アイスランド・レイキャビクで開催中の「VALORANT Champions Tour 2022 Stage 1 Masters Reykjavík」プレイオフの敗者側トーナメント決勝戦で、「ZETA DIVISION」が「OpTic Gaming」に0-3で敗れ世界大会3位で終了となりました。

OpTic Gaming vs ZETA DIVISION

  •  OpTic Gaming [3-0]  ZETA DIVISION
  •  OpTic Gaming [15-13]  ZETA DIVISION (Haven)
  •  OpTic Gaming [13-05]  ZETA DIVISION (Fracture)
  •  OpTic Gaming [13-08]  ZETA DIVISION (Bind)

決勝進出をかけ「ZETA DIVISION」が対戦したチームは、北米代表の「OpTic Gaming」。昨年にはEnvyの名で活躍したチームで、昨年9月のMastersでは世界大会3位を手にしています。

1マップ目はOpTic Gamingが選択したヘイブン。アタッカー側からスタートしたZETA DIVISIONは、素早い攻めでDep (ジェット) のエントリーからTENNN (レイズ) のトレイルブレイザーで1キルを取得。シフトが早いOpTic Gamingにサイトへの侵入を抑えられますが、SugarZ3roのクラッチでピストルラウンドを取得しました。

続くラウンドも初戦のDRX戦を彷彿とさせるAサイトへの素早い攻めでOpTic Gamingを圧倒。敵のエコラウンドを難なく取得し、立て続けに5ラウンドを連取します。

しかし、OpTic GamingはZETA DIVISIONの高速な攻めに順応していきます。Aサイトに人数をかけ強気で前目を取る動きや、yay (チェンバー) の4キルでZETA DIVISIONのセットアップを崩し5ラウンドを取得。ZETA DIVISIONも2ラウンドを返し、前半ラウンドは7-5でZETA DIVISIONがリードを得ます。

後半ラウンド、ディフェンダー側に移ったZETA DIVISIONはミッドを押す強気な動きでピストルラウンド取得。続くラウンドでもAロングの交戦でcrow (ブリーチ) のスタン、SugarZ3ro (アストラ) の吸い込みで前を抑え、OpTic GamingのAサイト侵入を防ぎます。

勢いに乗ったZETA DIVISIONは4ラウンドを連取し11-5と大きくリードを広げますが、OpTic Gamingの反撃が始まります。ZETA DIVISIONの詰めを警戒しつつ、要所要所でエリアを広げる動き、そしてMarved (オーメン) の揺さぶりが功を奏し、立て続けにラウンドを連取。ZETA DIVISIONは1ラウンドを返しますが、12-12でオーバータイムに突入します。

緊迫したオーバータイム。Marvedは豊富なクレジットの中で敢えてショットガンのジャッジを購入。CサイトにセットアップをするZETA DIVISIONですが、Marvedはスモークの中に隠れ近距離戦に持ち込み2キルを取得。TENNNのカバーでスパイク設置まで漕ぎつけますが、最後はcrashiesのクラッチでZETA DIVISIONはラウンドを落とします。

オーバータイム2ラウンド目はSugarZ3roの活躍でラウンドを返しますが、OpTic Gamingは最後まで粘り強く戦い抜き2ラウンドを取得。1マップ目のヘイブンは13-15でOpTic Gamingが勝利しました。ヘイブンで特に活躍した選手はOpTic GamingのMarved。サイト間のシフトでZETA DIVISIONを揺さぶり、更にオーメンながら35キルと驚異的なスコアを叩き出しました。

2マップ目はZETA DIVISIONが選択したフラクチャー。フラクチャーはZETA DIVISION、OpTic Gaming両チーム共に、今大会で勝率100%を誇るマップで、丁寧なセットアップをするZETA DIVISIONに対し、OpTic Gamingはネオンを軸にした素早い展開を得意としています。相反する戦術を取る両チームですが、試合は序盤からシーソーゲームが続き、5-7とOpTic Gamingがリードを広げ後半ラウンドに移動します。

後半ラウンド、ディフェンダー側に移動したZETA DIVISIONは人数を固めてエリアを広げる動きや片方のサイトに人数をかける防衛を取りますが、OpTic Gamingの攻めに順応できません。ネオンを軸に情報を集め人数が少ないサイトを固執して攻める動きに苦しめられ、後半ラウンドは1ラウンドも返すことができず、フラクチャーは5-13でOpTic Gamingが勝利となりました。

