますか?
そうですね。今のチームは優勝を狙えるロスターです。2位や3位になったところで、誰も覚えていません。私たちは、アセンションから上がってきて、このリーグを席巻したチームとして記憶されたいです。
初めてチャンピオンズ出場を決めたアセンションチーム、そして、初めてMastersを優勝したTier 2チーム、アセンションチームとして、皆さんに覚えてほしいです。前回はあと一歩だったからこそ、それを成し遂げたチームとして記憶されたいし、このチームならそれができると思っています。
VALORANT Champions 2025への出場1チーム目となりましたが、すでにパリ行きが確定している今の気持ちをお聞かせください。
嬉しいです。XLGとの試合の前から、勝てば出場が決まるということは分かっていました。しかし、実際に試合に勝ったあと、誰もそのことを気にしていませんでした。みんなただ勝利を喜んでいただけでした。
まだその先のことを考えている人はいません。今の大会に集中しています。しかし、よく考えてみると、「最初の出場チーム」というのはやっぱり嬉しいです。つまり、私たちがこのシーンを支配しているということですし、それが実感できるような感じで本当に気持ちいいです。パリを楽しみにしています。
G2のファンに向けて、メッセージをお願いします。
G2ファンの皆さん、今はG2ファンにとって最高のタイミングです。Twitterで一人ひとり皆さんを見ています。本当に愛しています。Spotifyで私たちの曲に「いいね」をして、バンドルを購入するのをお忘れなく!
でも二位しかとってないprxって大人気だよな
返信削除戦い方が魅力的で唯一無二って感じだからね
削除「Gen.Gは感情に左右されやすいチーム」←笑
返信削除国民性やから仕方ない
削除遺伝子レベルで刻まれてるんやぞ
JonahPの分析もまだまだだな
削除GenGが崩れた原因は国際大会の経験が足りない選手が紛れ込んでたことなのは明白なのに
↑しばらくいじれるなこれ
削除tier2ヅラするのやめよう。君たちリーグ初年度からtier1行けたよね?
返信削除感覚的にG2あんまり好きじゃなかったが、最近好きになっている
返信削除valynが試合中にあいつらはプレッシャーを感じてる、みたいなことをショートで見たけどチーム全体で共有してたことだったんだね。正にその通りでアイボはGen.Gが瓦解してたし、上手く敵を揺さぶってプラントした後は甘えの一切ない射線組で相手のヒーロープレイすら許さなかった。素晴らしいチームだね
返信削除実際ずっと安定して強いのにそこまで印象に残ってないしな
返信削除g2が涙1ヅラやめてね
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