フランスで開催中のVALORANT Champions 2025にパシフィック代表として出場するPaper Rexですが、PatMenが地元フィリピンメディアのPhilStarのインタビューでVALORANTを始めた理由やチームへの思いを語りました。以下、一部抜粋した文章を掲載しています。

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わずか6か月の間に、フィリピン出身のPatMenは、VCT 2025 Masters TorontoとVCT PACIFICでタイトルを獲得し、VALORANTのeスポーツシーンでその名を確固たるものにしました。フィリピン国内シーンで活躍していましたが、今年3月にPaper Rexへの加入が発表され、国際舞台への飛躍を果たしました。

PatMenがVALORANTを始める前、初恋の相手はバスケットボールでした。幼い頃からプレイし、地元ブラカン州の地区大会に出場。学生時代は2度の優勝を経験し、通っていたColegio de Sta. Monica de Angatの学内大会では常にMythical Five(フィリピンのバスケットボール大会で優秀な5人に贈られる名誉)に選出されていました。

大学進学を控えた彼は、マニラ首都圏の複数の大学でトライアウトを予定していました。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックが到来し、PatMenは新たな道を探さざるを得なくなります。「ここで初恋のバスケと別れて、VALORANTに切り替えたんです」とPatMenは語りました。

彼の兄がゲーミングPCを持っており、VALORANTをプレイしていたことからPatMenも挑戦しました。FPSの経験はありませんでしたが、すぐに夢中になり、ランクを上げるため本格的に取り組み始めました。

当初のインスピレーションは、DubstePや当時のBren Esports(後のTeam Secret)の活躍を見ることから得ていたといいます。「いつか彼らと一緒にプレイできたらという思いが、自分の最初のモチベーションでした」と彼は振り返ります。

Paper Rexに加入する前、PatMenはデュエリストやフレックスを務め、試合を一人で背負うスタイルでした。「1人では勝てない。前は自分で敵を倒すために無理をして疲れてしまっていました」と説明します。しかし、Paper Rex加入後は、チームワークにフォーカスするようになります。「仲間のプレイを作れるようにサポートしようと決めました」と語りました。

国際舞台は初めてでしたが、バスケットボールの経験が舞台上のプレッシャーに適応する助けになったといいます。「緊張することもありますが、バスケで観客に慣れていたので大丈夫でした。でも一番の学びはチームメイトとの関係の築き方だと思います」と話しました。

備考:以前、PatMenはインタビューで「alecksコーチは、私のスポーツ経験が役立っていると話してくれました。人と打ち解けて、チームと足並みを揃える力があると感じてくれているようです」と話しており、スポーツ経験が高く評価されていることを明かしていた。

憧れていた選手たちと同じチームになるのは不思議な体験で、当初はスターに圧倒される気持ちもあったと認めています。「以前は画面越しに見ていただけの選手が、今は仲間になっています。そのプレッシャーを成長へのモチベーションに変えて、彼らも自分を支えてくれました」と振り返ります。

国際大会にデビューしたばかりで既に2度の優勝を経験したものの、まだ仲間に追いつけていないと感じているそうです。「チームでは平等だといつも言われます。しかし、自分にはもっと成長が必要ですし、失敗から学ばなければいけませんが、それは『良いプレッシャー』です。失敗を恐れるような悪いプレッシャーではありません」

国際大会へのデビューの際も高い期待を抱いていたものの、シーズンが終わる前に2度の優勝を果たすとは思っていなかったと語ります。「本当に嬉しいです。特にトロントで優勝できたのは予想外でした」と話しました。

現在、PatMenとPaper Rexはパリで開催されるVCT最大級の大会「VALORANT Champions 2025」に参戦中です。PatMenが渡航書類を間に合わせられるか不安もありましたが、彼は再び世界の舞台でフィリピンの旗を掲げる準備ができています。

「フィリピンで応援してくれる皆さん、本当にありがとうございます。他のフィリピン人選手たちのこともぜひ応援してください。そして、私たちはいつもベストを尽くしているということを忘れないでください」とファンにメッセージを送りました。

11 コメント

  1. アジア系にしては体格が良すぎる

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  2. alecksは本当にいい選手を見つけたなぁ

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  3. 2年前まではダイヤだったんだよね

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    1. Ep2act1からレディアントです

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    2. ダイヤスタック(ep1ちょっとだけ)

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    3. スタックとは

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    4. 5年前で草

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  4. 俺と生物としての格が違いすぎて草

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  5. これにはジョージもニッコリ

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  6. プロゲーマーとして成功する人間は、やっぱり他の分野でも活躍できるもんなんだろうな。人間として優れてる。

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  7. フィリピン人から見た
    DubstePってやっぱ偉大なんだろうな
    日本人から見てもかっこよかったもんあのおじさん
    日本で言うところのLaz的な感じなんだろうか

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