Riot Gamesは9月6日、VCT EMEA 2025に出場するMovistar KOIとリーグとの契約に違反としたとして、パートナーシップ契約を終了したことを発表しました。それに伴い、所属選手は今シーズン終了後にフリーエージェントとなります。

「Riot Gamesは、Movistar KOIがリーグとの契約に違反したとして、VCT EMEAにおける同チームとのパートナーシップ契約を終了しました。所属選手たちは今シーズン終了後にフリーエージェントとなります。現在、VCTの移籍ウィンドウは終了していますが、ロスターから外された選手は一定期間契約可能となる特例が適用されます。今回のケースでは状況を踏まえ、この特例期間が移籍ウィンドウの再開まで延長されることになりました。」

「この決定はVCT EMEAに限定されており、Movistar KOIが他のRiot Gamesのタイトルのリーグ、大会に参加することには影響しません。これにはアカデミーのKOI Fénixも含まれ、同チームは引き続きChallengers EMEA Spain Risingに出場可能です。それに伴い、KOIの代わりとなる新チームは2026年から参入します。候補チームは後日発表する予定です。なお、この変更はアセンションに影響はなく、昇格枠は引き続き2枠で、2026年も12チーム体制が維持されます。」

発表直後、KOIのオーナーであるIbai氏が動画を公開し、「Riot Gamesから事前の警告は一切受けていない」と述べ、「昨日、Riot Gamesからメールが届き、緊急会議の内容は私たちリーグから外されるというものでした。何の予告もありませんでした」と不満を表明。オーナー兼Twitchのフォロワー数約2000万人を抱えるオーナーのIbai氏自身も、自らウォッチパーティーを全面的に取り組むことや、競技・商業の両面でチーム体制を強化することを提案したものの、Riot Gamesから拒否されたことを明かしました。

「Ibai Llanosのウォッチパーティーの代役を立てることをしなかった」などの指摘もあり、オーナーのIbai氏は契約で義務付けられていたウォッチパーティー時間を満たすことができなかった問題も語りましたが、このオーナーのウォッチパーティー時間の契約はVCT EMEAの中でKOIだけが課されていた特別な契約内容であることも話しました。なお、Ibai氏は動画で、チームスキン販売の低調、チームの成績不振、そしてリーグの基準を満たないコンテンツ制作など、いくつかのチーム側の問題も認めています。

また、eスポーツメディアのSheep Esportsによると、KOIはRiot GamesよりKOIの契約不履行は繰り返し指摘されていたと明らかになっています。同メディアがKOIの関係者から入手した情報でも、2024年から同問題が懸念されていことが明らかになっていますが、これは2024年1月にKOI、MAD Lions、Movistar Ridersが合併したことで、事務的な遅延が生じていた最中でした。

2025年1月にはRiot Gamesが本格的な警告を発し、チーム側に契約違反を通告。その後、Riot GamesがOverActive Media(KOIの運営会社)の責任者と対談し、問題改善について話し合いを進めていました。責任者の認識では、その後警告はなく、Riot Gamesと2026年のチームスキンに向けた準備を進めていたため、パートナー契約の終了はないものだと思っていましたが、9月初週にRiot Gamesから届いた緊急会議のメールにて、「契約上の問題を理由にパートナーシップの即時終了」が通告されました。

なお、Sheep Esportsは昨月末、KOIが来シーズンに向けてすでにヘッドコーチとしてYabaと契約することが報じていました。YabaはアカデミーのKOI Fénixを2度のチャレンジャーズ優勝に導いた名コーチで、Ibalは今回の声明で「2026年はKOIのVALORANT部門の歴史で初めて、自分たちが望むロスターを作れる年だった」とまで語っていましたが、Yaba本人も今回のパートナー契約終了は正式発表の30分前に知らされたとメディアに語りました。

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