フランスで開催中のVALORANT Champions 2025のグループステージ初戦でTeam Liquidに勝利を収めるも、アッパーファイナルでNRGに敗れたDRXですが、キャプテンのMaKoがNRGに敗れた要因やTier1で活躍し続けられる理由をSheep Esportsのインタビューで語りました。

NRG戦で敗れた後の感想をお聞かせください。

NRGはアメリカズの強豪で、厳しい試合になることは分かっていました。攻撃ではいい場面も多く、彼らのオーディンなども想定して準備していました。しかし、取れるはずのラウンドをいくつか落としてしまい、防衛は鋭さが必要でした。今回の試合から改善できる点は多いと思います。

ヘイヴンでウェイレイとネオンというデュエリスト2枚構成は珍しいと思いますが、その狙いと、Flashback選手をセンチネルではなくデュエリストとして起用した理由を教えてください。

基本的にはヒット&ランのような、素早くプレッシャーをかけてスペースを作る作戦でした。役割分担は対戦相手や試合ごとの適性に応じて決めています。各チームにそれぞれのスタイルがあるので、正解はひとつではありませんが、今回はNRGに合わせてこの構成にしました。

カロードではリードしていたのものの、NRGに逆転されてしまいました。2-0で試合を締めくくるために必要だったことは何だと思いますか。

攻撃では有利なポジションを取れることが多かったのですが、AからBへ移行する場面などでアビリティが足りず、こちらが主導するというより反応せざるを得ない展開になりました。防衛ではBサイトの守り方や全体的なポジショニングをもっと良くできたと思います。そうした細かい部分の差が結果に出たと思います。

DRXは毎年Championsへの出場を決めています。その経験は今年の準備や取り組みにどう役立っていますか?

経験はステージでの緊張や落ち着きを保つのに役立ちます。個人的には、何も知らずに純粋に楽しんでプレイしていた頃の方が、ある意味自由に感じられた時もありました。しかし、経験の一番の利点は、いざという時に自分を落ち着かせ、必要なことに集中する術を知っていることです。

Tier1で長年安定して活躍する秘訣は何でしょうか?

特別な秘訣があるわけではありません。与えられたチャンスに感謝し、最大限活かすこと、落ち着きを保つこと、そして努力を積み重ね続けること。それが結果的に安定に繋がっていると思います。

IGLかつベテランとして、コールと自分の撃ち合いのバランスはどう取っていますか?

Team Liquid戦では、明確なコール、質の高い撃ち合い、良い読みがうまく噛み合っていました。今日はHYUNMINのコンディションが万全ではなく、その分プレッシャーが増して、私自身がもっと前に出なければという感覚がありました。そうなると、コールと撃ち合いのバランスを取るのが難しくなります。

HYUNMINのような若手選手に、大舞台でのプレッシャー対策をどのように教えていますか?

自分が新人だった頃、先輩たちが「俺たちのどこがダメなんだ?次は絶対勝とうぜ」といった前向きな言葉で支えてくれました。私も同じように、結果に関わらず前向き姿勢を保ち、状況を受け入れてゲームを楽しもうと伝えています。そうした心構えが若い選手の大舞台での対応力に繋がると思います。

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