ドイツで開催中のVCT EMEA 2025 Stage 2でグループステージ3位でプレイオフ進出を決めたBBL Esportsですが、Magnumがプレイオフへの意気込みをSheep Esportsでのインタビューで語りました。

グループステージはFUT Esportsに勝利で終えることができました。すでにプレイオフ進出は決まっていましたが、この試合はシード順を左右する重要な試合でした。勝利直後の気持ちはどうでしょうか?また、BBL EsportsとFUT Esportsのライバル関係は準備に影響を与えましたか?

最高の気分です。FUTの選手と特に近しいわけではないですが、正直言うと、あのチームの選手たちは本当に好きですし、特にyetujeyは本当に尊敬しています。彼らを倒して今大会から脱落させなければならなかったのは少し悲しいですが、それも競技の一部です。私たちにとって重要な試合でしたし、すでにプレイオフ進出は決まっていましたが、これはプレイオフで「もう一つ命」を得るようなものです。

そして、Vitalityをプレイオフに連れて行くことにもなりました(笑)。ライバル関係という意味では、グループステージを締めくくるには完璧な試合でした。FUTには何度も負けてきましたし、特に去年は負け続けてきました。だからこそ、今回勝利をもぎ取ることができ嬉しいです。試合前はとても緊張していましたし、シード争いがなかったとしても、トルコ同士のライバル関係がある以上、同じくらいのプレッシャーがあったと思います。

BBL Esportsのこれまでの成長についてどう感じていますか?チームはすでにピークに達したと思いますか?多くの人はChampionsへの出場を期待しています。

ピークに達したかどうかはまだ分かりません。断言は難しいですが、少なくとも今は非常に安定したプレイをできるレベルに達しています。去年、Karmine Corpに所属していた時と比べると、物事の見方は大きく変わりました。IGLとしてプレイしていた時は、ゲームの見え方などが異なり、大変でした。Karmine Corpでは非常に不安定で、一貫性を欠いていました。

しかし、今は本当に良いプレイができています。健康や天候など、様々な要因はあると思いますが、それでも常に安定しています。私たちは間違いなく、Championsの有力候補だと考えています。来週のFNATIC戦が楽しみです。Hereticsはこれまでの戦績から“天敵”で、個人的には苦手な相手です。一方で、Liquidとの試合はいつも接戦になります。だからこそ、FNATIC戦が真の試練だと思っています。とてもワクワクしています。

次のFNATIC戦について詳しく教えてください。

個人的には、FNATICは戦いやすい相手です。もちろん、NAVIの方が理論上は楽な相手だったでしょう。しかし、トップチームの中でもLiquidやHereticsと戦うより、FNATICと戦う方が自信があります。彼らは私たちと同じ構成でプレイしており、スタイルもとても似ています。

正直なところ、その日誰がエイムの調子が良いか、誰が良いコールをするかにかかっています。私たちには勝利する可能性があると信じています。ただ、接戦にはなるでしょう。本当に五分五分の試合になると思います。

もし、BBL EsportsがFNATICに勝つとしたら、その強みは何にあると思いますか?フィジカル、戦略、それとも両方でしょうか?

私たちは、彼らよりマッププールが間違いなく広いです。そして、彼らがやろうとしているスタイルを私たちの方が上手く実行できているとも思います。彼らにはScutttがアシスタントコーチとして在籍していますが、彼は以前BBLのアナリストを務めていました。

そのため、彼らは私たちと同じ思想を共有していると思いますが、私たちの方がそのスタイルを上手くやれています。特にミクロ面ではFNATICより優れていると思います。ただ、VALORANTは時にランダム性のあるゲームですので、最初の数ラウンドで誰が撃ち勝つか、誰が試合の流れを掴むかで決まってしまうこともあります。

Championsに出場する可能性が最も高いEMEAの4チームはどこだと思いますか?