3マップ目はバインド。ZETA DIVISIONにとって今大会で芳しくない結果を見せるバインドですが、序盤からOpTic Gamingが有利に試合を展開していきます。

ディフェンダー側からスタートしたZETA DIVISIONはヴァイパー、セージで時間を稼ぐ防衛方法を取りますが、OpTic Gaming側はyay (チェンバー) のエントリーを軸にしたドライピークで勝負してくるシーンが多く、オペレーターを持ち出さないZETA DIVISIONに対策してきたような攻めでOpTic Gamingがラウンドを連取します。

ZETA DIVISIONはAショートを強気に攻める不意を突く防衛など計4ラウンドを返しますが、前半ラウンドは4-8とOpTic Gaminigにリードを許し、後半ラウンドに移動します。

後半ラウンド、ZETA DIVISIONは人数をかけた丁寧なセットアップで4ラウンドを返します。しかし、OpTic Gamingのフィジカルの高さ、そしてZETA DIVISIONの動きを予想していたかのようにマップコントロールを掌握。crowのクラッチでラウンドを返しますが、ZETA DIVISIONはOpTic Gamingがエコの重要な局面でラウンドを落とし、最終的には開いた差を埋めることができず8-13でOpTic Gamingが勝利。マップスコア0-3でOpTic Gamingが勝利し、ブラジル代表のLOUDが待ち受ける決勝戦に進出しました。

試合後インタビュー (リンク)

OpTic戦、まずは感想をいただけますか?

Laz:OpTicが凄く強くて、自分達が力不足でした。

特にどのような点がOpTic、強く感じましたか?

Laz:OpTicの戦い方を本当に最後まで突き詰めているというか、その中で少しずつ、アドリブを含めたりという戦い方に対応できなかったなと思います。個人技も凄く強いし、フェイクも、「これは本命だろう!」って思って寄った瞬間、フェイクがかかってきたり、それでめっちゃひっかかっちゃって。

crow:本当に強くて。自分たちも用意してきた作戦はあるんですが、それに試合の中で上手く対応されて、逆にこっちが辛くなってしまうみたいな状況になったりとか、本当に相手の対応が上手かったです。

2021年では悔しい結果の中、2022年に備えてたくさんの練習、そしてメンバーチェンジで臨んでて来た今大会、昨年度と今年でその差が縮んだようにも思いました。どのような理由がその結果を生み出したと感じていますか?

Laz:前のメンバーとの比較になってしまうのが好きではないんですが、コーチ主導で皆が1つになって全力で練習に時間をかけて、同じ方向に進めたなというのは感じました。

crow:今言っていた通りなのと、自分たちの場合は日本でブートキャンプだったり大会前に集まって長く過ごす時間があったのもあるかなと思います。

今回3位ということで、その上にはLOUD、OpTic Gamingがいます。世界との差というのは選手の体感としてどのくらい感じましたか?

Laz:ぶっちゃけ今日のOpTic戦は壁を感じました。凄い強かったです。もう少しいけるかなと思ったんですけど。

crow:本当に勝てる自信はあったんですけど、こういう土壇場の対応力というのはやっぱり凄いなと思いました。世界の壁は。

Masters 2、今度は日本のチームと戦ってそれを乗りこえていかなければいけません。プレッシャーは感じますか?

Laz:自分たちが本当に通用するのかというのは、実績が無い新しいチームだったのでそこは不安だったんですけど、実際にStage 1の日本大会優勝できて、世界大会でここまで来れて自信は凄くあるので、Masters 2でも世界大会目指して頑張りたいなと思います。

今回の世界3位は、負けちゃった後だからかもしれないですけど、全然満足していないので、Masters 2で優勝目指して頑張っていきます。

crow選手、最後に感想をいただけますか?

crow:僕自身、今回の大会、この半年くらいの活動でここまでこれるとは思っていなかったんですけど、やってみて悔しい、悔しいですね。ここまで来たからには優勝したかったし、負けてしまったのは本当に悔しいので、次はもっと強くなって帰ってきます。

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