VCT EMEA 2025 Stage 2で優勝を収め、VALORANT Champions 2025への出場を決めたTeam Liquidですが、所属するPaTiTekが自身のキャリアや今大会の振り返りについて、Hotspawnのインタビューで語りました。

これまでVALORANTで長い旅を歩んできました。プロ選手になりたいと思ったのはいつからでしょうか?

実は12歳か13歳くらいのときから「選手としてゲームをやりたい」と思ってました。ただ、その頃は実際に「選手としてプレイできるゲーム」があるなんて知りませんでした。League of Legendsをひたすらプレイしていて、「誰よりも上手くなりたい」と毎日必死に上位を目指してプレイしていました。その後、CS:GOがリリースされて、プレイしてみたら「自分はこのゲーム、かなり上手いんじゃないか」と気づきプロになろうと決めました。

VALORANTがリリースされたとき、Counter-Strikeからすぐに切り替えたのでしょうか?

CS:GOではVAC BANを受けて、大会に出場できない状況になっていましたので、すぐに切り替えました。VALORANTが登場した時、「CSで諦めた夢をかなえることができる、二度目のチャンスだ」と思いました。別のゲームで全力を尽くそうと決意しました。すでに経験と知識を持っていたので、それをCSからVALORANTに移行するだけでした。トップにたどり着くまでは時間がかかりましたが、努力が報われて本当に良かったと思います。

Tier2チームで長らくプレイした後、Team Hereticsに6人目の選手として加入しました。6人目の役割として、どのような準備をしましたか?

実際、Team Hereticsには6人目というより5人目といった形での加入でした。名目上は6人目でしたが、実際には約6か月スタメンとしてプレイしていました。そのため、ベルリンに移住して、ゲーミングハウスで仲間たちと生活し、毎日10〜11時間、週6日みっちり練習しました。戦術の反復、自己理解、チーム理解、本当にハードな日々でした。

Tier2から強力なTier1のチームに飛び込むのは大きな飛躍でした。そこで最も重要なのは「適応すること」でした。最初は特に会場で自信をもってプレイすることに苦労しましたが、Liquidに加入してからは冷静にプレイできるようになったと思います。要するに、仲間とひたすら練習して、当時は5人目として戦う準備を整えただけでした。

今年度はKICK-OFFからStage1、そしてStage2までの間に、チームとして最も大きく変わった点は何だと思いますか?

trexxを迎え入れたことで、より高いレベルに到達できたと思います。チームの天井が一気に上がりました。KamykやSerialと一緒にプレイしていたときは、彼らの経験不足が大きな課題でした。常に欠けた5人目がいるような感覚でした。

しかし、trexxを加えてから、そのピースが埋まりました。彼は経験豊富で、コールもできるし、必要な場面で試合を決められる選手です。今の私たちは、個々が高い力を持ちながらも、Stage 2での優勝、そしてChampions制覇といった一つの目標のために団結できています。

Serialからtrexxへの交代が、最後の一押しでした。もちろんチームに溶け込むまで時間はかかりました。ゲーム内でもゲーム外でも、私たちが彼を理解し、彼も私たちを理解する必要がありました。しかし、毎日、毎週、試合ごとにその呼吸がより合ってきています。もう「あと一歩で優勝」や「決勝で惜敗」という結果には飽きました。今こそ勝ち切るときです。

今回の勝利で、Team HereticsをVALORANT Champions 2025に送り込むことにもなりました。どのような気持ちですか?(本インタビューはアッパーファイナルのBBL Esports戦後のインタビュー)

嬉しいです。というのも、2023年末にneilzinho(Team Hereticsのコーチ)から連絡をもらい、2024年の初めにTeam Hereticsの6人目として加入しましたが、当時他にチャンスがなかった私にその機会を与えてくれました。彼のおかげで私は救われました。

そのため、今回私たちが勝利して、彼らをChampionsに送り込めたことで彼らへの恩返しができたと思います。彼らが私に国際大会の舞台でプレイする機会をくれたからこそ、Team Liquidに加入することができたと思っています。彼らに恩返しすることができて、本当に嬉しいです。Masters Shanghaiでは恩返しできませんでしたが、今回の勝利こそが最高の恩返しだと思っています。

Championsで一番警戒しているチームはいますか?

特に警戒しているチームはありませんが、個人的にはPRXと再戦したいです。去年のマドリードでも、今年のトロントでも、Mastersでは2回とも彼らに敗れました。だからこそ、今回は適切なメンバーで、適切な心構えで彼らと戦いたいです。ただそれだけです。怖いわけじゃなく、ただ勝ちたいのです。

これまでの道のりを振り返って、Team HereticsとTeam Liquidから学んだことを教えてください。

Team Hereticsからは仕事に対する倫理観やスクリムでの立ち振る舞い、適切な心構え、成果を出すための働き方などについて、徹底的に叩き込まれました。例えば、大会で優勝したり、トーナメントで勝ち進んだり、リーグトップのチームになるために必要なことなど、仕事に対する考えを徹底的に叩き込まれました。そして、自分はスポンジのように知識を吸収していました。その経験を今、Team Liquidでも活かしています。

Team Liquidで学んだことは、自信を持つことです。以前は自信を欠いていて、外から見れば「トロールしてる」とか「実力を発揮できていない」ように見えることもあったと思います。しかし、今は違います。余計なことを気にせず、プレイにも日常にも自信を持って取り組むことができています。

自分が自分の力を信じ、撃ち合いもコールもすべてに自信を持てれば問題ありません。そして、チームメイトが同じかそれ以上のレベルでプレイすれば、どんな強豪にも勝てると確信しています。

17 コメント

  1. いいやつすぎるだろ・・・

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  2. trexxを迎え入れたことで、より高いレベルに到達できたと思います。チームの天井が一気に上がりました。KamykやSerialと一緒にプレイしていたときは、彼らの経験不足が大きな課題でした。常に欠けた5人目がいるような感覚でした。

    しかし、trexxを加えてから、そのピースが埋まりました。彼は経験豊富で、コールもできるし、必要な場面で試合を決められる選手です。


    VITっさんw

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    1. VITだとコールができないみたいな事言われてたのにな
      結局チームの問題だろ

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  3. TLは強いのにネタ枠のイメージ

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  4. PaTiTekがいるから、TL好きなんだよな

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  5. ネタ枠っぽいのに強いのがまたいい、natsさん、そろそろ優勝おなっしゃす

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  6. Kamykでさえ経験不足の世界ヤバすぎる

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    1. KamykとSerialに共通するのは吸い込みのミスだからな
      吸い込みミスったら蹴られるのでStage2だとアストラ採用なしになった

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    2. papiが吸い込みミスったのも経験不足だったのかな

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    3. TLの伝統芸だもんね

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  7. VITさんあざーすwってこと?

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  8. 結局ナッツが神って訳よ

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  9. カッケェこと言うじゃん

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  10. thで仕事に対する倫理観を持ったって話とkamyk,serialをボロクソに言う話が衝突事故起こしてる

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  11. PRXの歯茎とはまた違った信じられないようなミスからの負け筋さえ無くせば上位に行けるチームだと思う

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  12. 今なおTHの6人目の男

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  13. serialなんて経験不足なの分かっててコーチがゴリ押したのに結局ピックプールも合わないしちょっと可哀想だったな

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