プレイオフを見ている限り、個人的には残り1枠しかないと思っています。FNATIC、Heretics、Liquidは確実に出場するでしょう。残りの1枠は、プレイオフ残り5チームのどのチームにもチャンスがあると思います。私たちがFUTに勝てたことは本当に大きくて、万が一敗れても、もう一度チャンスがあります。もちろん負けるつもりはありませんが、この「もう一つの命」はChampionsがかかっているプレイオフではとても重要です。

Vitalityも有力候補だと思います。実際に彼らの試合を観ましたが、私たちと戦った時も強かったです。ただ少し運が悪かっただけのように見えます。KCもpyrolll次第では十分に食い込めるでしょう。

NAVIやGIANTXが4枠目を取る姿はあまり想像できません。彼らを軽視しているわけではありませんが、もし対戦するなら私たちが勝つと思っています。さらにポイントだけでも出場できる見込みは高いです。ただ、早く喜びすぎたくはありません。去年、Karmine Corpにいた時も「絶対に行ける」と思っていたのに、最悪の結果になってしまいました。

Karmine Corp時代から現在のBBL Esportsまで、選手としての役割はどのように変化しましたか?今の役割に満足していますか?

この数年で大きく変わりました。Apeksにいた頃はサブコーラーを務めることがあり、Enzoと良いシナジーがありました。そこで初めてその役割を経験しました。その後、Karmine CorpでIGLを務めましたが、本当に厳しい時期でした。ただ、その期間で多くを学んだと思っています。厳しかった理由は、若手が多く、前チームと異なる役割を担っていました。そして、結局チームは崩れてしまいました。もっと上手くやれた部分はありましたし、勝てた試合も多くありました。

今の役割と比べるのは難しいです。BBLはとても経験豊富なチームです。例えば、JamppiやsociablEEは経験豊富で、チームに大きなものをもたらしています。LêwNはデュエリストで、時には全員倒してしまうし、時には気づいたら倒されている時もあります。PROFEKは例外的で、若手にもかかわらず成熟しています。このチームはとてもプレイしやすく、自分自身を個人として成長させて、地域のトップ選手たちと撃ち合いで渡り合える環境を作ってくれています。

チームのバランスも良くて、私がマクロやミクロのアイデアを持ち込む余裕もあります。例えば、Jamppiがマップの反対側にいる時、私が残りのメンバーに指示を出すこともあります。私たちは全員がよく喋るチームで、毎回指示を出すわけではありませんが、それが私の仕事の一つで、やりがいもあります。時にはJamppiやヘッドコーチのPALと意見が食い違うこともありますが、それも健全な議論です。私たち妥協点を見つけることが上手く、何が最もうまくいくかを見つけるために、お互いに複数のアプローチを試すことにオープンです。

Magnum選手は2020年からVALORANTの選手として活動していますが、2021年にFNATICでブレイクし、チャレンジャーズを経て、Karmine Corp、そして現在のBBL Esportsへとキャリアを重ねてきました。キャリアについてどう感じていますか?2021年の頃より今の自分の方が強いと思いますか?

正直言うと、今が自分のキャリアで一番良い状態だと感じています。ゲームの見え方や感じ方に関してもそうですし、まだ自分には成長の余地がたくさんあると感じています。このチームに入ったことで、本当に多くの面で成長できました。

去年IGLをやっていた頃は、ステージに立つと心臓がバクバクしていましたが、BBLに加入してからは、それが完全になくなりました。とてもリラックスできるようになり、それが自分を解放してくれました。このチームに出会えたことで、ゲームにはいろんなやり方があると学びました。今は本当に自信があります。ただ、2週間後や2か月後にどう感じているかは分かりません。調子の浮き沈みは誰にでもあるものですから。

2 コメント

  1. まぁBoasterのことはよく知ってるはずだわな
    どっちのチームも好きだからいい試合をしてくれることを願う

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  2. うーん良い選手だ応援したくなる

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