Riot Gamesは9月5日、アメリカ、EMEA、中国、パシフィックの4つのリーグに所属するVCTのチームランキング「Global Power Rankings(GPR)」を発表しました。現在は各リーグ内での順位決定が主ですが、GPRは各チームのパフォーマンスを数値化し、異なる地域リーグ間で順位をつけることを目的としています。

GPRは、チームの戦績だけではなく、所属するリーグの強さも反映したパワースコアからなるランキングです。パワースコアはチームごとのELOとリーグごとのELOを組み合わせた数値で、それぞれ80:20の比重で構成されています。ELOの算出方法については明らかになっていませんが、パワースコアの計算は以下のシンプルな式となっています。

パワースコアの算出方法は複数あり、リーグや国際大会における勝利をはじめとするさまざまな項目が含まれています。以下の8項目のうち、上5項目はスコアに大きく影響し、下3項目はキャスターやアナリストの意見を取り入れたもので、上5項目と比較してスコアへの影響は小さいものの、重要な指標となっています。

  • ELOベースの勝敗:パワースコアが高いチームに勝利すると、スコアに大きく加算されます。一方、パワースコアが低いチームに敗北すると、より大きく減少します。
  • 直近の試合結果:最新の試合結果が順位に最も強く反映され、GPRは「今、どのチームが最も強いか」を捉えやすくなります。
  • 国際大会ボーナス:MastersやChampionsでの勝利は、パワースコアに大きなプラス効果があります。一方で、敗北した試合の影響はやや軽減され、出場自体に対して過度なペナルティを課さないようにしています。
  • リーグごとの強さ:各地域の国際大会での総合的な成績が、パワースコアの20%を占めます。これにより、国際大会出場の道が険しい強豪地域と、リーグ内成績が国際大会の成功を予測しにくい弱い地域との間でスコアを標準化できます。
  • 試合の重要度:地域リーグや国際大会において、レギュラーシーズンやスイスステージよりも、プレイオフの試合の方がスコアに与える影響が大きくなります。
  • ラウンドスコア:ラウンド数も影響します。例えば、13-0の完勝は13-11の接戦勝利よりもプラス効果があります。ただし、勝敗そのものがパワースコア変動の最大要因であることに変わりはありません。
  • 攻守別パフォーマンス:攻撃・防衛での成績も影響します。攻撃有利マップで防衛側がラウンドを取るなどの勝利はわずかなプラス効果をもたらします。
  • エコ/バイラウンドのパフォーマンス:武器購入状況(8,000クレジット以上/未満で単純化)を基準に追跡します。エコラウンド勝利のような想定外の勝利も、わずかにプラス効果があります。

2026年に向けては「プレイヤーごとのパワーランキングをチームに反映」や「より詳細なラウンド状況におけるパフォーマンスの数値化」なども導入を検討しており、eスポーツ責任者のLeo Faria氏は「さらにランキングシステムを整備し、将来的には大会への出場資格、シード決定などに活用する可能性がある」と述べ、大会への出場などに直接関与していく方針を明らかにしました

Global Power Rankingsは、VALORANTの公式サイトから確認でき、インターナショナルリーグにおける勝敗数や勝率、過去の大会戦績、対戦相手の平均パワースコアなど、さまざまなデータが確認できます。VCT 2025 Stage 2終了時点で、日本からリーグに参戦するZETA DIVISIONは48チーム中35位、DetonatioN FocusMeは40位となっています。

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