欧州を拠点に活動するeスポーツチームのG2 Esportsは11月13日、VALORANT部門に所属するJonahPをロスターから外したことを発表しました。この発表により、元The Guardであり、G2 Esportsのコアメンバーと共に歩んだ約4年の旅に幕を下ろします。

現在25歳のJonahPは、2020年にVALORANTの競技シーンに参入。同年10月に加入したComplexityからキャリアをスタートしました。その後はImmortalsを経て、2021年12月に加入したThe Guardでは"The Professor”の愛称で親しまれ、VCT 2022 Masters Reykjavíkへの出場、2023年にはアセンショントーナメント優勝など、安定したクラッチ力を武器にチームの支柱として活躍してきました。

The GuardがRiot Gamesとのパートナーシップ契約の締結に失敗し、リーグへの参入を認められなかった後も、チームはコアメンバーを維持したまま、G2 Esportsへ移籍。加入後は国内シーンで急速に順位を上げ、VCT AMERICAS 2024 Stage 1とStage 2で準優勝を果たし、VCT 2024 Masters Shanghaiでは3位、VALORANT Champions 2024 Seoulではプレイオフ進出といった結果を収めました。

2025年シーズンではjawgemoと合流し、VCT AMERICAS 2025 KICK-OFF、Stage 1、Stage 2で3連覇の偉業を達成。地域リーグでは圧倒的な強さを誇ったものの、VCT 2025 Masters Bangkokでは準優勝、VCT 2025 Masters Torontoでは4位、VALORANT Champions 2025 Parisではトップ8と、惜しくも国際大会優勝のトロフィーを掲げることはできませんでした。

JonahPはイニシエーターやコントローラーを得意とすることで知られ、キャリアを通してスカイのVLR Ratingは1.04、ソーヴァは1.15、KAY/Oは1.06、ヴァイパーは1.03と堅実なパフォーマンスを発揮。VCT AMERICAS 2025 Stage 1でアシストランキング1位を記録したときは、「Jawgemoのような選手がいれば、サポートに専念できる。個人スコアなんてどうでもいい。大事なのはアシストの数だ」と述べ、キル数などのスコアは気にせず、サポートに専念することが勝利の秘訣であることをインタビューで語っていました。

JonahPが脱退したG2 Esportsのロスターは以下になります。今回の発表はベンチ入りですが、G2 EsportsはXで「チームメンバーではなくなった時点で、動画での適切な発表を行います」と述べていることから、スターティングメンバーには復帰せず、契約満了次第、正式に離脱することが考えられます。チームは開幕迫るRed Bull Home Ground 2025に出場予定で、近日中にロスターを発表すると考えられます。

  •  Jacob "valyn" Batio
  •  Trent "trent" Cairns
  •  Alexander "jawgemo" Mor
  •  Simo "leaf" Mykkänen
  •  Josh "JoshRT" Lee(ヘッドコーチ)
  •  Peter "shhhack" Belej(アシスタントコーチ)

5 コメント

  1. ジョナ・・・泣
    引退するのかも分からないけど、もし続けるとしても良いtier1チームに拾われてくれよ、
    ジョナレベルのフレックス欲しいチームなんてtier1チームにたくさんいる。

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  2. 代わりにinvyがG2行くってリーク見たけど、マジならアツすぎる。やっと解放されるのか

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  3. 代わりがinvyなら納得だし、結局国際大会勝てなかったから変更するのは間違ってないと思うけど、The Guardコアが2人だけになるのは寂しさあるな

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  4. 仮にもAmericas3連覇やのに抜けるんやな

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  5. I love you, JonahP.

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