東南アジアを拠点に活動するeスポーツチームのTalon Esportsは11月18日、Riot GamesとのVCT PACIFICのパートナーシップ契約終了を受けて、VALORANT部門を解散し、選手たちを放出することを発表しました。また、VCT PACIFICの責任者であるJake Sin氏もXを更新し、Talon Esportsの選手らの移籍を最大限サポートしていく意向を示し、新たなパートナーチームについては、タイのコミュニティに根付いたチームを選定していくことを明かしました。

「Talon Familyの皆さまへ。本日、Riot GamesよりVCTから当チームが除外されたことを受け、VALORANT部門から撤退することを深い悲しみと遺憾の念とともにお知らせいたします。私たちはRiot Gamesの決定を全面的に受け入れており、過去1か月にわたり、未解決の問題に対処するために尽力し、協力してくださったことに感謝しています。」

「これらの問題は最終的に解決可能であると今も確信していますが、Riot Gamesが今回の措置を進める必要があることも理解し、その判断を尊重しています。現在私たちが直面している財政的な問題は、主に今年初めに完了予定だった資金調達ラウンドが数か月にわたり遅延していることが原因です。この遅延が、eスポーツ事業全体の運営に大きな影響を及ぼしました。」

「私たちの最優先事項は、実力あるロスターが来季も新たな組織の下でチームとして競技を続けられるようにすることです。円滑な移行を実現するため、Riot Gamesと連携しながら、選手たちに必要な追加支援を提供していきます。選手たちが最大限の能力を発揮できる環境を整えること以上に重要なことはありません。Talon EsportsはVALORANTの第一線から退き、今後について再検討する期間に入ります。これまでの歩みを支えてくださったすべてのファンの皆さまに、心より感謝申し上げます。」

また、VCT PACIFICで責任者を務めるJake Sin氏も今回の発表について、問題を解決するために数週間にわたって協力してきたものの、最終的にはこの決断を下さざるを得なかったことを明かしました。また、選手の他チームへの移籍はRiot Gamesも引き続きサポートしていくことをコメントしました。

「私たちは先ほど、Talon EsportsとVCT PACIFICとのパートナーシップ契約終了を発表しました。これは本当に苦しい決断であり、Talon Esportsの問題を解決するために数週間にわたって密接に協力して取り組んできた結果の判断です。最終的にはこの決断を下さざるを得ませんでしたが、Talon Esportsの今後の成功を心から願っており、これまでリーグにもたらしてくれたすべてに感謝しています。」

「影響を受ける選手たちには、私が直接今後の選択肢について話しました。彼らは、他のチームとしてでも、複数チームに分かれてでも、私たちのエコシステムの中で歓迎される存在です。再び彼らがこのリーグでプレイする姿を見られることを心から願っています。非常に辛い状況であることを理解していますので、私自身と私含む運営チームは可能な限りのサポートを提供していきます。」

「新たなパートナーチームについては、2026年シーズン開幕までに選出するため、選考型の応募プロセスを実施します。私たちの優先事項は、タイのコミュニティにしっかりと響くチームを見つけ、VCT PACIFICにおけるタイの代表性を維持することです。詳細はお伝えできる段階になりましたら共有しますので、この状況を共に乗り越える中で、皆さまの変わらぬご支援に感謝しています。」

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